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[20121221]

Cluster 71Cluster 71
(2011/01/18)
Cluster

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クラスターの71年のデビュー作品です。メンバーはドイツのほとんどの作品でエンジニアを務めているConrad Plank、Hans-Joachim Roedelius、Dieter Moebiusの三人です。所謂アンビエントなどのテクノの元祖と言っていい存在で、ニューウェイヴの元祖となるブライアンイーノやデヴィッドボウイに多大な影響を与えている事から、ニューウェイヴの元祖としても重要な位置に存在しています。

1. 15:33
2. 7:38
3. 21:17

曲のタイトルが無く、秒数のみで表されているところが、音楽を記号として捉えている感覚があります。サウンドは現代音楽の範疇であり、アンビエント作品とも言えます。しかし、まだシンセサイザーを全く使っていません。それでこれだけの音を創りだしているのは驚きです。ブライアンイーノのデビュー当時の肩書きはサウンドトリートメントでしたが、正に音のトリートメントで創られた作品といえるでしょう。

私もシンセサイザーを持っていなかった時期には、エコーマシーンやディレイのフィードバックをいじって、同じような音を付け足していました。プロの人に聴いてもらいましたが、シンセサイザーを使っていると思っていました。どうやって音を創ってるのかと質問をされましたが、シンセサイザーは使っていないと言うと不思議がられました。シンセを持っていなくても、これだけの音が出せるのです。しかし、当時はそれを作品の骨格として使う人が少なく、正に斬新なサウンドになっており、多くの人に影響を与えた事は不思議ではありません。名盤です。

Cluster '71


[20121221]

DoublebindDoublebind
(2011/04/29)
Guru Guru

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2011年の作品で、現在までの最新作になります。ヒップホップ以降のジャムバンドらしいエフェクティヴな処理が光るロックンロールになっています。70年代のハードロック的な曲もありながら、ヒップなサウンド処理が斬新で、21世紀に通用するロックンロール作品に仕上げています。

1. Maneater
2. Geraldine
3. Out Of Time
4. Chabbli-Babbli
5. UFO Over N.Y.
6. Mars Man + Woman
7. Jazzkraut
8. Ahandyplus
9. No Trill Anymore
10. Venus Breeze
11. Kabuki Dream

特に派手な事はやっていません。必要最小限の演奏を丁寧に際立たせるアレンジになっているのです。そこが何とも心地良く、シンプルながら良く練り込まれています。基本はアナログなジャムバンドであり、ライブでその威力を発揮する強者達ですが、それに加えてスタジオ盤ではセンスのいいエフェクトアレンジが施されています。70年代ロックファンをも唸らせながら、古くささを感じさせない見事なバランスです。

おじさんになっているので、持ち前のひょうきんさ軽薄に終わらずに味わいになっているのが功を奏しています。初期の3枚のアルバムばかり評価されていますが、このバンドは基本変わっていません。それよりも、現在の方が表現力が増してやりたい事が明確な分だけ、独りよがりになっていません。Kabuki Dreamでの意味不明な日本語もご愛嬌で、見事な名盤だと思います。

Geraldine
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[20121220]

PsyPsy
(2008/03/04)
Guru Guru

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2008年の作品です。今回のエスニック方面はインド音楽やアラビックな雰囲気を持ったハードロック、ジャムバンドスタイルになっています。良くありがちですが、サイケ以降、インド音楽はロックによく似合うのです。劇的に感動的になっています。後期ツェッペリンみたいだし、サンプリングの使い方も巧みになっています。

1. Dark Blue Star
2. Jaipur
3. Luigi
4. Wonderland
5. For Ivy
6. Yellow Sunshine
7. Mi Caro Caro
8. Sumpfige Wasser
9. Jan & Mani
10. Blue Angel
11. Die Verkündung
12. Spam Spam
13. Elektrolurch Mutation

ジャムバンドですからドラムは生打ちです。かといって、でたらめに叩くのではなく、パターンを創っていますが、間を取るところとオカズとのメリハリが生ならではです。演奏自体はジャズロックという基本を押さえながらも力みの無い自由奔放さを持っています。バンドとしても実に円熟期にさしかかっているようです。初期の頃よりも断然この頃の方が素晴らしいと思います。

このバンドはドイツのバンドでありながら、結局テクノに走る事がありませんでした。ジャムバンド、生演奏こそがこのバンドのキモなのです。思いっきり後期ツェッペリンのようなリフが満載で、ロックファンならにやけそうです。ツェッペリン、クリムゾンという69年から70年代にかけて革新的だったバンドをひょうきんにしたような演奏です。その軽やかさも魅力です。素晴らしい名盤です。

Dark Blue Star
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[20121219]

In the Guru LoungeIn the Guru Lounge
(2006/01/10)
Guru Guru

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2005年の作品で、マニに蝋人形が飾られている東京タワーがジャケットに映し出されています。そして前作からジャケットにはカタカナでグルグルと書かれています。相当蝋人形にされたのが嬉しかったのでしょう。前作はエスニックな緊張がありましたが、今作はリラックスしたロックンロールパーティーになっています。

1. Tokyo Girl
2. Read Air
3. Pow Wow
4. Sierra Nirvana
5. Kleines Pyjama
6. Bo Altai
7. Guru Lounge Suite: Cool, Baby; Expressions; Kirk It, Roland; I Found You; New Be Bop; Please Wait For Me; At The Guru Lounge; Kunstpause; Krackel
8. Mexikaner

ジャズ畑のマニにとってはロックンロールは革命的なものであり、それはテクノやヒップホップ以上に彼にとっては新しいものなのか、時代を無視してロックンロールな曲をたまにやりだします。しかし、リフなどは独創的であり、シンプルな中にもセンスが光ります。Pow Wowではインディアンビートを取り入れています。これもエスニックの範疇なのでしょうか。

