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SAMARQAND淫美ブログ
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[20130415]

EarthEarth
()
Papathanassiou

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73年の作品です。72年にFais que ton rêve soit plus long que la nuitが正式なソロアルバムとしてリリースされていますが、CD化されていないのでこのアルバムの紹介をします。バンドサウンドになっていますが、アラビックな民族音楽の要素が悩ましく揺らいでいます。シンセサイザーも使用するようになって、より独自の音楽を追求しています。

1. Come On
2. We Were All Uprooted
3. Sunny Earth
4. He-O
5. Ritual
6. Let It Happen
7. The City
8. My Face in the Rain
9. Watch Out
10. A Song

ヴァンゲリスは本名をEvangelos Odysseas Papathanassiouと言い、長ったらしく英語圏では呼びにくいのでVangelisを商標にしております。ギリシャという土地柄、地中海的なエッセンスも含ませながら、中近東的な音楽を展開しています。民族楽器も使用しているようです。いまでこそ、こういう音楽はワールドミュージックとして親しまれるようになっていますが、当時はかなり冒険的な作品だったと思います。

ポップミュージック出身から脱しようとして試行錯誤している時期であり、かなり斬新な内容になっています。クラシック音楽の教養もありながら、この野性味溢れる音楽はかなりユニークです。シンセ、鍵盤でも民族音楽の音階を演奏したり、前人未到の地に初めて足を踏み入れた冒険家のようであります。かなり音楽的にも見事な内容で名盤であります。

Come On
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[20130415]

Sex PowerSex Power
(2004/12/28)
Vangelis

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ヴァンゲリスのソロ活動はAphrodite's Child在籍時の70年に始まります。映画音楽のSex Powerです。この後もサウンドトラック作品が多くなりますが、最初に手がけたのがこの作品です。完全に映画に挿入する為の音楽を創っています。映画の内容に合わせて悩ましく官能的な音楽になっています。

1. Introduction
2. Movement One
3. Movement Two
4. Movement Three
5. Movement Four
6. Movement Five
7. Movement Six
8. Movement Seven
9. Movement Eight
10. Movement Nine
11. Movement Ten

パーカッションが強調するような情熱的な音楽です。イントロダクションから楽章ごとに分けられていますが、挿入用に創られた曲を並べているに過ぎません。映画自体は見た事がありませんが、この音楽から連想するにかなり淫猥なイメージが浮かび上がります。

SEなど、アヴァンギャルドで自由に創り上げているのが分かります。Aphrodite's Childのアヴァンギャルドな部分をになっていたのは彼だったのです。かなりマニアックでカルトな作品です。この後のヒットが嘘みたいですが、こういうのも踏まえてヴァンゲリスを理解していかなければなりません。

Introduction
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[20130415]

666: Apocalypse of St John666: Apocalypse of St John
(2003/09/16)
Aphrodite\'s Child

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72年のラストアルバムになります。このバンドは3枚しかアルバムを残していません。そしてこのアルバムはアナログ盤で2枚組でした。CDでも2枚組になっています。彼らの集大成のような内容で、始まり方はサージェントペッパーしています。トリオ編成以外にもギターのSilver Koulourisなど、複数のゲストが参加しています。時代的にはプログレが完成していますが、彼らはまだアートロックの領域を出ていませんが、その自由度はより拡大しています。

ディスク:1
1. The System
2. Babylon
3. Loud, Loud, Loud
4. The Four Horsemen
5. The Lamb
6. The Seventh Seal
7. Aegian Sea
8. Seven Bowls
9. The Wakening Beast
10. Lament
11. The Marching Beast
12. The Battle Of The Locusts
13. Do It
14. Tribulation
15. The Beast
16. Ofis
ディスク:2
1. Seven Trumpets
2. Altamont
3. The Wedding Of The Lamb
4. The Capture Of The Beast
5. 00
6. Hic And Nunc
7. All The Seats Were Occupied
8. Break

666といえば悪魔の番号として有名ですが、内容も世紀末的な意味合いがあるようです。コンセプトアルバムのようで、サイケ感もあります。プログレというならピンクフロイド系かもしれません。しかし、この呪文系はもっといろんな要素を含んでいるようです。B級と言う扱いでもいいのかもしれませんが、B級にするにはいい曲を創っています。三人のメンバーの個性が強く、この後解散してしまいますが、この個性のぶつかり合いこそが魅力と言えます。

民族音楽的な猥雑さもあり、ドイツ系のバンドに近い感覚も感じます。アヴァンギャルドというには曲がしっかりしていますが、かなり挑戦的な音楽です。ストレンジデイズ的な作品としては一級品です。初期のソフトマシーンが好きな人にお勧めです。どこか黒魔術の匂いもするヤバさがあります。やはり悪魔、魔物が題材のようです。歴史定期な名盤です。

