75年、イエス脱退後ににリリースされたアルバムです。邦題はアーサー王と円卓の騎士たち。有名な中世の物語を前作と同じくオーケストラも含めて表現しています。スタジオ盤なので前作よりもバンドやシンセの絡み方がはっきりしています。ヘンリー八世の六人の妻ほどではない感じはボーカルが入っているからでしょう。インストだけなら凄いのですが、歌が普通過ぎるのです。
1. Arthur
2. Lady Of The Lake
3. Guinevere
4. Sir Lancelot And The Black Knight
5. Merlin The Magician
6. Sir Galahad
7. The Last Battle
バンドメンバーはボーカルのGary Pickford-HopkinsとAshley Holt、ギターのGeoff Crampton、ベースのRoger Newell、ドラムのBarney James、パーカッションのJohn Hodgsonでス。前作とほぼ同じです。イエスでのスリリングな演奏を体験しているので、それに比べると物足りない演奏です。しかし、彼が脱退したことによりイエスも失速しますので、実力が分散されたような形になり、この作品も含めて聴かないと物足りなくなってしまいます。
あまりにも有名な物語ですので、まるで映画のサントラのような感じもあり、この後サントラを手がける事が多くなっていきます。オーケストラはホーンが多く使われているので原子心母のような響きがあります。ボーカルがもう少し説得力があればしまるのですが、何か緩い感じになっています。コーラス隊は雰囲気があります。物足りなさはありますが、これも
プログレの名盤と言える内容で大ヒットしました。
Arthur