この頃に鳴門テクノの新しいものはないですし、何をやっても正解みたいな時代になりますので、このようなジャムバンドな雰囲気に戻っても良しとしましょう。ちょっとひょうきんなくらいに明るいロックンロールになっています。それでも他には無いこバンドでしかあり得ないようなロックンロールになっています。伝わりにくいかもしれませんが、ロックンロールの新しい解釈による作品だと思います。

Read Air
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[20121218]

2000 Gurus2000 Gurus
(2000/11/22)
不明

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2000年の作品で、ブレイクビーツや打ち込みでエスニックフュージョンしています。やっとサンプラーというものを使うようになり、エスニックな素材と生演奏のミキシングを楽しんでいるような内容になっています。やっている事はジャズ、フュージョンなのですが、ブレイクビーツも効果的に使用して、新しいスタイルをものにしています。

1. 2000 Gurus (All Later)
2. Galactic Human
3. Tribes and Vibes
4. Night Birds
5. Marabut
6. Glck
7. Blue Space

サンプリングによるエスニック素材はこれまで以上にMani Neumeierがやりたい事を的確に表現しています。この時期のジャムバンドもサンプラーはありきでジャムセッションしますので、このやり方は反則ではありません。生演奏では出せない音源として使用するのです。それで60年代、70年代のジャムバンドとは違う事を主張します。

打ち込みによりテクノな雰囲気も出していますが、アグレッシブにエスニック素材が絡んできて、彼ららしいサウンドになっていきます。80年代のエスニックなやり方とも違うインテリジェントな音楽になっています。フレーズサンプリングも多用していますが、それに負けないくらい生演奏が絡んできます。この時期の彼らははずれがありません。名盤です。

2007 Live

[20121217]

Moshi MoshiMoshi Moshi
(2006/01/10)
Guru Guru

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97年の作品で、日本びいきのMani Neumeierによる日本へのオマージュとなっています。ジャケットは日本の週刊誌が並べられ、タイトル曲ではへんてこ日本語によるラップもどき?なおかしな日本語が並べられていますが、韻はふんでいます。これがハードフュージョンにより歌われると言う悦楽変態ロックになっているのが彼らの魅力であります。

1. Moshi Moshi
2. Jet Lag
3. Tamil Nadu
4. Il Maestroso
5. Inkarnation  Stomp
6. XL Generation
7. Jonny Filter
8. Skylab
9. Dont Worry About The Koto
10. Bonusdreck
11. Elektrolurch-Mutation

東京タワーの蝋人形館にはビートルズやフランク・ザッパらとともにマニの蝋人形もあり、あまり知られていないところで日本を親密な関係になっています。日本とドイツというのはどこか通じ合うところがあり、第二次世界大戦でも同盟を結んでいましたが、マニアックなファン心理も共通するものがあるのかもしれません。

ジャムバンドがテクノ勢に変わっていくような雰囲気があった時期ですから、このバンドもその路線なら専売特許でうから良かったのですが、ジャムバンドブームはマニアにのみ支持されて、いつしか消えていきました。パンク以降の簡易化されたロックに飽きた人にとっては羨望する事象でしたが、簡易化になれてしまった若者には受け入れられなかったようです。

Moshi Moshi
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[20121216]

Wah WahWah Wah
(2007/01/16)
Guru Guru

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95年の作品です。前作から変態的GURU GURUが復活して、ファンを喜ばせています。ドラムの音は90年代らしいジャムバンド風でかっこいいです。そうです。テクノではなく、ジャムバンドとして聴けば、このバンドの凄さが分かってくるのです。今回はかなりハードロック、ハードフュージョンしていてかっこいいです。70年代よりも面白いかもしれません。

1. Living In The Woods
2. Ich bin
3. Iddli Killer (East)
4. Rastafari in Bayuvari
5. Wunder
6. Drumming Man
7. Izmiz
8. Wah Wah
9. Maybe He's Late
10. Iddli Killer (West)
11. Space Baby

やっと90年代に出しても恥ずかしくない作品を創り上げました。これならファン以外でも納得出来るはずです。ジャンルも国籍も飛び越えて変態セッションを繰り広げる様は圧巻です。バンドメンバーもオリジナルメンバーよりも演奏が旨いので、70年代の作品よりも質が高くなっています。

ニューウェイヴに走った事もありますが、ここまで、かなり途中を省いて進化したバンドだと思います。途中のいろんな要素が抜け落ちているので、レトロな感じもしますが、これはまぎれも無く90年代ならではのサウンドです。決してコマーシャルになる事無く、よくぞここまで生き延びてきたものだと感心します。そして、年老いても尚変質的である事に感謝いたします。名盤です。

Living In The Woods
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[20121216]

Shake WellShake Well
(2007/01/16)
Guru Guru

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92年の作品です。ニューウェイヴバンドへの変身を経て、普通のバンドになってしまっています。時折変態的な演奏もあるので面白いのですが、ロックンロール、ロカビリー、フリージャズなど、92年にやるようなサウンドではないですね。音楽的には面白いのですが、これじゃ売れなくなるのもうなずけます。

1. Reality
2. I Want You
3. Frulein Doktor
4. Mystery Train
5. Space Baby
6. Well, Well
7. Desire
8. Pretty Girl
9. Teddy Bear
10. Monkees Dance
11. Time, What Time?
12. Mimpi Manis
13. Ooga Booga-Specia

ツェッペリンのようなハードロックを90年代にやってしまうという、70年代ファンには嬉しい限りですが、テクノ全盛期にドイツからこんなサウンドが届いても、ほとんど相手にされないでしょう。ロカビリー調の曲ではロバートプラントがプレスリーの真似をしているのをパロディーにしているみたいです。そういえば、この頃ドレッドツェッペリンが話題になっているので、アリだったのかもしれません。

音楽的にはごった煮であり、ハードフュージョンやガムランもあったり、Mani Neumeierの変質的指趣向が良く出ています。もし、長くGURU GURUファンをやっている人がいるのなら、このアルバムは喜ばしい内容になっていると思います。3枚目以降のアルバムのひょうきんな感じがいい意味で復元されているからです。私は好きです。

