FC2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
08 | 2012/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20120915]

Lunatic HarnessLunatic Harness
(1997/07/29)
U-Ziq

商品詳細を見る
Lunatic HarnessLunatic Harness
(1997/06/30)
Mu-Ziq

商品詳細を見る


97年の作品でPlanet Muレーベルからリリースされています。前作からサンプラーを使うようになりますが、このアルバムではいきなりドリルンベースのなっています。これまでは音楽的だったうわものも抽象的になっています。ドリルンベースの使い方も、他のアーティストとはひと味違うユニークなブレイクビーツになっていて、やはりリズムの作り方はアグレッシヴです。

1. Brace Yourself Jason
2. Hasty Boom Alert
3. Mushroom Compost
4. Blainville
5. Lunatic Harness
6. Approaching Menace
7. My Little Beautiful
8. Secret Stair Pt.1
9. Secret Stair Pt.2
10. Wannabe
11. Catkin and Teasel
12. London
13. Midwinter Log

それらしきスタイルを模倣するミュージシャンが多い中で、この人達コーンウォール派は自由な発想を良しとしているので、細かい部分で他の人がやっていないような工夫があって、それだけで聴く価値があると思います。上ものはリチャードジェイムスの影響がかなり感じられます。おそらくですが、この人が使っているソフトを私が津あkっているソフトは同じもののようで、SAMARQANDの昔の曲と同じような音源が沢山出てきます。私も無意識のうちに同じような音源を選んでいました。

ビッグビートのようなヒューマンボイスのサンプリングも使って、いつもながら明るい雰囲気になっています。結構クールなテクノサウンドも使っていますが、この人の場合、冷たい感じにはならないのです。曲の展開の仕方も、かなり自由に広がっていく感じになっていて、奇才ぶりがいよいよ本格化してきています。どんどんマイナーレーベルになっていきますが、創作内容としては全盛期に入っていきます。名盤です。

Brace Yourself Jason
⇒ 続きを読む

[20120914]

In Pine EffectIn Pine Effect
(1995/11/14)
μ-Ziq

商品詳細を見る


95年の作品で、Rephlexレーベルを離れてAstralwerksというレーベルからリリースされています。テクノには珍しい音楽的なうわものに歪んだドラムビートという図式は同じですが、これまではエレクトロなシンセサウンドだったのに対して、このアルバムからサンプラーを大胆に使うようになっています。しかも正統派な使い方でトランペットの音とか普通に出しています。

1. Roy Castle
2. Within A Sound
3. Old Fun #1
4. Dauphine
5. Funky Pipecleaner
6. Iced Jem
7. Phiesope
8. Mr. Angry
9. Melancho
10. Pine Effect
11. Problematic
12. Green Crumble

μ-Ziqというプロジェクト名はミュージックという事ですから、音楽的であろうとしていたのでしょうか。他のアーティストに比べるとまともな音楽であり、音色もまともな音を出しています。しかし、ドラムパターンだけはアグレッシヴであり、カットアップ的なリズムの複合体であり、これはブレイクビーツ的とも言えるでしょう。90年代派生したブレイクビーツやドラムンベース、ジャングルはリズムの改革であり、ハウスでのありきたりなリズムパターンを破壊する事から始まっています。

サンプリングも、生楽器の音をサウンプリングして、同じようなニュアンスで再現出来る楽しみ方と、全く存在しなかった音を生み出す楽しみ方があります、80年代は既成の楽器の再現が出来る事を楽しんでいましたが、90年代にはそれはダサイ事になっていました。しかし、このアルバム、思いっきり80年代的なサンプラーの使い方をしています。これこそがMike Paradinas流であり、この時代では差別化されていたサウンドだったのです。名盤です。

Roy Castle
⇒ 続きを読む

[20120913]

BLUFF LIMBOBLUFF LIMBO
(2010/01/01)
U ZIQ

商品詳細を見る


µ-Ziq名義の94年のセカンドアルバムです。早くもCD2枚組の大作を出しています。相当ストックがたまっていたのでしょう。激しく歪ませたドラムサウンドに80年代テクノ風の音色を選んでいるところが彼らしいです。おそらくドラムはディストーションで歪ませて、フィルターもかけているようです。アレックスバンパイア辺りの歪み方ですが、その上に乗せている音色がファニーです。

ディスク:1
1. Hector's House
2. Commemorative Pasta
3. Gob Bots
4. The Wheel
5. 27
6. Metal Thing #3
7. Twangle Frent
8. Make It Funky
9. Zombies
ディスク:2
1. Riostand
2. Organic Tomato Yoghurt
3. Sick Porter
4. Sick Porter
5. Dance 2
6. Nettle + Pralines
7. Ethereal Murmurings

これもRephlexレーベルからリリースされています。コンピューターミュージックですからMike Paradinasが一人で、作曲してトラックも創って、プロデュースもしています。何と人件費がかからない音楽なのでしょうか。インディーズレーベルですから、全てやりたい事をやらせてもらっています。だから、本来は御法度なVUメーターを振り切った音量でも誰も文句を言いません。こうした個人的な音楽が支持されるようになったのが90年代なのです。

支持されるようになれば大手のレコード会社もだまっていません。そして、新しいブームが巻き起こっていくのです。ここではまだブレイクビーツでもドラムンベースにもなっていません。しかし、その前兆となるサウンドになっています。ドラムンベースになるとドラムとベース以外の音はおまけでしかありません。しかし、Mike Paradinasの場合は結構それ以外の音をたっぷりつけているのも特徴でしょう。名盤です。

Hector's House
⇒ 続きを読む

[20120912]

Tango N\' VectifTango N\' Vectif
()
不明

商品詳細を見る
Tango-N-VectifTango-N-Vectif
(1998/12/22)
U-Ziq

商品詳細を見る


90年代はテクノの時代であります。まだ紹介していなかったテクノ系ミュージシャンを紹介していきます。まずはMike Paradinasです。彼はコーンウォール系のミュージシャンで、エイフェックスツイン、スクエアプッシャーと同等なくらいの奇才であります。彼も複数の名義を使って、複数のレーベルから作品をリリースしています。93年にDiesel M名義でM for Multiple でデビューしていますが、残念ながら、この作品は廃盤となっております。