System, Babylon, Seventh Seal, Aegian Sea
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[20130415]

It\'s Five O\'clockIt\'s Five O\'clock
(2010/07/06)
Aphrodite\'s Child

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69年のセカンドアルバムです。ここでもまだアートロックしていますが、タイトル曲はプロコルハルムの青い影に影響を受けた曲になっています。アートロックからプログレへの流れは青い影から一気に加速していきますので、プログレ目前の作品と言えます。クラシックとロックの融合という、相容れないような音楽が混じりあう可能性が見いだせた時期でありますが、まだ完全に融合していない過渡期であります。

1. IT S FIVE O CLOCK
2. WAKE UP
3. TAKE YOUR TIME
4. ANNABELLA
5. LET ME LOVE, LET ME LIVE
6. FUNKY MARY
7. GOOD TIME SO FINE
8. MARIE JOLIE
9. SUCH A FUNNY NIGHT
10. I WANT TO LIVE
11. MAGIC MIRROR
12. LONTANO DAGLI OCCHI
13. QUANDO L AMORE DIVENTA POESIA
14. SPRING, SUMMER, WINTER AND FALL
15. AIR

トリオ編成ですからスタジオ盤では多重録音して音の厚みをつけています。ですが、まだ4トラックで録音しているようです。ピンポン録音まではしていないようですが、トラックごとに録音するパートを決めてせーので録音しているみたいです。昔の人は今に比べるとかなり苦労してレコーディングしていました。メンバーが多ければもっと楽なはずですが、トリオ故にかなり工夫しているみたいです。それだけカラフルなサウンドになっています。

幻想的ではないのでサイケではなくアートロックという言い方が合っていると思います。かなりまだビートロックの要素が強いですが、所々でクラシカルなアレンジが出てきます。そうなるとヴァンゲリスのイニシアティヴが強くなってきます。そうやって主義主張が激しくなってくるとバンド内の不協和音にもなってくるのですが、音楽的にはそのぶつかり合いで面白いものが出来上がるものです。

IT S FIVE O CLOCK
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[20130414]

End of the WorldEnd of the World
(2010/07/06)
Aphrodite\'s Child

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続いてはヴァンゲリスのキャリアについて紹介していきます。彼はギリシャのミュージシャンで、68年にAphrodite's Childと言うバンドで、このアルバムにてデビューしています。ギリシャのプログレッシヴバンドとして伝説となっているバンドですが、時代柄、この時点ではまだアートロックの時代ですね。プログレ前夜なサウンドになっています。

1. END OF THE WORLD
2. DON T TRY TO CATCH A RIVER
3. MISTER THOMAS
4. RAIN AND TEARS
5. THE GRASS IS NO GREEN
6. THE VALLEY OF SADNESS
7. YOU ALWAYS STAND IN MY WAY
8. THE SHEPHERD AND THE MOON
9. DAY OF THE FOOL
10. PLASTICS NEVERMORE
11. THE OTHER PEOPLE

メンバーはギター、ベース、ボーカルのDemis Roussos、キーボードのVangelis、ドラムのLoukas Siderasのトリオ編成になっています。このアルバムではゲストボーカリストとしてClaude Chauvetに数曲歌わせています。ヴァンゲリスはまだシンセを使っていません。サウンド的には初期の頃のピンクフロイドやソフトマシーンに近いものでしょう。これまでになかったロックと言う事を意識した創りになっていますが、今聴くとかなり混沌として聴こえます。

その過渡期的なサウンドをアートロックと呼び分けています。ビートロックとプログレの中間地点になります。日本のグループサウンドも後期にはこんな音を出すバンドがいました。ビートルズのサージェントペッパーがこのようなバンドを沢山生み出したのです。そして、それらは成熟してプログレへと進化していくのです。ギリシャのローカルなバンドに過ぎなかったアフロディーテズチャイルドですが、後にヴァンゲリスが世界的な成功を収めた事により、このバンドも世界的に名前が知られるようになっていきます。サイケファンにもお薦めのマニアックな名盤です。

END OF THE WORLD
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[20130414]

Page of LifePage of Life
(1991/09/24)
Jon & Vangelis

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Page of LifePage of Life
(1998/02/24)
Jon & Vangelis

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91年の作品です。ジョンのイエスへの再参加により中断していましたが、再び二人のコラボレートが再開しました。音楽的には変わってい兄のでしょうが、テクノロジーが飛躍的に進化していますので、シーケンスもより複雑に創れるようになり、一人でバンドサウンドを創りだすのも容易になっていますので、多少表情が違っています。

1. Wisdom Chain
2. Page Of Life
3. Money
4. Jazzy Box
5. Garden Of Senses
6. Is It Love
7. Anyone Can Light A Candle
8. Be A Good Friend Of Mine
9. Shine For Me
10. Genevieve
11. Journey To Ixtlan
12. Little Guitar