Space Baby
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[20121216]

グル・グル ’88グル・グル ’88
(2007/04/25)
グル・グル

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グル・グル ’88グル・グル ’88
(2007/04/25)
グル・グル

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88年の作品です。87年のJungleは廃盤のようです。Mani NeumeierはGURU GURUとは別にソロプロジェクトもやるようになりますが、GURU GURUとしての作品もリリースさせていきます。完全にニューウェイヴ化してしまって、女性ボーカリストや若いメンバーを入れて、新しい感性を取り入れるようにしています。まるでB-52みたいです。

1. Work
2. Take It All
3. Long Ago
4. Dig The Fun
5. Bat Man
6. His Time
7. Jim Jim Jimmy
8. Guru Guru Shake

完全に方向転換して、フュージョンは封印しています。ベースを強調し、簡易的なギターに単純なタンゴを連発するような歌。パンクやニューウェイヴはドイツから生まれたものなのに、完全にイギリスやアメリカのニューウェイヴにしてやられています。80年代ということで、ファンク的なリズム、ゲートリバーブもどきありです。

しかし、それらのサウンドは80年代初期のものであり、88年にやる事ではありません。その辺の感覚は少しずれているとしか思えません。Mani Neumeierはドラム屋さんなので、リズムにこだわるところがあり、ニューウェイヴのリズムが気に入っていたのでしょうか。ここまで来るとGURU GURUと呼ぶには違和感を感じます。

Jungle Man

[20121215]

マニ・イン・ジャーマニ(MANI IN GERMANI)マニ・イン・ジャーマニ(MANI IN GERMANI)
(2003/05/20)
グルグル(GURU GURU)

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マニ・イン・ジャーマニ(MANI IN GERMANI)マニ・イン・ジャーマニ(MANI IN GERMANI)
(2003/05/20)
グルグル(GURU GURU)

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81年の作品で、ニューウェイヴ色が出ています。フュージョンスタイルではありますが、ロック、それも80年代のニューウェイゔ的なシンプルなロックアレンジになっています。ですから、せっかくアダルトなフュージョンを構築していたのが、一気に精神年齢が下がったみたいな内容になっています。

1. Andrea
2. Stamp Out Reality
3. Jupiter God
4. Komm Lutsch Mal
5. Heit Geh I In Dschtod
6. Der Zweifache Weg (Der Star Wars)
7. Für Biene Maya (Neuer Frühling - Alter Schatz)
8. Blue Huhn (Finkenbacher Spätlese Blues)
9. Lurchis Abenteuer

シンセサイザーも主力になっています。しかし、ドイツ的なシンセの使い方ではなく、あくまでもフュージョンやニューウェイヴから逆輸入したような使い方になっています。まったくもってドイツらしくないバンドなのであります。ニューウェイヴもドイツが元祖でありながら、ドイツならではなものは感じられません。あくまでも海外から入ってくるサウンドに感化されたものになっています。

ジャズとロックの融合ということでいえば、このバンドの一番得意とする分野であり、それが今回はニューウェイヴ系のサウンドを取り入れたという事でしょうが、聴く方に録っては混乱してしまうようなスタイルになっています。せっかく音楽的に進化していたのを後退させるような内容になっているからです。ニューウェイヴという事で、レゲエのようなオフビートを取り入れたりして、当時としては新しい事をやっていますが、もう少し洗練されたような取り入れ方をすれば納得いきますが、かなり乱暴な取り入れ方をしています。

Jupiter God

[20121215]

Hey DuHey Du
(2006/06/06)
Guru Guru

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77年のGlobetrotterというアルバムを出していますが、廃盤のようです。このアルバムは79年の作品です。よりラテン色が強くなっていて、まるでブラジルのバンドのようです。当時はフュージョン界でもブラジルが注目されていた時期でもあり、そこら辺りとはシンクロしています。ロックという分野からすると初期の作品ばかり評価されていますが、フュージョンの分野から見ると、この頃の彼らの音楽は目を見張るものがあります。

1. Starway
2. Ds War I
3. Was Fr´ne Welt
4. Giri Fushi
5. Hey Du
6. Taoma
7. Atommolch
8. I Am Rolling Through The City

フュージョン界でも、ここまでかっこ良くラテンフュージョンを決められるバンドは少なかったと思います。GURU GURUといえば最初の3枚のアルバムばかり評価されがちですが、私としてはそれらのアルバムは60年代ロックの焼き直し的なイメージがあり、高くは評価しておりません。それよりもこの時期の作品の方が遥かに音楽的にも優れています。本家のフュージョン界よりも優れた内容になっていると思います。

この時期の作品がなぜ高く評価されないのかの方が疑問なのです。これほど心地良くてかっこいい音楽は滅多に聴けません。たとえばロックとフュージョンが旨く混じりあっていたスティーリーダンと肩を並べるくらい素晴らしいものです。下手をすればこちらの方が優れていると私は感じています。世界的なヒット作品を出していないというのもありますが、決してヒットしないような作品ではありません。ただ、彼らのイメージからかけ離れ過ぎていたのが原因で売れなかったのだと思います。素晴らしい名盤で間違いありません。

Giri Fushi
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[20121215]

Tango FangoTango Fango
(2009/07/14)
Guru Guru

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76年の作品です。解散状態の危機に直面しながらもMani Neumeierを中心に再結成して、再スタートを切った作品です。これまで以上にストレートにフュージョンしています。ただしラテンフュージョンからのA.O.R.的な洗練された内容になっています。日本のチャーなどが好きな人には受け入れ易い音楽だと思います。

1. Tomorrow
2. Tango Fango
3. Soba Soave Bossanova
4. Un, Deux, Trois
5. Nightbear
6. Banana Flip
7. L.Torro
8. Salto Mortadella
9. Das Lebendige Radio A) 0 Uhr 69 B) Wir Maschen Musik
C) Der Kaiserjodler D) Schnaderhupferl E) Bye, Bye Johnny