1. Tango N' Vectif
2. Swan Vesta
3. Burnt Sienna
4. Iesope
5. Auqeam
6. Vibes
7. Mu-Ziq Theme
8. The Sonic Fox
9. Amenida
10. Whale Soup
11. Xenith Filigree Anus (Edit)
12. Die Zweite Heimat
13. Phragmal Synthesis (Pt. 3)
14. Phi* 1700 (u/v)
15. Beatnik #2

この作品も93年のもので、μ-Ziq名義での作品になります。当時はまだ拾ってくれるレーベルがなくて、Richard D. Jamesに認められ、彼のRephlexレーベルから出されています。当時としては、かなり斬新なサウンドですが、エイフェックスツイン、スクエアプッシャーに比べれば、まだ音楽的だと思います。最初の頃は相棒もいたみたいですが、この頃には完全に一人プロジェクトになっています。

彼は80年代のエレクトリックミュージックに影響を受けていますが、コーンウォール一派に刺激されて、どんどん過激さを増していきます。しかし、このファーストアルバムでは大分音楽的に計算された内容になっています。ヨーロッパ的なデカダンな趣を出そうとしていますが、どこか陽気な彼の人間性が出ていて、それほど暗くありません。サンプリングの使い方も比較的音楽的ですし、聴き易いと思います。それでも名盤ですね。

Tango N' Vectif
⇒ 続きを読む

[20120910]

Sonik KicksSonik Kicks
(2012/03/27)
Paul Weller

商品詳細を見る


2012年、今年リリースされたばかりの新作です。フィルタリングシンセサウンドなどローファイでアナログな感じのレゾナンスなサウンドギミックを使ったアッパーな作品になっています。ソロになってから、これほどはじけたアルバムはありませんでした。若いです。これまでのサイケな効果を出すのにフィルターノイズを使って、ハウスな感じを出していますが、曲はロックしています。

1. Green
2. The Attic
3. Kling I Klang
4. Sleep of the Serene
5. By the Waters
6. That Dangerous Age
7. Study in Blue
8. Dragonfly
9. When Your Garden’s Overgrown
10. Around The Lake
11. Twilight
12. Drifters
13. Paperchase
14. Be Happy Children

マッドチェスターやグランジに近い質感を出しています。こうしたサウンドを使うのも、少し遅い感じですが、奇をてらっての事ではなく、曲に対して効果的でありますし、デジタルロックとも違います。もの凄くアナログなサウンドに仕上げています。ダブのようなディレイサウンドなど、ジャムの頃に一番近い作品です。しかし、ジャムとも違います。今のポールウェラーの音楽として久しぶりに音遊びをしている感じです。

新しさは感じませんが、古い訳でもありません。時代を超越した、問答無用のロックンロールなのです。サンプリングも使っていますし、新しいテクノロジーを使っているけれども、手法としてはサイケやダブなのです。テクノな感じはまったくありません。どちらかと言うと音響派な使い方ですね。そしていつも以上に元気でアッパーです。ジャムの頃の激しさを蘇らせています。ソロになってからは最高の出来映えでしょう。曲もいいですし、ノリに乗っています。名盤であります。

Green
⇒ 続きを読む

[20120910]

まだまだ暑い9月場所は、先場所優勝した日馬富士の綱取りの挑戦場所になります。弱い気持ちが出なければ優勝の可能性はあると思います。初日を見たところ、以前優勝したときよりは落ち着いていると思いました。白鵬は雑な相撲を改めるような取り口だったので、今場所は安定すると予想されますので、幾分厳しいと思いますが、今場所優勝出来なかったら、又、万年大関の道を行く事になります。

初日の上位の取り組み
白鵬 ○ 寄り切り ● 栃ノ心
日馬富士 ○ 寄り切り ● 碧山
琴奨菊 ○ 押し出し ● 松鳳山
魁聖 ○ 寄り切り ● 把瑠都
琴欧洲 ○ 寄り切り ● 阿覧
臥牙丸 ● 上手出し投げ ○ 鶴竜
豊真将 ○ 寄り切り ● 豪栄道
安美錦 ● 押し出し ○ 豊ノ島
栃煌山 ○ 叩き込み ● 豊響


魁聖と把瑠都の対戦は魁聖が先に足を出していましたが、行事は魁聖の勝ちとしました。物言いがつかなかったので、これはそのまま魁聖の勝ちとなります。把瑠都は審判員に嫌われているのでしょうか。先場所活躍した若手が、又頑張ってくれそうな感じなので、相撲内容も面白くなってくると思います。最後まで集中力を持続させた力士がいい成績を残せると思いますが、結構大関陣は後半崩れる事が多いので、どうなる事やら。

白鵬 vs 栃ノ心
⇒ 続きを読む

[20120910]

Wake Up the NationWake Up the Nation
(2010/04/13)
Paul Weller

商品詳細を見る


2010年の作品で、ビートロックアルバムになっています。キーワードはザフーでしょう。スモールフェイセスとも言えますが、歌の旋律はザフー的です。ビートロックなのでパンクとは違います。ですからジャムのようだと言うのははずれています。ジャムの頃のスタイルとは違います。あのとんがったようなところはありません。あくまでもブリットポップとしてのザフーへのオマージュだと思います。

1. Moonshine
2. Wake Up the Nation
3. No Tears to Cry
4. Fast Car / Slow Traffic
5. Andromeda
6. In Amsterdam
7. She Speaks
8. Find the Torch, Burn the Plans
9. Aim High
10. Trees
11. Grasp & Still Connect
12. Whatever Next
13. 7&3 is the Strikers Name
14. Up the Dosage
15. Pieces of Dream
16. Two Fat Ladies

ELOのBev Bevanがドラムを叩いていたり、ブリットポップ大好きな大人達が集まって制作されています。サイケなアレンジは当たり前になっています。全てふっきれた後のビートロックなので、素直に楽しんで演奏しています。片意地はってパンクしなくてもいい訳です。自分が心地良いと思った音楽をやる。ファンがいつまでも過去の彼の姿を追っている煩わしさから解放されているからこそ出来るビートロックなのです。

だからソウルフルな曲も普通にまぎれていたりしています。ローファイな感じもわざと出したり、かなりギミックなアレンジもあったり、遊び心満点です。ビートロックですから曲も短めです。必要以上にひっぱらない潔いロック。初期の頃のコステロのようです。ザフーやスモールフェイセスの初期の頃の作品のようなカラフルさに似ていますが、その頃にはなかったアイデアで処理しているので、古くさくは感じません。痛快な名盤です。