デジタルシンセ、サンプラーなど、新しい楽器を使いながらもアナログシンセの音も大事に使われています。ですから大きな変化はありません。以前は生サックスを入れていましたが、それもシンセで代用しています。そしてジョンのコーラスワークも新生イエスでやっていた手法を流用しているので、より機能的な音楽になっています。

以前の作品に比べると、デジタルリバーブがもたらすジョンの歌の響きにも大きな違いがある事が分かります。イエスではイエスマニアだったトレヴァーホーンがプロデュースしていたので、昔のイエスみたいな音に近いサウンドになっていましたが、この二人のコラボレート作品とは違うものになっていました。それが新しく二人のサウンドに持ち込まれた事によって、イエス度が高まっています。しかし、この二人のコラボレートのオリジナル作品としてはこれが最後になります。

Wisdom Chain
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[20130414]

Private CollectionPrivate Collection
(2005/09/20)
Jon & Vangelis

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83年の作品です。前作同様ポップな歌ものになっていますが、クラシックの優雅な音楽性も加えたアナザーサイドオブプログレポップになっています。今回もサックスのDick Morrisseyの演奏以外は二人で創り上げています。特にジョンはこれまで以上に高音域の声を使った気絶するほど美しい歌声を届けてくれています。ヴァンゲリスのテクノなシンセ音での80年代ポップまがいのアレンジも定番になってきました。

1. Italian Song
2. And When The Night Comes
3. Deborah
4. Polonaise
5. He Is Sailing
6. Horizon

クラシカルな要素も、あくまでもポップなアレンジで味付けされていています。ですから非常に優雅なポップソングになっています。後半のHorizonは23分弱の壮大な曲で、あくまでもプログレのスタンスで80年代の新しい時代に適合した音楽を創ろうとしている意気込みが感じられます。ほとんどがジャーニーのようなアメリカンプログレになってしまっていた時期に、この二人の創りだす音楽はヨーロッパ的で、プログレファンには、こちらの方が好かれていました。

音楽的にはヴァンゲリスのセンスが全てであり、最初はテクノに行きかけましたが、ジョンの歌を活かす方向性は実に人間的な音楽に留まらせました。イエスにもなかった、ジョンのソロ作品にもなかった美しい歌が、この二人のコラボレートによって生み出されています。Jon & Vangelis。それだけで一つのブランドとも言える音楽になっています。

Italian Song
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[20130414]

Friends of Mr CairoFriends of Mr Cairo
(1987/07/07)
Jon & Vangelis

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81年の作品です。今回はジョンの歌を中心にした楽曲が揃えられています。ポップな曲ばかりなので80年代らしいアレンジなのですが、ヴァンゲリスのアレンジはひと味違います。普通は使わないようなシンセドラムに音程をつけてシンセ音の一つとして機能させたり、普通は使わないような音色をあえて並べて、普通である事を拒否するようなシンセアレンジになっています。

1. I'll Find My Way Home
2. State Of Independence
3. Beside
4. The Mayflower
5. The Friends Of Mr. Cairo
6. Back To School
7. Outside Of This (Inside Of That)

今回もほとんどの演奏を二人でやっていますが、その他にDick Morrisseyのサックスやフルートがポップアレンジで使われています。それ以外はバックコーラスがあるくらいです。ほとんどのパートはシンセで演奏されています。ドラムやベースもです。ヴァンゲリスの多重録音でありますから、彼の比重はかなり多いものになっています。それでも主役はジョンの歌です。イエスでもアルバムに一つは入っているポップな曲がほとんど占めていますから、そういう曲が好きなファンには大いに受けました。

State of Independenceがドナサマーにカバーされるなど、多くの注目を集めていた事が分かります。ポップで親しみ易い曲ばかりですが、ヴァンゲリスの偏屈なシンセはアレンジこそまともですが、音色は明らかに変です。でも、だからこそヴァンゲリスなのです。普通の、人がやるような事をやってもそれはプロとして意味をなさないのです。あまりにも同じような事をやる人が多いので麻痺していますが、そこに自分の名前をクレジットする以上、自分にしか出せない音を出さないとクレジットする必要がないと思います。個性が埋没した現在の音楽シーンに必要なのはこれです。

I'll Find My Way Home
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[20130413]

Short StoriesShort Stories
(1992/11/02)
Jon & Vangelis

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ジョンアンダーソンは才能がある人と競演するのが好きである。イエスを脱退したジョンはかねてからシンパシーを感じていたギリシャのミュージシャンVangelisとのコラボレート作品を創っていますので、そちらも紹介しておきます。80年の最初のデュオ作品です。鍵盤楽器、シンセなどで全ての演奏をVangelisが担当し、ジョンが歌っています。アコースティックギターでRaphael Prestonが参加していますが、ほとんど二人で創り上げています。