フランクザッパのような下世話なおしゃべりが入りますが、それが嫌み感じないほど洗練されています。初期の頃はドイツ語で歌っていた彼らですが、いつしか世界を視野に入れたのか、英語で歌うようになって、曲の構成もしっかり創られるようになって、その中でハチャメチャ騒いでいるので、ポップな領域を逸脱する事無く聴き易いものになっています。

ドイツからはテクノやプログレ、ハードロックに進む傾向があるのに、正統派なフュージョンをやるバンドは珍しいと思います。ジャケットはまるでジュダスプリーストのファーストアルバムみたいですが、ヘヴィメタではありません。統制のとれた見事なラテンフュージョン作品です。私としてはこの頃のサウンドの方が好みです。演奏も素晴らしい名盤です。

Tomorrow
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[20121215]

Mani Und Seine FreundeMani Und Seine Freunde
(2006/01/10)
Guru Guru

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75年の作品で、ドラムのMani Neumeierの趣向が強くでた作品です。ほぼフュージョンと言っていいでしょう。ジャズファンクの面が強く、それでいてポップだったりするので、これまでのアルバムの中でも一番聴き易くなっています。明るくておしゃれだったりするので、これまでのグルグルのイメージが完全に変わりました。

1. Sunrise Is Everywhere
2. Chicken Rock
3. Its Your Turn
4. Walking, Eating My Hot Dog
5. Fly Easy
6. From Another World
7. Woodpecker´s Dream
8. 1,2,3,4, Marsch´n´Rock
9. Drink Wine
10. From Another World

アヴァンギャルドで変態的な事もやっているのですが、それを差し引いても軽快でポップな面が補って、マニアックなファンでなくてもすんなり納得出来る出来映えです。音楽の構成力、作曲能力が飛躍的に進化したと言えるでしょう。これは後退ではなく、間違いなく前進しています。フュージョンとしても革新的に面白い事をやっています。

普通ではない人が普通の作品を創る。そうすると、とんでもなく質の高い作品が出来上がる。その典型的なアルバムだと思います。無駄にフリーな演奏をしなくても独創的でいられる。それは音楽家にとっては理想的なものです。そういう境地に達しているので、もっと高く評価されるべき作品です。メンバーチェンジした事により、より多くの武器を持つ事が出来たとも言えるでしょう、名盤です。

Sunrise Is Everywhere
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[20121214]

Dance of the FlamesDance of the Flames
(2006/06/06)
Guru Guru

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74年の作品で、メンバーチェンジも行われて、よりプロフェッショナルな演奏になりました。ジャズロックというか、フュージョン色強くなり、これまでのサイケデリックな雰囲気からジャズロック的な混沌とした感じになっています。元々Mani Neumeierはジャズ系のミュージシャンなので、当時流行っていたフュージョン方面にいってもおかしくありません。

1. Dagobert Ducks 100th Birthday
2. The Girl From Hirschhorn
3. The Day Of Timestop
4. Dance Of The Flames
5. Samba Das Rosas
6. Rallulli
7. At The Juncture Of Light And Dark
8. Gods Endless Love For Men
9. Doing

しかし、70年代の作品にしては音の厚みがありません。これはバンドの演奏以上のものを付け足していないからでしょう。ライブ感を出しているのか、もう少しタイトにするとかっこいいとおもうのですが、ステージマイクで録音したような感じで、数少ない出音なのに粒立ちが悪いです。後キーボードがあるだけで違うと思うのですが、プラスαな音はかなり控えめです。

フリーな部分が減り、曲としては構成がしっかりしています。それでも変態的な展開は欠かしません。フュージョン的な和音構成になっているので、かっこ良くなっています。プログレッシヴな展開でもありますが、一般的なイギリスのプログレスタイルとは、かなり違っています。それこそがグルグルの特長でもあるので、変態バンドという形容が一番いいのかもしれません。

Dagobert Ducks 100th Birthday
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[20121213]

Don\'t Call Us: We Call You (Bonus CD)Don\'t Call Us: We Call You (Bonus CD)
(2007/01/16)
Guru Guru

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73年のアルバムで、2枚組、1枚がスタジオ盤、2枚目がライブ盤になっている、良くあるパターンですが、73年では少し古いやり方です。サウンドもまだ60年代の4トラ、8トラで録ったようなサウンドになっています。ギターの音もまだ60年代していて、70年代特有の100W以上のアンプで歪ませたような分厚い音になっていません。

ディスク:1
1. Africa Steals The Show
2. Round Dance
3. 200 Clichs
4. Das Zwickmaschinchen
5. Guru Guru Ltd.
ディスク:2
1. 200 Clichs
2. Ooga Booga
3. Der Elektrolurch
4. Medley: Rocken Mit Eduard / Something Else / Weekend / Twenty Flight Rock

アフリカのリズムを取り入れたり、ユニークな試みもあり、ひょうきんな感じと初期のシリアスな部分が共存しています。ポップだったり、ハードだったり、サイケしていたり、彼らの自由な趣向は変わりませんが、当時の世界的な主流の音にはまだ達していませんので、当時としても古くさい感じがします。当時の西ドイツでは情報はストレートに入っていたはずですが、まるで鎖国しているかのような感じはタンジェリンと同じです。

ドイツではA級バンドですが、その鎖国感が世界ではB級に感じさせます。それこそがクラウトロック醍醐味なのかもしれません。他の国ではないような感性を恥じる事無く発揮しています。もう少し音が世界レベルに達していれば、それもアリかもしれませんが、全体的に古くさく感じさせてしまうのはマイナスだと思います。ギターテクニックも古いです。そうした全体的な面での進化が欲しいところです。

Africa Steals The Show
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[20121212]

Guru GuruGuru Guru
(2007/06/05)
Guru Guru

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不思議の国のグル・グル(紙ジャケット仕様)不思議の国のグル・グル(紙ジャケット仕様)
(2005/05/18)
グル・グル

