

2005年の作品です。ここまで企画ものの作品ばかりリリースしていました。久々のオリジナル作品ですが、録音は83年から続いていて、当時京都を訪れた印象で創られています。しかし、内容は
テクノです。何で今更
テクノ?と思ってしまいますが、83年から録音されたものであればしょうがないと思います。しかし、ここまではっきりと
テクノしている作品は初めてです。
1. Streets Of Kyoto
2. Industrial Life
3. Chilly Moons
4. Lizard Lounge
5. Cherry Blossom Road
6. Tamago Yaki
7. Craving For Silence
8. Mad Sumo Yamato
9. Kyoto Sunrise
10. Last Train To Osaka
11. Shogun's Prayer
なぜ京都のイメージが機械的なな
テクノになっているのか、彼らの感性は理解できません。83年当時の彼らがこんなサウンドだったかというと、違いますので、
テクノな作品が当時はNG扱いだったのかと思われます。当時この作品を出していれば、それは衝撃的だったでしょう。しかし、彼らはそれを避けたのです。
テクノの元祖的な存在でありながら、テクノブームの時には迎合しない姿勢をとっていたようです。
まったくもって不思議なグループです。自分達が時代の担い手になる事拒否していた事になります。そしてつまらない作品ばかり続けてきたのです。誰も彼らに適切なアドヴァイスを出来る人がいなかったのでしょう。当時リリースしていれば、間違いなく最大の問題作として歴史に名を残していたはずです。それだけ当時としては斬新な事をやっています。2005年ではもう古いですので、その辺の感覚が麻痺しているのでしょう。
Streets Of Kyoto