Moonshine
⇒ 続きを読む

[20120909]

22 Dreams22 Dreams
(2008/06/10)
Paul Weller

商品詳細を見る


2008年の作品で、複数のプロデューサーを起用しています。ソロになってからのポールウェラーは渋くて地味なイメージがあったので、次第に新作が出ても期待されなくなっていたところもあります。しかし、前作辺りから、あらゆる呪縛から解き放たれて音楽性が明らかに変化し始めました。そしてこのアルバムでとうとう、期待しないんじゃなくて、聴かなくてはならないと思わせる作品を創るようになっていきます。

1. Light Nights
2. 22 Dreams
3. All I Wanna Do (Is Be With You)
4. Have You Made Up Your Mind
5. Empty Ring
6. Invisible
7. Song For Alice
8. Cold Moments
9. The Dark Pages Of September Lead To The New Leaves Of Spring
10. Black River
11. Why Walk When You Can Run
12. Push It Along
13. A Dream Reprise
14. Echoes Round The Sun
15. One Bright Star
16. Lullaby Fur Kinder
17. Where'er Ye Go
18. God
19. 111
20. Sea Spray
21. Night Lights

22の夢というコンセプトアルバムで、21の曲が入っています。22番目の夢はその先にあるという事でしょう。アナログ盤で2枚組になるような感じで創られたコンセプトアルバムです。ちょうどザフーのトミーのようなイメージがあったのかもしれません。ポールの新作に興味を失っていると、いつしか面白そうな事をやっているじゃないかという事になっています。やっと自分もファンも納得出来るような作品を創れるようになったのです。

前作からやっているケルトミュージックのような作品もあり、プログレッシヴでポップな作品になっています。音楽家としての自由を手に入れたからこそ出来る自由な発想によるロックアルバムなのです。ですから世代を超えて楽しめる素晴らしい内容になっています。知らない間にポールウェラーから目が離せないようなミュージシャンに成長しておりました。渋い大人だけのロックから全てのロックファンを満足させる事が出来る作品が出来上がったのです。これはポールにとってのサージェントペッパーだと言ってもいいでしょう。名盤です。

Light Nights
⇒ 続きを読む

[20120909]

As Is NowAs Is Now
(2005/10/11)
Paul Weller

商品詳細を見る


2005年の作品です。前年のカバー曲集のままだと隠居したと思われるので、すぐさまオリジナル作品が出されたという感じです。まだ創造力は衰えていない事を示すにはうってつけの作品となりました。ロック色の強いソリッドな感じがありながら、ソウルやゴスペル調の曲創りになっていて、これまでやってきた事が一つにまとまりだしたような何か吹っ切れたような感じがします。

1. Blink and You'll Miss It
2. Paper Smile
3. Come On/Let's Go
4. Here's The Good News
5. The Start Of Forever
6. Pan
7. All On A Misty Morning
8. From The Floorboards Up
9. I Wanna Make It Alright
10. Savages
11. Fly Little Bird
12. Roll Along Summer
13. Bring Back The Funk (Parts 1 & 2)
14. The Pebble And The Boy

ソロになってから、これまでやってきた事はやらないようにするよう気をつけていたところがあったと思います。ポールマッカートニーがそうであったように、ソロになってからビートルズ色を出さないようにしていたけれども、コステロに即されて、自分が創ってきた音楽に誇りを持てと言われてビートルズっぽい感じを復活させたように、ポールウェラーもジャムっぽい感じも、スタイルカウンシルっぽ感じの封印を解いて、思いのままに曲を創りためた作品になっていると思います。

それに加えて、ソロになってからやっているサザンロックやブリットポップっぽい曲も同じように並べられています。頭に浮かんだ曲のイメージを具体化する時に、全ての封印が解かれた事で、多彩で豊かな音楽性が溢れる作品に仕上がっています。表現者としてはいろんな選択肢が出来た事で、より自由にメッセージを発する事が出来るようになって、やっとここからポールウェラーという音楽家の新たな道が広がったと思います。名盤です。

Blink and You'll Miss It
⇒ 続きを読む

[20120909]

Studio 150Studio 150
(2006/01/24)
Paul Weller

商品詳細を見る


2004年の作品で、共同プロデュースはJan Kybert、今回は初のカバー曲集になっています。カバー作品を出すようになると、もう隠居に入り始めたという印象を持ってしまいますが、選曲がいいだけに素晴らしい内容になっています。ソウル系の曲が多いので、スタイルカウンシル時代が好きな人にとっては嬉しい内容になっていると思います。

1. If I Could Only Be Sure
2. Wishing On A Star
3. Don't Make Promises
4. The Bottle
5. Black Is The Colour
6. Close To You
7. Early Morning Rain
8. Thinking Of You
9. One Way Road
10. Hercules
11. All Along The Watchtower
12. Birds

選曲が素晴らしいのですが、あまり有名ではない曲が多いです。渋い選曲と言ってもいいでしょう。でも名曲揃いなんですね。Allen ToussaintやTim Hardin、Neil YoungやBob Dylanもありますが、一番驚いたのがBurt Bacharach作のカーペンターズのClose To Youを選んでいるところです。カーペンターズといえば、パンクス達にとってはくそくらえな音楽のはずなのですが、いい曲はいい曲として認めているところが大人です。でもアレンジが渋くてかっこいいです。

古い曲ばかりではなく、後輩のOasisのOne Way Roadを選んでいるところもユニークです。全体的にサザンソウルなアレンジになっていて、ソロになってからのポールの趣向を反映した内容になっていると思います。カントリーロック、フォークロックなど、70年代っぽいサウンドです。そこが好きな私にとっては心地良い作品です。カバー曲ですが、全部自分のものにして歌っているので、オリジナルアルバムとさほど遜色はありません。それどころか、どうやって彼が曲を書いているのかというのが分かり易くなっていて参考になります。名盤です。

If I Could Only Be Sure
⇒ 続きを読む

[20120909]

IlluminationIllumination
(2002/09/16)
Paul Weller

商品詳細を見る
イルミネーションイルミネーション
(2002/09/11)
ポール・ウェラー

商品詳細を見る


2002年の作品で、プロデューサーをSimon Dine に代えた事もあり、サウンドが大きく変わっています。前作からの流れでブリットポップになっていますが、かなりアナログな音をデジタルに処理するようになっています。オーシャンカラーシーンやオアシスなどの若手に刺激されてブリットポップ先輩格になろうとしております。