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73年の作品で、メンバー変更があり、ここから第二期になっていきます。前作でもあったユーモラスな部分が強調されてポップになっていきます。ベースのUli Trepteが脱退した為、それまでのシリアスな部分が無くなってしまったのです。フリーな作風はありますが、自由は自由でもしっかり構築された曲が自在に変化していきます。

1. Samantha's Rabbit
2. Medley: Rocken Mit Eduard/Something Else/Weekend/Twenty Flight Rock
3. Woman Drum
4. Der Elektrolurch
5. The Story Of Life
6. :25

アグレッシヴなアヴァンギャルドからアヴァンギャルドポップになっていきます。エディコクランメドレーがあったり、この時期にロックンロールのリフを大々的に演奏するというのも恥ずかしい限りですが、そこはユーモアの一つと考え易くなっているので、何とかなってます。これがシリアスにやられたらダサイになってしまいます。

この時期には16トラックは当たり前になっていて、もっといい音で録れるはずなのですが、いまだに60年代な出音というのもダサイですが、それもユーモアの一つとして許されます。機材が古いのか、かなりライブな演奏で録音されています。アドリブ合戦ですから、それも当たり前ですが、そこからしっかり編集し直すことは、あまりされていません。それもこのバンドの売りでもあります。

Samantha's Rabbit
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[20121211]

Kaen-GuruKaen-Guru
(2003/09/16)
Guru Guru

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Kanguru (Reis)Kanguru (Reis)
(2009/03/24)
Guru Guru

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72年の作品で、さすがにこの頃になるとジミヘン色は薄れています。時代は完璧にハードロックの時代になっており、ギターソロのはしはしにツェッペリンの影響を感じますし、カッティングにしてもブラックサバスを感じます。しかし、ハードロックやヘヴィメタにはなっていません。あくまでもフリーなサイケロックの演奏形態なのです。

1. Oxymoron
2. Immer Lustig
3. Baby Cake Walk
4. Ooga Booga

アドリブありの長めの曲ばかりですが、テーマがどんどん明確になっています。70年代初期の学生運動的な盛り上がりはドイツにもあり、そういうファンに支えられてきた彼らでしたが、さすがにこの頃になると、学生運動もおとなしくなり、音楽にもその傾向が現れてきます。ファーストアルバムの爆発的な衝動は抑えられ、ユーモラスな面も出始めています。

ジャズ畑出身の彼らにとってはロックンロールという新鮮な素材を、どう料理するかというのがテーマのようで、使い古されたロックンロールリフを平気で演奏していたり、その辺の感覚は独特で、アヴァンギャルドとオーソドックスが混在となり、このスリーピースバンドのサウンドをコニープランクが見事に料理しています。ただ、かなりお遊び度が高く、これまでのシリアスな雰囲気からユーモラスな演奏に変化しています。

Oxymoron
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[20121210]

HintenHinten
(1999/02/01)
Guru Guru

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71年の作品です。このアルバムからコニープランクがエンジニアとして参加して乱雑だったスタイルにまとまりが生まれています。ファーストはまだ60年代のサイケの名残がありましたが、70年代はハードロック、プログレの時代が始まります。サイケの混沌から様々な音楽が融合して構築美を競うようになっていきます。その影響が少し現れて、明確なテーマを持った作品になっています。

1. Electric Junk
2. The Meaning Of Meaning
3. Bo Diddley
4. Space Ship

フリージャズからハードバップになったようで、テーマを演奏した後にフリーなアドリブに展開していきます。まだ60年代的なサイケ感は残っています。ドイツではCANという先鋭がいましたが、それよりも演奏力がある分、暴れ回ります。ハードロック的なリフを創っているのはツェッペリンの影響でしょう。ジミヘンも入っていますね。フェードバック&アーミングというプレイは、かなりジミヘンを拡大したようなものです。

ジミヘンはイギリスでデビューしていますから、イギリスの音楽が入り易いドイツでは受けていたようです。スコーピオンズのギタリストUlrich Rothもそうでした。しかし、イギリスやアメリカでジミヘンがしっかり研鑽されていくのは後になりますから、ドイツの食いつきの方がストレートだったと思います。それにしてもフリーのジャムセッションをまとめあげたコニープランクの力量がものを言っています。名盤です。

Electric Junk
⇒ 続きを読む

[20121209]

UFOUFO
(2009/01/01)
Guru Guru

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続きましてはGuru Guruの70年のデビューアルバムです。Guru GuruはフリージャズのドラマーだったMani Neumeierがフリージャズだけでは物足りなくなり、ジャズロックを標榜して結成されました。ベースがUli Trepteで、ギターのAx Genrichのトリオ編成でスタートします。トリオという事と、サイケデリックでフリーな演奏からジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスやクリームのように語られています。

1. STONE IN
2. GIRL CALL
3. NEXT TIME SEE YOU AT DALAI LHAMA
4. UFO
5. DER LSD-MARSCH

プロデューサーがその後のドイツロック、所謂クラウトロックのほとんどの作品をプロデュースするConny Plankです。デビュー当時の彼らのスタイルは、トリオによる轟音サウンドで政治的な歌をがなり立てると言う乱暴な感じの作品です。これは他の規律的なドイツのバンドとは違ってドイツにも新しい時代が来た事を物語っています。

この荒削りな演奏こそがこのアルバムの魅力であり、実にアナログな作品ではありますが、芸術は爆発だ的な力を放っています。バンドの中心人物のManiはドラマーなので、この後リズムを極めていき、後のブレイクビートやドラムンベースの原型となっていきます。日本では知っている人しか知らないバンドですが、ロックの歴史の中では非常に重要な存在となっています。アヴァンギャルド性ではフランクザッパとも比べられますが、それだけのものを、これから残していきます。名盤です。

STONE IN
⇒ 続きを読む

[20121209]

Knights of Asheville: Live at Moogfest 2011Knights of Asheville: Live at Moogfest 2011
(2011/12/20)
Tangerine Dream

