

2012年の作品で、現在までの最新作となります。まだまだ現役バリバリなんですね。アルバムはストーリー性を持ったコンセプトアルバムになっています。サウンドはヘヴィですが、オルタナとは違う疾走感があり、彼らなりの21世紀型のハードロックとなっているようです。サウンドは昔とは違いますが、全盛期の頃を思わせるような構成力を放っています。
1. Caravan
2. BU2B
3. Clockwork Angels
4. The Anarchist
5. Carnies
6. Halo Effect
7. Seven Cities Of Gold
8. The Wreckers
9. Headlong Flight
10. BU2B2
11. Wish Them Well
12. The Garden
昔からのファンも納得出来るような作品がやっと完成しました。しかも現在進行形の姿勢のままで彼らの良さを出せるようになっています。このバンド、歌詞に左右されてサウンドも変化するようです。都会的な歌詞よりも物語のような歌詞、つまり
プログレの世界感が彼らの持ち味をも引き出しています。これにより久々のヒット作品となりましたので、彼らも売れる作品がどういうものか認識してくれると、これからも期待できます。
この物語は小説としても売られる事になります。生オーケストラやスパニッシュなリズムをハードに演奏したり、全盛期と同じやり方でも違う表情を創れています。アラビックな旋律もサイケ感覚で使ったり、これはツェッペリンからの影響でしょう。兎も角、新しいファンも昔からのファンも納得させられる作品を創れたという事は、かなり評価が高いです。これは名盤ですね。
Caravan