1. Curious Electric
2. Each And Everyday
3. Bird Song
4. I Hear You Now
5. The Road
6. Far Away In Baagad
7. Love Is
8. One More Time
9. Thunder
10. A Play Within A Play

ギリシャのプログレバンド、Aphrodite's ChildにいたVangelisはその後のブレードランナーの映画音楽で有名になりますが、サウンド的にはちょうどのその頃のシンセサウンドになっています。モノフォニックシンセもポリフォニックシンセも使い分けているようで、いかにもシンセらしいサウンドを使うのが好きみたいです。アナログシンセについているシーケンサーも使ったマニアックなサウンドで実験的なサウンドでありながら、その中で歌い上げるジョンアンダーソンのセンスが凄過ぎます。

テクノの質感もありますが、Vangelisのシンセの使い方はもっと違う次元にあります。イエスの方がどんどんアメリカナイズされていきましたので、このヨーロピアンな雰囲気の方がジョンは居心地が良いみたいです。実験的な部分だけではなく、音楽としてもしっかり創られていて、衰退していたプログレに失望していたファンを喜ばせる出来映えとなりました。この二人の癒合は蜜月な関係でこの後も続いていきます。歴史的な名盤です。

Curious Electric
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[20130413]

Survival And Other StoriesSurvival And Other Stories
(2011/06/30)
Jon Anderson

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2010年の作品です。ソロアルバムとしては12年ぶりの作品となりました。ソロ作品としては最新盤になります。オーケストラも含めたポップな作品で、これまでやってきた音楽性が全て彼の中で昇華されて創られたような総体的な内容になっています。これこそがジョンアンダーソンであり、こちらの方がイエスの新作と言ってもいいくらいの内容になっています。本家イエスが肥大した音楽になってしまっているので、これくらいシェイプアップした方が聴き易いと思うのです。

1. New New World
2. Understanding Truth
3. Unbroken Spirit
4. Love of the Life
5. Big Buddha Song
6. Incoming
7. Effortlessly
8. Love and Understanding
9. Just One Man
10. Sharpening The Sword
11. Cloudz

バンドサウンド、アコースティックサウンド、オーケストラ、全てが一つの音楽として見事に融合しています。そしてまだ衰えていないジョンの歌声、彼は物真似も得意なので、いろんな声でバックコーラスを創ったりするのですが、イエス時代にやっていた声をパロディーで出すくらいの余裕をみせています。そして音楽が素晴らしい出来映えです。曲がいいのです。いつもいいのですが、力む事なく充実した音楽を生み出しています。

プログレのような大げささがない分、ポピュラーファンにも聴き易い音楽だと思います。それでいて決して売れ線を意識している事もなく、妥協のない音楽を創りだしています。無垢なジョンの歌声は年齢を増しても無垢なままであり、力みまくるロックボーカルではないので、衰えが分かりにくいです。しかし、これだけ高音が健在だと言う事は、喉がまだ年取っていないのだと思います。素晴らしい名盤です。

New New World
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[20130413]

More You KnowMore You Know
(2008/05/13)
Jon Anderson

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98年の作品で、ポップなアルバムになっています。ポップといってもコンセプトは黒人音楽のようです。90年代のR&Bといいますか、80年代っぽさもあります。ジョンがこういう音楽をやると言うのは非常に珍しい事ですが、改めてこういう音楽を聴くと、ジョンの歌い方はリズムを重視している事がよく分かります。いつもはコーラスの和音構成などが目立ちますが、リズムの取り方が非常に綿密です。

1. Magic Love
2. Maybe
3. Say
4. The More You Know
5. Heaven's Love
6. Faithfully
7. Take, Take, Take
8. Gimme Love
9. Dancing Fool
10. Sad
11. Ever
12. Free(Some Would Say)
13. Some TV
14. Youth

非常に質の高い80年代ホワイトソウルのようであり、90年代のグラウンドビートのようでもあります。高域のボーカルからミックハックネルを連想してしまいます。ただ、ソウルフルなコブシがありませんので、ブラックフィーリングは演奏のみになりますが、ボーカリストとしてのジョンアンダーソンの引き出しの多さに驚かされます。イエスファンにとっては何事かと、耳を疑ってしまいそうですが、歌声はイエスの時のままですから違和感はないと思います。

歌い方もしっかり16ビートにのっています。イエスでの複雑なリズムに合わせて歌えるのですから、このくらいお茶の子さいさいなのでしょう。ブラックコンテンポラリー作品としてもかなりレベルの高い音楽性になっていると思いますので、ブラコンファンにもお薦めです。彼にとってはこうした音楽も民族音楽の一つとしてとらえられているのではないでしょうか。見事な作品です。

Magic Love
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[20130413]