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2011年のライブアルバムです。既存の曲と新曲が入り交じっています。この頃から最近にかけてはライブアルバムばかりリリースしているので、この作品をひとまずの最後の紹介にします。新しいバンドとしていいものを持っているのに、新作を出せないと言う、老後なのでしょうがないのですが、新しいオリジナルアルバムが出るのかどうかも定かではありません。

DISC ONE
1. Marmontel Riding On A Clef
2. Hoël Dhat The Alchemist
3. Serpent Magique
4. Carmel Calif
5. Sunshift (Moonmother's Mix)
6. Living In Eternity
7. Asheville Sunrise
8. Restless Mind
9. One Night In Space
DISC TWO
1. Hunter Shot By A Yellow Rabbit
2. The Evening Before Easter
3. Dream Phantom Of The Common Man
4. Long Island Sunset
5. Stratosfear '95
ENCORE:
6. Cloudburst Flight
7. Darkness Veiling The Night
8. Edgar's Closing Words
9. Views From A Distant Star

CDで2枚組というボリュームです。かなり聴き応えがあります。ライブなのでファン向けにテクノ風な曲が多いですが、このバンドとしてのポテンシャルを聴かせるような演奏になっています。打ち込みよりも生演奏の醍醐味があり、いいバンドになった事がよく分かりますが、毎年のように新作を出していた人が、新作を創れなくなっていると言う悲しい現実も感じてしまいます。

長い歴史を持つタンジェリンドリームですが、初期の頃は独創的で、ドイツらしいその作風が多くの影響を与えましたが、80年代以降は全く斬新さを失ってしまいました。そして現在の体制になって、斬新さよりも質の高い音楽で勝負出来るようになりましたが、新しい作品を生み出すアイデアに枯渇している模様です。この長い歴史を見渡してみると、実にユニークなグループであった事が分かります。

Marmontel Riding On A Clef
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[20121209]

Under CoverUnder Cover
(2012/10/16)
Tangerine Dream

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2010年の作品です。Edgar Froeseが一人で打ち込みで創った作品がありましたが、ボーカルバンドとしてタンジェリンは解体しておりませんでした。しかし、今作はオリジナルではなく、カバー曲集になっています。そしてその選曲が笑えるような曲ばかりです。全くタンジェリンには似つかわしくない曲が多く、恐らくバンドとしての好きな曲なのでしょう。

1. Cry Little Sister(Gerard McMann & Michael Mainieri)
2. Everybody Hurts(REM)
3. Precious(DEPECHE MODE)
4. Space Oddity(David Bowie)
5. The Model(KRAFTWERK)
6. Wicked Game(Chris Isaak)
7. Hotel California(EAGLES)
8. Suzanne(Leonard Cohen)
9. Heroes(David Bowie)
10. Forever Young(ALPHAVILLE)
11. Iris(GOO GOO DOLLS)
12. Norwegian Wood(THE BEATLES)
13. Hallelujah(Leonard Cohen)
14. Wish You Were Here(PINK FLOYD)

Christian Hauslのボーカルが素晴らしいので、何を歌わせても大丈夫であり、彼の歌の素晴らしさを伝える為にはカバー作品の方が分かり易くもあります。恐らくChristian Hauslの趣味による選曲が大きく、デビッドボウイやレナードコーエン、そして笑えるのがオルタナのR.E.M.やイーグルスのホテルカリフォルニアです。ヨーロッパを代表するプログレバンドには似つかわしくない選曲です。

Edgar Froese の趣向としてはビートルズやピンクフロイド、そして同僚のクラフトワークくらいでしょう。それにしてもアレンジは見事なもので、最近のカバー作品の中ではぴか一に優れています。タンジェリンドリームを名乗るのはどうかと思いますが、このバンドのポテンシャルは素晴らしいものがあります。アレンジ力も演奏力も申し分ありません。素晴らしい名盤です。

Everybody Hurts
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[20121209]

ChandraChandra
(2009/10/06)
Tangerine Dream

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2009年の作品で、ほぼEdgar Froese一人で創り上げた作品です。ですから全面打ち込みのテクノ作品になっています。かなり細かい打ち込みをプログラミングしていて、90年代のテクノとはひと味違います。しかし、特に新しさは感じません。歌ものよりはタンジェリンらしいですが、歌ものでいい作品を創っていただけに、こうなってしまったのは後退としか言いようがありません。

1. Approaching Greenland at 7 P.M.
2. The Moondog Connection
3. Screaming of the Dreamless Sleeper
4. Unknown Is the Truth
5. The Dance Without Dancers
6. Child Lost in Wilderness
7. Sailor of the Lost Arch
8. Verses of a Sisong
9. Silence on a Crawler Lane

これまでのタンジェリンの打ち込み作品に比べても、しっかり創り込まれていて、繊細な処理がなされています。ですから昔の作品に比べれば向上していますが、2009年という時代にこの内容は、あまりにもお粗末です。まあ、この頃になると全く新しいスタイルが生まれてきていませんので、何をやってもいいのですが、もう少し斬新さがあってもいいのではと思います。

既に大御所になっているので、大御所ならではの風格は必要でしょう。これじゃ若手テクノミュージシャンにも劣っています。これがEdgar Froeseの限界なのでしょうね。この人一人ではあまりにも世界が狭過ぎる。プロなんだからもっといろんな音楽を聴くべきだと思うし、素人の私にこれだけ突っ込まれているのは恥でしょう。音楽的には退屈なだけです。

Approaching Greenland at 7 P.M.
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[20121208]

Views from a Red TrainViews from a Red Train
(2010/07/13)
Tangerine Dream

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2008年の作品です。列車の車窓から眺める景色をテーマにしたコンセプトアルバムです。ニューエイジミュージックというか、自然主義的な大人の音楽になっています。シンセシーケンスもありますが、あくまでも装飾の一つであり、もはやテクノではありません。90年代に流行った、U2崩れの歌ものみたいな感じです。