1. One x one
2. It's written in the stars
3. Who brings joy
4. Going places
5. Standing out in the universe
6. Illumination
7. Now the nite is here
8. Bullet for everyone
9. Bag man
10. Leafy mysteries
11. Spring (at last)
12. Call me no 5
13. All good books

ポールがブリットポップを本格的にやり始めたのは前作からであり、それは彼にとって新しい試みになっているというのが真実だと思います。それがより明確になっているのが本作であり、メロトロンとか使っていますが、サンプリングもしっかり使っています。ただ、質感はあくまでもアナログな音になる事を重視しています。どちらかと言うとバーズのようなフォークロック的になったような印象もあります。

ブリットポップの定義としてはビートルズライクなコード進行であり、そこの使い方は、さすがに巧いですね。若手には真似出来ないような響きを出してきます。ブラスを使ってサイケ感を出す方法はザフーがやっていたものです。さすがにブリット感を出させたら引き出しが多いです。そしてそれに合わせた曲の作り方も巧いです。サザンロックも渋くて良かったのですが、やはりマイルドさもあるブリットポップの方がポールには似合うと思います。名盤です。

One x one
⇒ 続きを読む

[20120908]

HeliocentricHeliocentric
(2006/10/10)
Paul Weller

商品詳細を見る


2000年の作品で、これまで通りBrendan Lynchとの共同プロデュースですが、これまでのようにサザンロックというスタイルは一旦置いといて、自分の好きな音楽を総体的にやろうと姿勢に変わります。ですあkら、久しぶりにイギリスらしいサウンドになっています。派手ではありませんが、これもブリットポップなのだと思います。サイケっぽい感じもあり、70年代っぽさも残っていますが、60年代っぽさも出してきました。

1. He's The Keeper
2. Frightened
3. Sweet Pea, My Sweet Pea
4. Back In The Fire
5. A Whale's Tale
6. Dust And Rocks
7. There's No Drinking After You're Dead
8. With Time & Temperance
9. Picking Up Sticks
10. Love-Less

どんなにサウンドが変わってもポールの歌い方はジャムから、スタイルカウンシル、ソロになってからも一貫して変わっていません。そこが、どんなにおしゃれなサウンドになっても彼からロックを感じさせるところであり、ソロになっても、地味になっても彼の歌を聴きたいと思わせる力なのだと思います。ロックっぽかった前作よりもポップになったこのアルバムでも、彼の強いメッセージを感じさせるのはそこだと思います。

生のストリングスを入れたり、明らかにポップ趣向が出ていますし、サザンロックは一旦卒業となりました。やはりイギリスの国民的なバンド、ジャズを背負っていた人ですから、イギリスの国旗模様のジャケットを着ていた人ですから、イギリス的なサウンドが一番似合います。しかし、思いっきりイギリス的なサウンドを出しているのは、長い経歴の中でも、このアルバムが初めてです。パンクもイギリス的とは言えますが、イギリスでなくてもいい訳です。スタイルカウンシルもアメリカのソウルであり、サザンロックもアメリカからの音楽でした。ブリットポップというのはさほどやっていないのです。ですから、このアルバムの価値はあるのです。名盤です。

He's The Keeper
⇒ 続きを読む

[20120908]

Heavy SoulHeavy Soul
(2006/10/10)
Paul Weller

商品詳細を見る


97年の作品で、サザンロック色を更に強めた作品です。アルバムタイトルから、ジャケットからその意思がにじみ出ています。共同プロデュースのBrendan Lynchとのコラボレートでは、この路線を突き詰めているようです。これまでの経歴からすると地味な音楽性に聴こえますが、純粋なロックファンにとっては、90年代に聴けるロックが無くなってきていましたので、ポールの作品は数少ない聴ける音楽として愛されていました。

1. Heavy Soul
2. Peacock Suit
3. Up In Suzes' Room
4. Brushed
5. Driving Nowhere
6. I Should Have Been There To Inspire You
7. Heavy Soul (Pt. 2)
8. Friday Street
9. Science
10. Golden Sands
11. As You Lean Into The Light
12. Mermaids

90年代は完全にテクノ系がシーンを席巻しており、ロックミュージシャンは太刀打ち出来るアイデアに欠けており、ヒップホップやラップ、ファンクを取り入れた形でしか時代に残れませんでした。ロックファンが聴きたいのは、そんな音楽でなく、もっと純粋にロックを感じさせてくれて尚、古くさくなく、今を感じさせてくれるロックだったのです。それに応えてくれたのがポールウェラーだけだと嘆く友達がほとんどでした。新しいテクノロジーに頼る事なく、ロックバンドとして、満足させてくれる音楽がここにはあります。

90年代は70年代リバイバルな風潮もあって、70年代っぽいポールのソロアルバムは、それだけでも価値がありました。そうしたフォーマットの中で、ポールウェラーはこれまで通りの作曲の才能をフル活動して心に響く音楽を生み出しています。又、ブリットポップの若き後輩達に、おっさんロックの生き様を見せつけているところもあるようです。これまで以上にパワフルでロック色の強いアルバムになっています。ポールの一番のアイドルはザフーでもなく、キンクスでもなく、スティーヴマリオットであるという事を理解した上で聴くと、もっと面白くなってくるはずです。名盤です。

Heavy Soul
⇒ 続きを読む

[20120908]

Stanley RoadStanley Road
(1995/06/06)
Paul Weller

商品詳細を見る


95年の作品です。折しもイギリスではブリットポップブームになっている事もあって、モッズフリークであるポールウェラーも彼なりのブリットポップを表現した作品になります。しかし、ソロになってからのサザンロックテイストは生きており、スワンプな感じのリズムを持ったブリットポップになっています。この作品もBrendan Lynchとの共同プロデュースになっています。

1. The Changingman
2. Porcelain Gods
3. I Walk On Guilded Splinters
4. You Do Something To Me
5. Woodcutter's Son
6. Time Passes...
7. Stanley Road
8. Broken Stones
9. Out Of The Sinking
10. Pink On White Walls
11. Whirlpools' End
12. Wings Of Speed

参加ミュージシャンが豪華で、大御所Steve Winwoodから、若手ブリットポップの旗手Noel Gallagherが参加して、ポールウェラーに刺激を与えています。スタイルカウンシルのメンバーも参加しています。これならスタイルカウンシルを解散しなければ良かったのにと思いますが、音楽性を変えたかったのでしょう。ブリットポップなイギリスらしい曲がありますが、底辺に流れているのは通してアメリカ南部の音楽であって、これはソロになってから一貫しています。