Earth Mother EarthEarth Mother Earth
(1997/09/09)
Jon Anderson

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97年の作品です。アコースティックギターを中心としたフォーキーな作品ですが、ケルトとは違って、イエスでやっていたような無国籍、時代特定不可な独自のフォーキーソングです。イエスファンが一番望んでいるスタイルだと思います。スティーヴハウのような癖のあるギターではないので、聴き易くもあり、ニューエイジミュージックに近いものになっています。

1. Time Has Come
2. Harptree
3. Take A Little Time Out
4. Scraggle Cat And Puss Cat Willum
5. Concerto Uno
6. Harptree Too
7. Concerto Due
8. Harptree Tree
9. That Crazy Wind
10. Behind My Eyes
11. Heaven Knows (Treehugging)
12. Whalewatching
13. Earthmotherearth

フォーキーであり、トラディショナルな感じもありますが、民族音楽とは違うヨーロッパの優雅な風景を思い浮かばせます。バロック音楽でもなく、それらのすべてを含みながらも特定出来る場所としてはヨーロッパの田園風景だと思います。そこで開かれる収穫の祝い、祭り、自然の恵みへの感謝。自然讃歌な作品なのだと思います。

これはまさしくイエスサウンドだと思います。CSN&Yのやバーズの影響を受けた新しいボイシングによるフォークソング。それはまるで童話の世界のサウンドトラックであり、架空の自然豊かな世界がもたらす慈愛への大きな感謝による小さな祈り、世界の調和を現す和音の響き。桃源郷もしくはユートピア。理想郷にはいつも音楽が溢れている。人々は踊り、愛に包まれ慈愛に満ちている。美しき名盤です。

Time Has Come
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[20130412]

Jon Anderson - Promise RingJon Anderson - Promise Ring
(2008/03/04)
Jon Anderson

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97年の作品です。ケルトミュージックをジョンアンダーソンテイストに昇華したアルバムになっています。THE FROGGIN' PEACH ORCHESTRAという弦楽楽団をバックにかなりネイティヴなケルト音楽を創っています。これまでもフォーキーな曲はありましたが、あからさまにケルトしているのは初めてです。それでもジョンの声は見事にマッチしています。

1. Born To Dance
2. Flowers Of The Morning
3. Timing Of The Known
4. True Life Song
5. Are You?
6. My Sweet Jane
7. True Hands Of Fate
8. The Promise Ring
9. O’er

イエス時代もフォーキーな曲がありましたが、無国籍で、いつの時代の音楽なのかも不明なような独自のスタイルを創り上げていました。ですから、それがはっきりと時代も地方も分かるような音楽になったとしても、まるでイエスの中の曲のように歌い上げています。ケルトミュージックはボヘミアンやジプシーがイギリスにたどり着いて職業音楽として定着していきました。つまり冠婚葬祭などの為に演奏されていました。その雰囲気を見事に再現しています。

そこにジョンの多重録音によるコーラスワークが現代的な音楽として鳴り響きます。コーラスワークはポピュラーミュージックによるものであり、ネイティヴなケルトで、ここまで見事に構成されたコーラスワークはありませんが、ネイティヴ感を損なわずに立体的に構築されたコーラスは見事であります。これはジョンアンダーソンでなければ発想出来ないような構成です。シンプルなだけで終わらないケルト音楽は新しい時代にも有効です。

True Life Song
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[20130411]

ToltecToltec
(2013/01/29)
Jon Anderson

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96年の作品で、ニューエイジミュージックとエスニックな作品が融合した内容になっています。今回のエスニックな要素はネイティヴアメリカン、つまりインディアン的な要素を持たせています。内容もネイティヴアメリカンを素材にしたコンセプトアルバムになっています。バックのミュージシャンもそういった関係のミュージシャンを集めているようです。

1. The Book Opens
2. Quick Words
3. Shall We Play The Game
4. Semanti Siyonpme
5. Good Day Morning
6. Leap Into The Inconceivable
7. Song of Home
8. Building Bridges
9. Sound and Color
10. Longwalker Speaks
11. Maazo Maazo
12. Enter Ye The Mystery School
13. Ave Verum
14. Longwalker Speaks(bonus track)
15. True Horizon (bonus track)

リズムを強調したスタイルはブラジリアンでの方法論を継承しているようです。最後のモーツァルトのAve Verumのカバーで終わるところは、西洋文明による浸食を意味しているのでしょうか。ネイティヴアメリカンの音楽と言うのも定義が難しいのですが、アフリカンのようでもあり、ブラジリアンのようでもあり、土着音楽と言う点では共通している部分があると思います。