1. Carmel Calif
2. Passing All Signs
3. Leviathan
4. Hunter Shot by a Yellow Rabbit
5. Nutshell Awakening
6. One Night in Space
7. Serpent Magique
8. Lord of the Ants
9. Fire on the Mountain
10. Sound of a Shell

80年代にも歌ものをやったりしていますが、その時よりは音楽的に成長しています。流行に関係なく、いい音楽を創造するという、昔には無かったプラス思考になっています。ライトフュージョンとケルトミュージックのようなニューエイジミュージックが結びついたような感じです。ですから、音楽的には質が良いものになっています。そこが一番重要であり、結果として出された音がいいか悪いかしかないのです。

80年代、90年代には私は悪い音だと思っていました。しかし、前作からの新しい彼らのスタイルは良いものになっています。もはやテクノとかどうでもいい感じです。ミュージシャンも年を取るのだし、年を重ねただけのものが音楽にも現れて欲しいと思っています。それがやっといい年の取り方をしていると思えるような作品を創れるようになっています。

Carmel Calif
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[20121208]

Madcaps Flaming DutyMadcaps Flaming Duty
(2007/05/01)
Tangerine Dream

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2007年の作品で、久々のちゃんとしたオリジナルアルバムです。前年に無くなったシドバレットに捧げられています。初期の頃からタンジェリンはピンクフロイドの影響が強かったのですが、彼らにとってもシドの死はショッキングな事だったのでしょう。薬物中毒で早くからリタイアしていたシドバレット、2006年まで生きていた事自体奇跡だと思っています。

1. Astrophel And Stella
2. Shape My Sin
3. The Blessed Damozel
4. The Divorce
5. A Dream Of Death
6. Hear the Voice
7. Lake Of Pontchartrain
8. Mad Song
9. One Hour Of Madness
10. Man
11. Hymn To Intellectual Beauty
12. Solution Of All Problems

この久々の新作ですが、ボーカルを中心としたバンド体制になっています。キーボード、ギターのEdgar Froeseは唯一のオリジナルメンバーで、ボーカルのChris Hausl、キーボード、ドラムプログラミングのThorsten Quaeschning、ギターのBernhard Biebl、フルートのLinda Spa、パーカッションのIris Camaaの6人編成です。シンセプログラミングを駆使していますが、基本はアナログなバンドになってしまっています。

Chris Hauslの正統派な歌い方は、どう転がってもシドバレットには結びつきません。音楽的には関係ないものになっています。どちらかと言うと、ケルト音楽などの自然派な音楽集団になっているような雰囲気です。そういう意味でも80年代的でありますが、この落ち着いた感じは80年代には無かったものです。新しい彼らのスタイルのお披露目になっています。結構音楽的にはいい作品です。

Astrophel And Stella
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[20121208]

フェードラ2005(紙ジャケット仕様)フェードラ2005(紙ジャケット仕様)
(2009/05/27)
タンジェリン・ドリーム

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2005年の作品で、初期の名作Phaedraをセルフカバーしたものです。かのの栄光にすがってしまうなんて、老後たる所以であります。ただ、素材がいいだけに、リメイクしても素晴らしい内容になっています。当時からは格段にテクノロジーが進化しているので、テクノなシーケンスが巧妙に加わり、軽快な作品に生まれ変わりました。

1. Phaedra
2. Mysterious Semblance at the Strand of Nightmares
3. Movements of a Visionary
4. Sequent C
5. Delfi

2005年といえば、パソコンの性能も飛躍的に進化して、パソコン内で使えるソフトシンセもハードシンセに劣らないような優れものが沢山生まれています。現に彼らはソフトシンセのMoogを使っています。画面上でタンスになっていて、プラグを差し替え足りする事も再現されています。そしてなによりプログラマブルで安定しているという強みがあります。

音が良くなった分、作品的にも完成度が高まっていますが、音が悪くても悪戦苦闘しながら創った昔の作品の素晴らしさは、さすがに超える事は出来ません。それを承知の上で、新しく生まれ変わった作品として楽しむ事が出来ます。現在のアンビエントテクノの原型ですから、現代風にアレンジし直せば、どれだけ優れた作品だったのかが再確認出来ます。

Phaedra
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[20121208]

Jeanne D\'ArcJeanne D\'Arc
(2007/11/20)
Tangerine Dream

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Jeanne D\'ArcJeanne D\'Arc
(2009/04/21)
Tangerine Dream

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2005年の作品ですが、録音は90年に行われています。この時期は既に老後の世界に入っていて、企画ものシリーズをリリースしたり、ライブ音源をリリースしたりしています。そして昔の未発表音源を編集し直してリリースされたのがこのアルバムです。ファンにとっては新作みたいなものですが、当時ボツになっていた作品の方が、リリースされた作品よりも優れています。

1. La Vision
2. La Joie
3. La Force Du Courage
4. La Solitude Dans L'Espoir
5. La Marche
6. La Sagesse Du Destin
7. Le Combat Du Sang
8. Le Combat Des Epees
9. La Liberation

90年代のタンジェリンはつまらない作品ばかり創っていました。その影で、これだけ優れた作品が眠っていると言う矛盾。周りのスタッフを含めて、ものの善し悪しを判断出来る人間がいなかったのでしょう。再編集している分、2005年なりの手を加えているにしても、アンビエントテクノな素晴らしい内容になっています。

ドラムパターンの作り方も上手になっていますし、これだけの手法が出来るようになっているだから新作をリリースしても良かったと思うのですが、そこが老後の世界であり、もはや彼らにそれだけの集中力は残されていないのでしょう。それでも少し手を加えただけで、これだけ素晴らしい作品になるのだから、当時からもっと工夫を凝らして欲しかったものだと思います。

La Joie
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[20121207]

KyotoKyoto
(2009/04/21)
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2005年の作品です。ここまで企画ものの作品ばかりリリースしていました。久々のオリジナル作品ですが、録音は83年から続いていて、当時京都を訪れた印象で創られています。しかし、内容はテクノです。何で今更テクノ?と思ってしまいますが、83年から録音されたものであればしょうがないと思います。しかし、ここまではっきりとテクノしている作品は初めてです。