ジャムの頃のようなビートロックなアレンジもありますが、サザンロックのに加えられたエッセンスでしあかりません。ビートルズのレットイットビーも実はカントリーロックやサザンロックに乗っかろうとしたけれど、演奏技術が追いつかなくて別のものになっています。しかし、ストーンズは見事にものにして、ビートルズ解散後はカントリーロック調の曲がイギリスでも蔓延していました。ポールウェラーが多感な時期の事です。ですから、彼の中にも自然と入り込んでいたのです。ですが、パンクブームの中から、ソウルブームの時代にそれを出す余地はなく、ソロになってからやっと出せるようになったのです。それでも素晴らしい曲を創り上げています。名盤です。

The Changingman
⇒ 続きを読む

[20120908]

Wild WoodWild Wood
(2006/10/10)
Paul Weller

商品詳細を見る


93年のセカンドアルバムで、ここで正式にサザンロック宣言しています。サザンロックは南部独特のはねた感じがあるので、ファンキーだったりしまうので、曲の作り方としては、これまでのポールウェラーらしい巧さがあり、馴染み易くはなっていますが、レイドバックした感じは、これまでの華やかな感じから比べれば地味に感じるかもしれませんが、聴き込めばこの作品の良さが染みてくると思います。

1. Sunflower
2. Can You Heal Us (Holy Man)
3. Wild Wood
4. Instrumental (Part 1)
5. All The Pictures On The Wall
6. Has My Fire Really Gone Out?
7. Country
8. Instrumental Two
9. 5th Season
10. The Weaver
11. Instrumental One (Pt. 2)
12. Foot Of The Mountain
13. Shadow Of The Sun
14. Holy Man (Reprise)
15. Moon On Your Pyjamas
16. Hung Up

ファースト同様Brendan Lynchとの共同プロデュースになっています。このアルバムを聴くと、実はファーストの時点でサザンロックの要素があった事が分かります。ファーストではまだ、どの方向に進むべきか明確になっておらず、それまでの蓄積された音楽の多様性がありましたが、そこからサザンロックというキーワードが固まってきたのだと思います。サザンロックの中にはニューオリンズやテキサス系のファンクも含まれますし、ソウルフルでもあります。カントリーロックも70年代の時代を愛するものには馴染み易いものです。

総体的に、これまでの音楽性をまとめて、大人のロックを構築するにあたって、このサウンドがふさわしかったのだと思います。コードアクションにはドゥービーやクラプトン、ニールヤングの顔が見えてきますし、ポールのアイドルである、スティーヴマリオットもハンブルパイの初期の頃にはカントリーロックをやっていましたので、ポールウェラーが、この道に進んでも不思議ではないのです。Steve WhiteやMick Talbot、Dee C. Leeなどのスタイルカウンシルの仲間達もバックアップしております。渋いがかっこいい大人のロックです。名盤です。

Sunflower
⇒ 続きを読む

[20120907]

Paul WellerPaul Weller
(2006/09/26)
Paul Weller

商品詳細を見る


スタイルカウンシル解散後、92年にリリースされたポールウェラーのファーストソロアルバムです。ジャムではパンク、レゲエ、ダブ、スタイルカウンシルではソウル、ファンク、ボサノヴァ等、時代をリードする音楽を極めて着ましたが、ソロに入ると、サザンロック化していきます。これまでの栄光に比べると地味なスタイルになってしまいますが、ポールウェラーがやると、大人のロックといういいイメージでとらえられます。

1. Uh Huh Oh Yeh
2. I Didn't Mean To Hurt You
3. Bull-Rush
4. Round And Round
5. Remember How We Started
6. Above The Clouds
7. Clues
8. Into Tomorrow
9. Amongst Butterflies
10. The Strange Museum
11. Bitterness Rising
12. Kosmos

このアルバムでは、まだソウルフルであったり、曲創りがポップだったりするので、これまでのファンにとっても、彼のソロ作品の中では、一番受け入れ易い内容だと思います。後のブリットポップに通じるような曲もあり、年相応にサザンロックという渋い選択をしたという評価に繋がります。サイケポップなアレンジもあったりしますので、ポールウェラー健在なりという印象を持ちます。

ですから、始めはサザンロックになっている事に気づきにくいのですが、この後の作品を聴いていくと、既にこの時点でサザンロックになり始めているのが分かります。バックミュージシャンは、ドラムのDee C Lee、ギターのDavid Liddle、ベースのMarco Nelson、パーカッションのBrendan Lynchなどです。若手を従えて、来るべき時代の英国ロックを背負って立つ決意に溢れています。まだ完全にサザンロックしていない、このアルバムは、スタイルカウンシル用に用意していたような曲もあり、馴染み易いと思います。名盤です。

Uh Huh Oh Yeh
⇒ 続きを読む

[20120906]

Vantage PointVantage Point
(2000/05/22)
Simon Phillips、Jeff Babko 他

商品詳細を見る
Vantage PointVantage Point
(2000/09/12)
Simon Phillips、Jeff Babko 他

商品詳細を見る


2000年の作品で、キーボードのJeff Babkoとのコラボレート作品になります。モードジャズであり、サイモンのジャズドラムというのは珍しいのですが、さすがに普通のジャズドラムとは違うパターンを叩きだしています。参加メンバーはベースのDave Carpenter、トランペットとフリューゲルホーンのWalt Fowler、テナーとソプラノサックスのBrandon Fieldsです。アコースティック楽器のみの演奏です。

1. Vantage Point
2. New Blooded
3. Bewilderment
4. Miles Away
5. Doubletake
6. Dreamscape
7. Spirits Of Trane

モダンジャズになっても、サイモンのドラムはフュージョン並みのものすごいパッセージです。ジャズドラムは普通でも手数が多い方ですが、それ以上に凄まじいので、ドラムがやけに目立ちます。それでも、他のメンバーもしっかり前面に出るように演奏しています。ですから普通のモダンジャズだと思って聴くと腰を抜かします。ビバップ風でもありますが、ホーン類はモードな演奏をしています。

