77年の作品で、インスブルック冬季オリンピックのドキュメンタリー映画のサントラ盤になります。インストものなのでシンセが大活躍しています。やはりボーカルが無い方がダイナミックにリックウェイクマンのキーボードプレイを堪能出来ます。しかし、
音楽的には前作No Earthly Connectionと似ていて、ある程度ストックがある曲を映画用に創り直しているのではないかと思われます。
1. White Rock
2. Searching For Gold
3. The Loser
4. The Shoot
5. Lax'x
6. After The Ball
7. Montezuma's Revenge
8. Ice Run
このアルバムのイメージからソロではサウンドトラックが多いという印象が強くなりますが、実際にサントラは沢山手がけていきます。セッションマン時代のあらゆるジャンルに長けた演奏が活かされています。イエスのような緊張感のある演奏とは違って、かなりまともなポップスになっています。
民族
音楽のようなMontezuma's Revengeなど、シリアスにはならずにユーモアのある
音楽なので、とても聴き易いと思います。サントラとしてだけではなく、普通に
音楽作品として聴けます。テクニックをひけらかすと言うのではなく、何でもこなせる器用さをひけらかしているようにも感じます。アナログシンセの様々な音色を使い分けていますが、プロデューサーが違うだけで、気を使っていない音色に聴こえると言うのも面白いものです。
White Rock