民族楽器も使っているので、エスニック感が強いですが、現代音楽と癒合したような曲になっているので、ブラジリアンにも聴こえるようです。アフリカンでも部族によって音楽性は違ってきますが、土着音楽ならではの共通点と言う点をふまえている為、ワールドミュージックという広域なジャンルとしてニューエイジミュージック的な響きにもなっています。原始的な部分と文化の発達による音楽の流れが混じりあった文明の交差点として存在するアルバムだと思います。

Quick Words/Shall We Play The Game/Longwalker Speaks
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[20130410]

Angels EmbraceAngels Embrace
(1995/09/27)
Jon Anderson

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95年の作品で、全ての楽器をジョンアンダーソンが演奏したニューエイジミュージックになっています。かねてからリックウェイクマンのニューエイジミュージックに関心を寄せていましたので、ジョンならではのニューエイジミュージックを創り上げています。ほとんどシンセやサンプリングによる構築になっています。

1. Myo Maya
2. New Fire Land
3. Angels Embrace
4. Cloudsinging
5. Prayersong
6. Naturemusic
7. Midnight Cello

彼の二人の娘がボーカルで参加しています。Deborah AndersonがAngels Embrace、Jade AndersonがPrayersongです。Steve KatzとKeith Heffnerもキーボード奏者として参加しています。どの部分かは分かりにくいです。ほとんど祈りのようなコーラスがシンセのパッドサウンドのように広がっていきます。シンセのヴォイスサウンドも混じっています。

リックウェイクマンがやっていたような川の流れのような音楽、もしくは雄大な雲の流れみたいな音楽です。イエスの危機におけるオープニングSEのようでもあります。イエスでやっているような音楽はソロでは必要ありませんので、たまにはこのような作品があってもいいと思います。

Entrevista

[20130409]

Change We MustChange We Must
(1994/11/08)
Jon Anderson、London Chamber Academy 他

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94年の作品で、オーケストラをバックに歌った作品になっています。バックはオーケストラの演奏ですが、ジョンはイエスの作品を創るように歌を創っています。ですから、本家イエスの方が大味になっているので、こちらの方がイエスらしいものになっています。イエスの作品をオーケストラで演奏するアルバムがありますが、そのヒントになっていると思います。

1. State Of Independence
2. Shaker Loops
3. Hearts
4. Alive & Well
5. The Kiss
6. Chagall Duet
7. Run On, Jon
8. Candle Song
9. View From The Coppice
10. Hurry Home
11. Under The Sun
12. Change We Must

曲はVangelisと共作した曲や、イエスの曲をカバーしたり、現代音楽のJohn Adamsの曲に詩をつけて歌ったりしています。そもそもプログレの始まりは、混じりあわないと思われていたロックとクラシック音楽の融合であり、ストリングスを取り入れていたビートルズの影響から始まります。そこにジャズロックの流れから違ったジャンルの音楽を融合、フュージョンさせる事で進化してきました。ですから、オーケストラとの競演と言う事も多く試行されてきました。

シンフォニックプログレのイエスであればオーケストラアレンジも自然に馴染むものでありますが、オーケストラのアレンジをバンドアレンジに近い演奏をさせるとこいう試みがなされています。ジョンの歌はいつもの歌です。オーケストラの方が新しい試みを強いられているのです。そういう意味で、プログレファンなら問題なく納得出来る音楽に仕上がっています。名盤です。

State Of Independence
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[20130408]

DeseoDeseo
(2013/02/26)
Jon Anderson

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94年の作品です。イエスにも参加していますが、インターバルを長く置くようになっていたので、その合間に製作されています。今回はブラジルのミュージシャンを起用して、ブラジリアンなラテン音楽になっています。アフリカ音楽を流行らせたデヴィッドバーンが、これからはブラジルだと号令をかけましたが、大きなムーヴメントにはなりませんでした。しかし、ジョンは遅ればせながらブラジル音楽を吸収したのです。

1. Amor Real
2. A-DE-O
3. Bridges
4. Seasons
5. Floresta
6. Cafe
7. This Child
8. Danca Do Ouro
9. Midnight Dancing
10. Deseo
11. Latino
12. Bless This

ジョンの得意な言葉をリズムに乗せたフレージングはここでも活かされています。ブラジルのリズムを取り入れながらも現代的なアレンジで、ポップフォーマットとして売れる作品に仕上げています。ジョンのソロ作品の特長である民族音楽の部分が強調された形になっています。ブラジル音楽と言っても様々な形があり、かなり洗練された音楽も進化していて、そういうものに近い形になっています。

フュージョン系のミュージシャンが好んでブラジル音楽をやっていたのはアイアートモレイラの影響によるものですが、それに近い質感ながら、ジョンならではの解釈がユニークな作品に仕上げています。ブラジル音楽も民族音楽ですのでスウィングしています。ジャズも黒人音楽、民族音楽の一種なのでスウィングしているのですが、民族音楽の基本は3連のスウィングが基本です。そことポップミュージックとの兼ね合いがうまくいかないとヒットには結びつきません。アフリカのリズムは4拍子にする事が可能だったのでブームになったのだと思っています。このアルバムも素晴らしい出来映えなのですが、そこの結びつきと言う意味で、大きなヒットにはなっていません。