いつものフュージョン作品だと思って聴いても期待は裏切りません。音処理もジャズのそれとは違います。ロックアルバムだと思ってもいいでしょう。最初から普通にジャズを演奏する気はないくらいの勢いです。このアルバムが一番新しいソロ作品で、現在Simon PhillipsはTOTOの正式メンバーになっています。定職にありついた感じですが、又、ソロ作品で、凄いのを聴かせて欲しいと思います。これにて、今年の夏のジャズ名盤シリーズは終わりとします。

Vantage Point
⇒ 続きを読む

[20120905]

Out of the BlueOut of the Blue
()
Simon Phillips

商品詳細を見る
Out of the BlueOut of the Blue
()
Simon Phillips

商品詳細を見る


99年の作品で、ヨーロッパでのライブアルバムになります。ベストアルバムみたいなものですが、ライブならではの白熱したプレイが堪能出来ます。参加メンバーはギターのAndy Timmons、キーボードのJeff Babko、ベースのJerry Watts Jr.、ホーン担当のWendell Brooksになります。ライブでもスタジオ盤と同じくらい緻密なプレイに徹しています。

1. Kumi Na Moja
2. Out Of The Blue
3. Eyes Blue For You
4. Band Introductions
5. Jungleyes
6. Isis
7. Indian Summer
8. Roads Untravelled
9. Another Lifetime
10. Midair Decision
11. Freudian Slip

コロシアムⅡのように幻想的ではありませんが、同じくらいの迫力があります。さすがにゲイリームーアのバカテクには及びませんが、アメリカのフュージョンバンドとは違う構成力であります。スタジオ盤でお馴染みの曲が揃えられています。スタジオ盤と寸分違わず、見事なコンビネーションを披露していますが、ライブならではの緊迫感が加わった演奏は更に魅力的になっています。

バンドメンバーもいつものメンバーであり、息がぴったりです。スタジオ盤から迫力ある演奏を聴かせていますが、実際に観客を目の前にしての演奏は更にロック的に聴こえます。ですから、入門盤としてはうってつけの作品ではないでしょうか。ここからフュージョンの世界に足を踏み入れてもいいと思います。ロックファンも間違いなく魅了される事は疑いありません。

Kumi Na Moja
⇒ 続きを読む

[20120904]

Another LifetimeAnother Lifetime
(1999/03/26)
Simon Phillips

商品詳細を見る


97年の作品で、ドラムンベースのリズムを取り入れたフュージョンを展開しています。生ドラムでいとも簡単にドラムンベースのパターンを叩きだしています。フュージョンプレイに比べれば簡単なのかもしれませんが、シンバルパターンの発想は打ち込みも出来て、ドラムにも精通しているからこその発想だと思います。サンプリングのざらついた感じもわざと出して雰囲気を創りだしています。

1. Jungleyes
2. P.O.V.
3. Freudian Slip
4. Eyes Blue for You
5. Kumi Na Moja
6. Mountain High
7. E.S.P.
8. Euphrates
9. Another Lifetime

参加メンバーはギターがAndy TimmonsとRay Russell、ベースがAnthony Jackson、キーボードがJeff Babko、パーカッションのPeter Michael Escovedo、サックスのWendell Brooksです。ギターとシンセのユニゾンからの絡み合いなど、ハードフュージョンの定番スタイルなのですが、ドラムンベースやアフリカンな感じなどをデジタル処理した、新しい感覚のフュージョンになっています。

ツィンリードギターによりシンセを控えめな感じにすることによりロック色を出しています。しかし、バッキングは思いっきりデジタルシンセサウンドですから、70年代のフュージョンとは質感が違います。イギリスのミュージシャンなので、レイヴも肌で感じているでしょうし、アメリカのフュージョンミュージシャンとは違う感覚を持っています。ジャズにこだわるアメリカ側とは違って、ジャズ色が出てなくてもおかまい無しなのです。だからこそロックファンも楽しめます。素晴らしい名盤です。

Jungleyes
⇒ 続きを読む

[20120902]

シンバイオシスシンバイオシス
(1995/11/22)
サイモン・フィリップス

商品詳細を見る
SymbiosisSymbiosis
()
Simon Phillips

商品詳細を見る


95年の作品で、今回は打ち込み無しで、バンドプレイの醍醐味を味わえます。ギターはRay Russell、キーボードがMitchel Forman、管楽器をWendell Brooks、ベースはMike Porcaro、John Peña、Jimmy Johnsonの三人、ティンバレスにSheila E、パーカッションがChris Trujilloというメンツです。イギリスのジャズロック系のバンドようなプログレッシヴフュージョンサウンドになっています。

1. Symbiosis
2. You Restless Angel
3. Midair Decision
4. Biplane To Bermuda
5. Isis
6. Out of the Blue
7. Starfish Spaghetti
8. Indian Summer
9. Sea of Sighs

ジェフベックファンなら気に入ると思いますが、どちらかと言うとアランホールズワース系のサウンドに近いです。カンタベリー系のジャズロックからの流れを汲んでいると思います。ですから本場アメリカのフュージョンバンドに比べてプログレッシヴであり、エッジも立っていて、ハードで展開が激しかったりします。そこがロックファンでも楽しめるところです。

プロデュースもフィリップス自身が行っていますが、さすがにドラムのサウンドミキシングは絶妙の残響音を施しています。タムのはじける感じが普通のプロデューサーでは、そこまで気を使わないでしょう。永いセッション経験から、ドラムの活かし方がよく分かっているようです。各楽器もしっかり目立っていますが、音域がぶつからないようにEQされていて、各楽器の細やかなテクニックもしっかり伝わってきます。素晴らしい作品です。名盤です。

You Restless Angel
⇒ 続きを読む

[20120902]

Force MajeureForce Majeure
(1995/01/20)
Protocol

商品詳細を見る
Force MajeureForce Majeure
(1995/01/20)
Protocol

商品詳細を見る


92年の作品で、ファーストアルバムのタイトルをバンド名にしたProtocolによるライブ音源です。ほとんどが未発表曲なので、オリジナルアルバムの一つと見なしていいと思います。バンドのメンバーはギターのRay Russell、ベースのAnthony Jackson、ホーンのTony Robertsです。これにシンセによるシーケンスが絡んできます。

1. The Gooz
2. Force Majeure
3. Two Socks
4. Harlem Nights
5. Cosmos
6. Blue Shoes,No Dance
7. The Bottom Line
8. Streetwise
9. One For CJ
10. Outback

