2002年の作品で、2001.9.11の後だけに、かなりメッセージ性が強い作品になっています。始めてアメリカの国内が攻撃された訳ですから、アメリカに住んでいる人達にとっては衝撃的な事件だったと思います。プロデューサーはAdam Kasperで、その歌詞を表現するにふさわしいダイナミズムがあります。グランジと言うよりもオルタナと言う表現が似合っています。
1. Can't Keep
2. Save You
3. Love Boat Captain
4. Cropduster
5. Ghost
6. I Am Mine
7. Thumbing My Way
8. You Are
9. Get Right
10. Green Disease
11. Help Help
12. Bushleaguer
13. 1/2 Full
14. Arc
15. All Or None
当時はアメリカ国内で
音楽 も制限されるほど厳戒態勢がしかれていました。そんな中、ブッシュ政権を批判する歌を歌っています。やはり、こうした売れているバンドが声明を発するような歌を出さなければ、ロックは完全に死んでいる事になってしまいます。放送禁止をくらう恐れもあった中、よくぞ発言してくれたと思います。誰もが言葉を失った中、きちんとした意見を言えるのがロックバンドだと思います。そしてそれは
音楽 にも反映していて、そんな言葉を乗せる為のプログレッシヴな構成になっています。そこを理解して聴かないと、地味な作品に聴こえてくる事でしょう。
このアルバムは言葉と
音楽 が見事に融和した結晶なのです。シングルのI Am Mine、Bu$hleaguer、Save You、Love Boat Captainはそれほど売れていません。アルバムも、これまでに比べれば落ちています。しかし、ファンなら、このアルバムがどれほど充実した内容になっているか分かるはずです。ちょっと間違えばブルーススプリングスティーンみたいになるところを、なんとかこのバンドらしさでまとめています。もう少しノイジーでも良かったと思いますが、癒しの部分もあるのです。
Can't Keep
VIDEO Save You
VIDEO Love Boat Captain
VIDEO