69年のセカンドアルバムです。サイケなアレンジもありますが、徐々にアメリカンロック、当時の流行のカントリーロックに近くなっています。バッファロースプリングフィールドやバーズのような感じに近く、同じ暗い当時のロックシーンにおいて重要なバンドだったと思います。ポップなヒット曲も多く、60年代のロックファンなら聞き慣れたような曲ばかりだと思います。
1. No Time
2. Minstrel Boy
3. Laughing
4. Undun
5. A.M. Or Nearer
6. Old Joe
7. Of A Dropping Pin
8. Key
9. Fair Warning
10. Species Hawk
11. Silver Bird
Laughingとジャズ色のあるUndunがシングルカットされています。それと同じくらいラジオでのオンエアーが多いのがNo Timeです。F.E.N.を聴いていれば良く流れてきます。それくらいアメリカでもお馴染みになっています。このバンド一番の魅力はBurton Cummingsのボーカルですね。巧いですし曲にも良く合っています。天賦の才と言えるくらい時代が産み落とした天才ボーカリストだと思います。
ハードロックギタリストとして有名になるRandy Bachmanはサイケでポップな曲を器用にこなしています。アコースティックギターも含めてギターアレンジがファースト以上に華やかになっています。カナダのバンドはほぼアメリカのバンドと同レベルの実力を才能を持っているバンドが多いです。日本やドイツのようにロック途上国とは違ってアメリカ、イギリスのバンドと張り合えるだけのものを持っています。特にこのバンドの魅力たるや計り知れません。名盤です。
No Time
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