ハードフュージョンスタイルなので、私の一番のごちそうでもあります。ツィンバスドラプレイは当たり前で、タムタムもいっぱい並べて、シンバル類も沢山叩き分けています。所謂典型的なフュージョンドラマーとしての手数の多さを当たり前のようにプレイしてくれる天才ドラマーであります。ドラムオーケストレーションと言ってもいいくらい、ステレオ配分されたドラムパーツが立体的に聴こえるようになっています。

半端なドラミングは一切しませんから、聴いていてスカッとします。タイム感も安定していますが、変拍子でも何でも来いという、抜群のテクニックは、既に他のセッションでも実証済みですし、その彼のドラムが中心になっているソロアルバムは聴き応えがあります。ソフトケイテットされたフュージョンがはびこる中、こんなめまぐるしいハードフュージョンを聴ける喜びは久しくありませんでした。名盤です。

The Gooz
⇒ 続きを読む

[20120902]

ProtocolProtocol
(1998/06/30)
Simon Phillips

商品詳細を見る
ProtocolProtocol
(1998/06/30)
Simon Phillips

商品詳細を見る


続きましてはサイモンフィリップスを紹介します。彼はセッションドラマーであり、フュージョン系を中心にロック系の作品にも関わっています。ジェフベックもゲイリームーアも共演していますが、ヘヴィメタバンドのジュダスプリーストのメンバーになった事もあります。現在はTOTOの正式メンバーになっています。そういう中で、いくつかソロアルバムも出しているので、ソロ作品を紹介します。

1. Streetwise
2. Red Rocks
3. Protocol
4. Slofunk
5. V8
6. Wall St.

88年にリリースされたファーストソロアルバムです。全てフィリップス自身が演奏しています。ドラムは勿論、キーボード、打ち込みもありきのフュージョンスタイルの作品です。ギターのように聴こえるのもシンセサイザープレイです。相当緻密に編集されています。サンプラーによるボイスドラムのシーケンスに生ドラムが絡んでくると言う、これまで紹介してきたジャズドラマーとは、全く違う感性を持っています。

アランホールズワースの作品に近い、プログレッシヴなフュージョンサウンドと言えば分かり易いと思います。一人での多重録音ですから、当時のデジタル環境をフルに駆使して制作されています。ロック系もこなせるので、ロックファンでも充分楽しめると思います。ミックジャガーが日本に初めて来た時のドラムは彼でした。最高にかっこ良かったです。当時、まだ若かったのでびっくりしました。

Streetwise
⇒ 続きを読む

[20120902]

Music for ModernsMusic for Moderns
(2005/11/08)
Lounge Art Ensemble

商品詳細を見る


2005年の作品で、The Lounge Art Ensemble名義での作品です。このバンドはドラムのPeter Erskine、ベースのDave Carpenter、サックスのBob Sheppardによるトリオ編成のグループで、ピアノトリオのように情緒的な音楽ではなく、ビバップに近い演奏ですが、どちらかと言うと、イタリア映画に使われるようなサロンジャズみたいな感じです。ですからラウンジみたいな形容になっているのでしょうか。

1. Plan 9
2. Did It Have to Be You?
3. Wouldn’t You?
4. Melatonin
5. Reason to Believe
6. Sweet and Lovely
7. Mr. Jones to You
8. Worth the Wait
9. Manic Tropical Depression
10. Buckling Under
11. Communal Solitaire
12. Angel Dust

トリオという最小形態による演奏を好んでいますが、それでも緻密に和音構成を組んでいるので、三人以上の音の厚みを感じます。ラテンのリズムがあったりと、ユニークな演奏ですが、こういう音楽はハードバップ時代もあったと思います。それでも新しさはあると思います。グループ名だけだと、どうしても知名度が低くなりますが、このアルバムが一番最近のオリジナルアルバムになります。

特に引退した訳ではありませんが、これ以降、他のアーティストとの共演も少なくなってきています。まだまだ創作意欲は失せていないと思いますので、これからも作品をリリースして欲しいところですが、一緒に共演したくなるようなミュージシャンが少なくなってきているのも事実です。ジャズ界も新しい革命児が生まれてくる事は、切実な願いなのであります。

Music For Moderns

[20120901]

CologneCologne
(2005/03/22)
Bill Dobbins、John Goldsby 他

商品詳細を見る


2003年の作品で、ベースのJohn Goldsby、ピアノのBill Dobbinsと組んだトリオ作品です。この頃はトリオでの演奏が目立ちます。ドイツのWDR Big Bandで共演していた事があるメンバーで、キースジャレットのケルンコンサートでも有名なケルンで録音されています。ピアノトリオではキースジャレットを意識しているのですね。

1. While We're Young
2. Danny Boy
3. Sergio
4. I See England, I See France
5. Winter of My Discontent
6. Evan's Dance
7. Jog Left
8. Free Ballade
9. Moon and Sand
10. Twelve
11. Tree
12. Oh

これまでのピアノトリオで一貫しているので、ニューエイジミュージックのような詩的な美しい調べですが、今回はそれだけではなく、割とアップテンポの曲も演奏しています。プレイヤーが変わればそれだけ演奏に反映されるのです。ボサノヴァ調のリズムもあったり、このメンバーでいろいろ試しているようです。あくまでもソロよりも主題の演奏に重きを置いているのは共通しています。

抽象的な感じの主題も多く、アメリカ以外のジャズメンとの演奏は、かなりPeter Erskineの創造力を刺激するみたいで、Twelveはメンバーが変わるたびに演奏されています。Peter Erskineは常に挑戦者であって、他のドラマーの作品に比べて、懐古主義なところがありませんし、他の新しい音楽を取り入れるでもなく、あくまでも自分の感性で新しいジャズを模索しているように思います。

Twelve
⇒ 続きを読む

[20120901]

BadlandsBadlands
(2002/04/23)
Peter Erskine、Alan Pasqua 他

商品詳細を見る


2002年の作品で、ベースのDave Carpenter、ピアノAlan Pasquaによるトリオ作品です。今回はスタジオ盤で、前作のライブ盤に負けないくらい美しい作品になっています。緩やかなせせらぎのようなピアノに、Peter Erskineのブラシはまるで波音のように流れを創っていきます。Dave Carpenterのベースも、それを邪魔する事なく歌っています。