1. Streets Of Kyoto
2. Industrial Life
3. Chilly Moons
4. Lizard Lounge
5. Cherry Blossom Road
6. Tamago Yaki
7. Craving For Silence
8. Mad Sumo Yamato
9. Kyoto Sunrise
10. Last Train To Osaka
11. Shogun's Prayer

なぜ京都のイメージが機械的ななテクノになっているのか、彼らの感性は理解できません。83年当時の彼らがこんなサウンドだったかというと、違いますので、テクノな作品が当時はNG扱いだったのかと思われます。当時この作品を出していれば、それは衝撃的だったでしょう。しかし、彼らはそれを避けたのです。テクノの元祖的な存在でありながら、テクノブームの時には迎合しない姿勢をとっていたようです。

まったくもって不思議なグループです。自分達が時代の担い手になる事拒否していた事になります。そしてつまらない作品ばかり続けてきたのです。誰も彼らに適切なアドヴァイスを出来る人がいなかったのでしょう。当時リリースしていれば、間違いなく最大の問題作として歴史に名を残していたはずです。それだけ当時としては斬新な事をやっています。2005年ではもう古いですので、その辺の感覚が麻痺しているのでしょう。

Streets Of Kyoto
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[20121206]

The Seven Letters from TibetThe Seven Letters from Tibet
(2000/08/29)
Tangerine Dream

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The Seven Letters from TibetThe Seven Letters from Tibet
(2009/04/21)
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2000年の作品です。やっとサンプラーの使い方が様になってきました。いかにもサンプリング素材だという事が分かるように、不自然な処理による音源のアンビエント作品になっています。ドラムレスなところもいいです。ドラムパターンを創るのが下手なので、ドラムは無い方が風格を感じます。初期の頃のアグレッシヴな感じとも違う、滔々と流れる時間を感じさせる素晴らしい内容になっています。

1. The Red Blood Connection
2. Orange Breath
3. The Golden Heart
4. The Green Land
5. The Blue Pearl
6. The Indigo Clouds
7. The Purple Of All Curtains

チベットからの7つの手紙というタイトルでコンセプトアルバムになっています。曲も7曲で、7つの色分けがされています。オーケストレーションにアジアを感じさせる音源。アジアとヨーロッパのユーラシア大陸を流れる遥かなる想い。旋律はありますが、テンポがかなりゆったりなので、大自然の営みを感じます。

サンプリング音源は生楽器でありますが、さすがに2000年にもなればマルチサンプリングで重厚なサウンドになっています。久々に人にも勧められる恥ずかしくない作品となりました。オリジナル作品の他にサントラも沢山手がけていますが、オリジナル作品でもまるでサントラのような映像が浮かぶ音楽になっています。名盤です。

The Red Blood Connection
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[20121205]

Soundmill Navigator (Live 1976)Soundmill Navigator (Live 1976)
(2000/04/04)
Tangerine Dream

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Soundmill Navigator (Live 1976)Soundmill Navigator (Live 1976)
(2000/04/04)
Tangerine Dream

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2000年にリリースされたアルバムですが、内容は76年のライブ音源を編集し直したものになります。未発表曲なので、新作扱いで問題ないと思います。そして、この時代作品よりも斬新で独特の世界感をもっていますので、新作よりも鮮烈なサウンドになっています。やっぱりアナログシンセの方が表情が深いです。

1. Soundmill Navigator

へたに時代に合わせた事をやるよりも、自分達が既にそれ以上に斬新な音楽を創ってきた歴史がありますから、未発表音源の方が遥かに面白いですし、この時代にこんなサウンドを提供すれば一目置かれるのは間違いありません。ライブでこれだけの演奏をしていたのですから、打ち込みに頼る必要もないですし、少しは初心にかえって欲しいものです。

アンビエントと呼ぶにはアグレッシヴですし、シンセの音も個性的です。ただ、アナログシンセは扱いが難しいので、デジタルの方が楽だとは思いますが、結果として現れるサウンドが重要ですから、労苦を惜しまないでほしいと思います。これでこそタンジェリンドリームだといえる音楽であり、彼らにオーソドックスは誰も望んでいません。そこに気づいてくれるといいのですが。

Soundmill Navigator Part 1
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[20121204]

Mars PolarisMars Polaris
(1999/07/23)
Tangerine Dream

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Mars PolarisMars Polaris
(2009/04/21)
Tangerine Dream

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99年の作品です。テクノブームも終焉に向かおうとしている時に、やっとハウスやアンビエント風のスタイルになっていますが、まだ80年代のようなシンセドラムを使ったりと、まったく時代に乗り遅れたばかりか、やっと90年代っぽいスタイルを身につけても、それももはや時代遅れになっているものです。基本的なスタイルは変わる事なく、アルバムの数だけが増え続けています。

1. Comet's Figure Head
2. Rim Of Schiaparelli
3. Pilots Of The Ether Belt
4. Deep Space Cruiser
5. Outland (The Colony)
6. Spiral Star Date (Level P)
7. Mars Mission Counter
8. Astrophobia
9. Tharsis Maneuver
10. Dies Martis (TransMercury)

デジタルシンセも進化して、レイヤーを重ねてアナログシンセのように分厚いサウンド二するのが主流になっていきます。ですから、最新のシンセを使っていれば、それなりにいい音を出せるようになりました。宇宙をテーマにしている事もあって、シンセの音も必然性を感じますし、音が格段に良くなっています。それなのに曲自体が80年代と変わっていないので、新しさを全く感じさせません。

リズムパターンも工夫されていますが、ドラムパターンは90年代の初期の頃のものであり、このパターンからの脱却が90年代のテーマであったと思いますが、全く時代を逆行しているとしか思えません。スネアフィルのサンプリングも80年代後半のやり方であり、レトロを主題にしてるかのような印象を受けます。エフェクト処理も古くさいです。

Comet's Figure Head
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