タルヴィンシンが主催したレイヴパーティーAnokhaを宣伝する為に制作されたアルバムです。コンピレーション作品で、タルヴィン以外のアジア系のミュージシャン達の曲が含まれています。どれもインド
音楽とドラムンベースを融合したスタイルであり、Asian Undergroundというムーヴメントの勃興の物語であります。
1. Jaan - Talvin Singh
2. Flight IC408 - State Of Bengal
3. Kizmet - Lelonek
4. Shang High - Future Soundz Of India
5. Chittagong Chill - State Of Bengal
6. Mumbai Theme Tune - A.R. Rahman
7. Distant God - Talvin Singh
8. Heavy Intro - Amar
9. Equation - Equal I
10. Spiritual Masterkey - Osmani Soundz
11. Accepting Trankuility - Milky Bar Kid
12. K-Ascendant - Kingsuk Biswas
クラブシーンも毎日様々に特集されたパーティーを開催していて、多様化していく中で、アジアテイストのドラムンベースというのが、タルヴィンの登場で活性化していきます。ヒッピホップのドラムパターンも飽きられてきて、デトロイト
テクノ、グラウンドビート、ハウスと進化していき、ブレイクビーツ、ジャングル、ドラムンベース、その果てがドリルンベースになったり、2ステップになったりと、細かく分散していきます。
そうした中出てきたドラムンベースですが、段々パターン化されてきて、ドラムパターンもワンパターンになってきていました。このアルバムでも似たようなパターンが多いですが、その中で、タブラなどのインドの民族楽器を加える事で、多少複雑に進化していきます。ドラムンベースもこの辺りが限界でありましたが、タルヴィンの登場は、60年代の
サイケデリックのように、シーンを活性化させる役割を果たします。完全なソロアルバムではありませんが、予告編的な作品になっています。
Jaan