

2000年の作品で、ブレイクビーツや打ち込みでエスニックフュージョンしています。やっとサンプラーというものを使うようになり、エスニックな素材と生演奏のミキシングを楽しんでいるような内容になっています。やっている事はジャズ、フュージョンなのですが、ブレイクビーツも効果的に使用して、新しいスタイルをものにしています。
1. 2000 Gurus (All Later)
2. Galactic Human
3. Tribes and Vibes
4. Night Birds
5. Marabut
6. Glck
7. Blue Space
サンプリングによるエスニック素材はこれまで以上にMani Neumeierがやりたい事を的確に表現しています。この時期のジャムバンドもサンプラーはありきでジャムセッションしますので、このやり方は反則ではありません。生演奏では出せない音源として使用するのです。それで60年代、70年代のジャムバンドとは違う事を主張します。
打ち込みによりテクノな雰囲気も出していますが、アグレッシブにエスニック素材が絡んできて、彼ららしいサウンドになっていきます。80年代のエスニックなやり方とも違うインテリジェントな
音楽になっています。フレーズサンプリングも多用していますが、それに負けないくらい生演奏が絡んできます。この時期の彼らははずれがありません。名盤です。
2007 Live