88年のセカンドアルバムです。前作よりもリズムがはねるようになり、明るくなっています。サイケなロックとダンスミュージックの融合を図る自作の前哨戦のような作品で、ダンスは踊れないかもしれませんが、明らかにリズムを意識するようになっています。マッドチェスターの元祖はニューオーダーですから、テクノではありませんが、ダンスミュージックと言う概念が
サイケデリック な世界に新しい息吹を吹き込んでいます。
1. Country Song
2. Moving In With
3. Mad Cyril
4. Fat Lady Wrestlers
5. Performance
6. Brain Dead
7. Wrote For Luck
8. Bring A Friend
9. Do It Better
10. Lazy Itis
プロデューサーはMartin Hannettで、John Caleの実験的な
音楽 から解放されて、大分ポップになっていますが、やはり普通ではないクセがあります。このクセが無くなってしまうと、売れるようにはなるのですが、ファンには評判が良くなくなってしまいます。ですから、このアルバムが一番彼ららしいと高く評価されています。ここまでポップだとサイケと言う感じではなく、病的と言った方が良いかもしれません。
ポストパンクである訳ですが、ニューウェイヴとは違う、どこかこだわりもさほどなく、自由にやっている感じがあります。
ファンク のリズムを取り入れているようですが、とても
ファンク には聴こえません。この独自のグルーヴこそがこのバンドの特色なのです。打ち込みではなくバンドサウンドにこだわっているので、独特な感じになっています。アシッドと呼ぶには、さほど危険な感じはありあません。
Country Song
VIDEO Moving In With
VIDEO Mad Cyril
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