1. Surrender
2. Daddy, What Is God's Last Name?
3. Push/Pull
4. On The Lake
5. My Most Beautiful Nos.1, 2 & 3
6. Boogie Shuttle Stop
7. Badlands
8. Summer's Waltz
9. Meanwhile
10. You And The Night And The Music

詩的なピアノは、都会的なジャズとは違う次元にいるようで、まるで田園地帯に流れるジャズのように、それまでに経験がし事がないジャズになっています。キースジャレットみたいに、インプロヴィゼーションによる緊張感を極力排したようなリラクックス感こそが、このトリオの特徴です。かといって、居眠り出来るほど甘やかしてくれない主張があります。

小難しく考えなくてもいいが、追求すると、かなり深い音楽性。そのバランスが絶妙なのだと思います。ジャズ初心者の方にもお薦めですし、古いジャズに飽きている人にも勧められると思います。テクニシャン同志でありながら、炊くニックをひけらかすようなビバップ形式ではなく、あくまでも音楽の完成度を上げる為に最高の演奏をすると言う、当たり前のようで、ここまでピュアに表現出来ている作品はないと思います。素晴らしい名盤です。

Surrender
⇒ 続きを読む

[20120901]

Live at RoccoLive at Rocco
(2000/07/11)
Peter Erskine、Alan Pasqua 他

商品詳細を見る
Live at RoccoLive at Rocco
(2000/07/11)
Peter Erskine、Alan Pasqua 他

商品詳細を見る


2000年の作品で、ピアノのAlan Pasqua、ベースのDave Carpenterによるトリオ編成でのライブ盤になります。CD2枚組ですが、このトリオでもニューエイジミュージック的な雰囲気があるので、とても聴き易いです。曲名には実在のミュージシャンの名前を使う事が多いですが、その人のイメージが良く出ています。ポップな曲があったり、プログレッシヴだったりして、内容は濃いです。

ディスク:1
1. To Love Again
2. Riff Raff
3. Caribe (Intro)
4. Caribe (Body)
5. Life Today
6. Jerry Goldsmith
7. Greta
8. Bulgaria
ディスク:2
1. How About You?
2. Autumn Rose
3. Pure & Simple
4. All Of You
5. Children
6. Milagro
7. Taiowa

Alan Pasquaのピアノはとてもポピュラリティーであり、優しいタッチが特徴的でしょう。ピアニストが変わればPeter Erskineのドラムも微妙に変化します。いつも通り演奏しているつもりでも、アンサンブルを大事にしていますので、一緒に演奏するメンバーは、そのまま音に反映してきます。そういう違いを楽しむのもジャズの醍醐味であって、特にライブでは観客のボルテージも関係していきます。

コンピューターミュージックとは違って、生身の人間が演奏するのですから、どんなに演奏が巧い人でも、毎回同じように演奏する事は不可能です。違うのであれば、どのようにいつもとは違う演奏をするのかがライブでの心構えだと思います。ビバップの時代のジャズメンには、その心構えが、当たり前のようにありました。毎回真剣勝負の世界ですから、薬に走る人が後を絶ちませんでした。そうやって身を削っていた昔の作品を超えられるかが、現在のジャズの命題だと思いますが、このアルバムにもそれなりの覚悟がありながらもリラックスして聴ける美しい作品だと思います。

To Love Again
⇒ 続きを読む

[20120901]

JuniJuni
(2000/01/25)
Peter Erskine

商品詳細を見る


98年の作品で、ピアノのJohn Taylor 、ベースのPalle DanielssonとのPeter Erskineトリオ作品です。他の事をやりながらも、このトリオは続けていました。他の作品でも90年代ならではのジャズのあり方を問うものが多くありますが、このトリオでの演奏はそのもっともな内容になっています。ビバップやハードバップでもない、新しい感性のジャズを発信しています。

1. Prelude No. 2
2. Windfall
3. For Jan
4. The Ant & The Elk
5. Siri
6. Fable
7. Twelve
8. Namasti

フュージョンを通過してきただけに、ジャズ以外の概念もありながらのモダンジャズです。キースジャレットの作品に影響されているようですが、キースほど思い詰めた感じはありません。もっとリラックスした気持ちで聴けます。三人の持ち味を出しつつも、理路整然とした秩序の元に演奏が展開していきます。これをエレクトリック化するとフュージョンになるのかもしれませんが、きちんとジャズにまとめています。

今回はPeter Erskineの作曲した曲が中心なので、Peter Erskine色が強いのかもしれませんが、John Taylor のピアノがキーになっています。Peter ErskineとPalle Danielssonは、あくまでもリズムセクションとして機能していながら、最高のパフォーマンスを演出しています。このトリオになってから永くなりますので、そのコンビネーションも確固たるものになっています。

Twelve
⇒ 続きを読む

[20120901]

Vol. 1-Behind Closed DoorsVol. 1-Behind Closed Doors
(2000/07/18)
Peter Erskine

商品詳細を見る
Vol. 1-Behind Closed DoorsVol. 1-Behind Closed Doors
(2000/07/18)
Peter Erskine

商品詳細を見る


98年の作品で、これまで発表してきた作品の別バージョンを集めたものになります。Alan Pasqua のピアノを中心に同じくピアノのJohn Marshall、ベースのJohn GoldsbyとRick Kiefer、トランペットのAndy Haderer とBernt Laukamp、サックスのHeiner WibernyとJens Neufangというメンバーです。ホーンセクションを強化しているのが分かります。

1. Bulgaria
2. If Only I Had Known
3. Herbie Nichols
4. Sweet Soul
5. Milagro
6. Caribe
7. A To Z
8. Northern Cross
9. Sub Dude
10. To Be Or Not To Be

ベスト盤みたいなものですが、別バージョンなので、ファンとしては入手すべきかどうか迷うところです。アルバムはVol. 1となっていますが、Vol. 2は出ていません。これまでのPeter Erskineの音楽の変遷を見渡すにはうってつけの作品ですが、それ以上に新しさはないので、やはりベスト盤という位置づけでしょうか。

しかし、レーベルを超えて、これだけの曲を集めたという事は、それだけPeter Erskineの思うところがあったのでしょう。既に現在のニューヨークでは、ジャズは観光向けの催しに成り下がっていますが、このアルバムを聴くと、まだまだ、ジャズは色あせていない事が分かります。ヒップホップばかりがもてはやされて、受け継ぐ人がいなくなっているのです。

Bulgaria
⇒ 続きを読む

BACK HOME
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