92年のセカンドアルバムです。マッドチェスターは寿命が短く、早くもブームが去っていたので、マッドチェスターそのものとも言える、このアルバムの内容は素晴らしい出来にも関わらず、ファーストほど売れませんでした。プロデューサーはU2でもお馴染みのFloodで、ファーストとは違った感じでまとめています。ファーストでは70年代的だったオルガンの使い方が鳴く案っているので、洗練はされていますが、私はファーストの方が好きです。
1. I Don't Want To See The Sights
2. Ignition
3. Page One
4. Tremelo Song
5. The End Of Everything
6. Subtitle
7. Can't Even Be Bothered
8. Weirdo
9. Chewing Gum Weekend
10. (No One) Not Even The Rain
ネオアコのようなコード進行をテクノに発展させたTremelo Songなど、ユニークな進化を見せていますが、一般的に伝わるにしては地味な進化なので、売り上げには反映しませんでしたが、
音楽 的には充実して、このバンドの将来性が楽しみになるほど期待感に溢れています。しかし、私生活ではメンバーの間に問題が起きて、バンドとしては危機に陥る事になります。ブームは去っても、シューゲイザーなどへの対応も出来ており、作品としては上出来です。
何といっても歌がブリットポップしていて心地良いです。歌が中心のバンドは、やはり歌の旋律の善し悪しは重要で、ヒップホップの影響で、旋律が解体されていった90年代において、ブリットポップの存在は重要で、良い曲を作れば売れると言う事を90年代でも証明していきます。主流はテクノやヒップホップであり、サビだけ良く出来ていれば後はOKみたいなところがありましたが、ブリットポップはビートルズの遺伝子が脈打っているので、Aメロから素晴らしい旋律が創られています。名盤です。
I Don't Want To See The Sights
VIDEO Ignition
VIDEO Page One
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