Amor Real
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[20130407]

In the City of AngelsIn the City of Angels
(1990/10/25)
Jon Anderson

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88年にリリースされたアルバムです。新しい体制でのイエスで大成功を収めましたが、一息ついてからはイエスと距離を置きながらソロ活動も進めていきます。今作は是までとは全く違うタイプの作品で、TOTOのメンバーをバックにA.O.R.しています。これが意外にもジョンの透き通った声に合っているのでファンとしては複雑な気持ちになります。

1. Hold On To Love
2. If It Wasn't For Love (Oneness Family)
3. Sundancing (For The Hopi/Navajo Energy)
4. Is It Me
5. In A lifetime
6. For You
7. New Civilization
8. It's One Fire
9. Betcha
10. Top Of The World (The Glass Bead Game)
11. Hurry Home (Song From The Pleiades)

Stewart LevineのプロデュースでTOTOのメンバーを中心にLAで録音されています。完全にアメリカナイズされたサウンドですが、時代的にみるとネオアコ作品としてもいいくらいニューソウルな楽曲になっています。ファンキーなリズムにもしっかり適応出来る歌い方が出来るのも、イエス時代からリズムにこだわった曲創りをしていたからでしょう。言葉の置き方なども職人芸と言える出来映えです。

プログレファンからは敬遠されるようなサウンドですが、ジョンアンダーソンの歌が好きな人には、こうした違うフォーマットでの歌でも対応出来るジョンの才能に魅了される事でしょう。ボーカリストとしての新境地を拓いたと言えます。基本的な歌い方は変わっていないのですが、彼の無垢な歌声は何にでも合うのだと言う事が証明されています。純粋なA.O.R.作品としても完成度が高いです。そういう意味では名盤と言えます。

Hold On To Love
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[20130407]

Jon Anderson - 3 ShipsJon Anderson - 3 Ships
(2008/10/14)
Jon Anderson

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85年、ロンリーハーツ体制のイエスに復帰しながらもソロ作品としてリリースされたクリスマスアルバムになります。ですからTrevor Rabinmも参加しています。しかしほとんどBeyond War Philharmonicと言うオーケストラがバックを務めています。プロデューサーがクィーンでお馴染みのRoy Thomas Bakerというのもユニークです。

1. Give Hope (bonus track)
2. Save All Your Love
3. Easier Said Than Done
4. Three Ships
5. Candle Song (bonus track)
6. Forest Of Fire
7. Ding Dong Merrily On High
8. Hurry Home (bonus track)
9. Save All Your Love (Reprise)
10. The Holly And The Ivy
11. Day Of Days
12. Ave Verum (bonus track)
13. 2,000 Years
14. Where Were You?
15. Oh Holy Night
16. How It Hits You
17. Jingle Bells
18. Ray Of Hope (bonus track)

ロック界でも一番聖歌が似合いそうなジョンアンダーソンですので、クリスマスソングも予想通り似合っています。またしても自分の娘のJade Andersonに歌わせたりと親ばかぶりを発揮してます。イエスのメンバーは子供達とのコラボレートが好きですが、その先駆けがジョンです。

しっとりとした曲ばかりで、ジョンの声質がとてもいい感じなのですが、それだけ他の作品に比べると退屈です。ですから、こういった音楽にハマりたい時に聴くと見事にハマりますが、それ以外の時には全部聴けないかもしれません。それだけ気分に左右される内容だと思います。聖なる夜でなくてもしみじみとしたい夜に最適です。

Give Hope
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[20130407]

Jon Anderson - AnimationJon Anderson - Animation
(2006/11/21)
Jon Anderson

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82年の作品です。イエスでも究極やトーマトなどでやっていたプログレロックンロールなノリの曲が多いです。ニューウェイヴに対応しようとするとこうなるのでしょうか、非常にポップで勢いのある曲なのですが、しっかりプログレな展開のある曲になっているのです。シンプルなのに聴き応えがあるという、80年前後のイエスサウンドが好きなら問題ない作品になっています。

1. Olympia
2. Animation
3. Surrender
4. All In A Matter of Time
5. Unlearning (The Dividing Line)
6. Boundaries
7. Pressure Point
8. Much Better Reason
9. All Gods Children
10. The Spell (Bonus Track)
11. Spider (Bonus Track)

バックメンバーはStefano Cerri 、ギターのClem Clempson、ドラムのSimon Phillips、キーボードのDavid Sancious、バックコーラスのChris Rainbowになっています。その他にJack Bruceなどがゲスト参加しています。前作とほぼ同じメンツです。スカのリズムなど、エスニックな要素もありながらのポップなスタイルはソロ作品での特長になっています。

プロデュースにTony Viscontiなどを起用して、かなりヒット性のある内容になっているのですが、日本では一番話題にならなかった作品だったと思います。この後トレヴァーラビン体制のイエスに復帰するので、そちらの方が話題になってしまっていたようです。しかし、かなり良く出来ている作品で、軽快なのに3拍子や6拍子だったりするのでプログレな雰囲気を残しつつという、80年代に適したポッププログレになっています。なかなかの名盤です。

Olympia
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[20130407]

Song of SevenSong of Seven
(2000/03/13)
Jon Anderson

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80年のアルバムです。イエスを脱退して本格的にソロ活動を始めようとした作品になります。音楽的にはかなりポップになっており、トーマト辺りのアメリカナイズされたサウンドになっています。リズムマシーンを使ったテクノ的なアレンジもあったりしますし、それまでイエスでは見せた事が無いポップな曲ばかりでファンは戸惑うかもしれませんが、これも時代の流れなのです。

1. For You For Me
2. Some Are Born
3. Don't Forget (Nostalgia)
4. Heart Of The Matter
5. Hear It
6. Everybody Loves You
7. Take Your Time
8. Days
9. Song Of Seven

今回は参加ミュージシャンも豪華で、ベースがJack Bruce、John GiblinとMel、ギターがClem Clempson、Ian Bairnson、ドラムがSimon Phillips、Morris Pert、キーボードがRonnie Leahy、Damian Anderson、サックスがDick Morrissey、Johnny Dankworth、バックコーラスが娘のDeborah AndersonとChris Rainbowと言うラインナップです。サザンロック系の演奏もあったりして、プログレとはほど遠い音楽をやっていますが、なぜか彼が歌えばプログレに聴こえてきます。

勿論プログレ的な曲もありますが、かなりコンパクトになっています。ジョンのソロ作品での特長としては民族音楽的な要素も取り入れると言うものがあります。この後はラテンの要素が強くなっていくのですが、ここでもラテンなリズムが既に顔を出しています。ただ、ジョンアンダーソンとポップミュージックというイメージが定着していないので、それほど売れてはいません。売れるだけの楽曲は書いているのですが、完全にポップになりきれていないプロ意識が影響していると思います。それだけにポップなプログレとしての価値のある作品であり、素晴らしい歌ばかりです。

For You For Me
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[20130406]

Olias of SunhillowOlias of Sunhillow
(2006/02/28)
Jon Anderson

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イエスメンバーのソロアルバム、最後はジョンアンダーソンを紹介します。ボーカリストであり、イエスの音楽のアイデアの源でもある人ですから、彼が歌うだけでイエス作品のようになってしまいます。一番ソロが想像しにくい人なので、同時リリースしたソロ作品の中でも一番最後にリリースされたファーストアルバムです。

1. Ocean Song
2. Meeting (Garden Of Geda)Sound Out The Galleon
3. Dance Of Ranyart Olias (To Build The Moorglade)
4. Qoquaq En Transic Naon Transis To
5. Flight Of The Moorglade
6. Solid Space
7. Moon Ra, Chords, Song Of Search
8. To The Runner

絵本で綴られた物語の為のサウンドトラック的なコンセプトアルバムになっています。ボーカリストのソロアルバムなのに、1曲目はインストという意外な始まり方をします。ボーカルが出てくればジョンアンダーソンの世界で、一人多重録音したコーラスワークはイエスでもやっています。そして凄いのが全ての楽器をジョンが一人で演奏していると言うマルチぶりでの、この壮大な音楽というのも驚異的です。

こういうストーリーテラーな音楽はイエスでもやっていたので、これもイエス的な作品とも言えますが、かなり民族音楽的な要素も多く、クラシックというよりトラッドフォークをシンフォニックに表現した音楽と言えるでしょう。イエスの曲もジョンのアイデアをハウやウェイクマンが音楽として表現するというやり方でしたが、ここでも彼のアイデアを表現する事の壮大なスケールは表現されています。声の性質を変えて多重録音するコーラスこそが彼の特徴で、楽器としてボーカルを活かす術はロック界随一です。イエスに無い部分を求めてしまうソロ作品ですが、彼の場合はイエスサウンドでも仕方ないと思います。一人創り上げたにしては凄過ぎる名盤です。

Ocean Song
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[20130406]

Earthworks Underground OrchestraEarthworks Underground Orchestra
(2006/04/25)
Bill Bruford、Tim Garland 他

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2006年の作品でEarthworksとしての最新作になっています。Earthworks Underground Orchestraと題して、Earthworksに各地の演奏家を採用してビッグバンドフォーマットとして世界各地を演奏して回った部分で、アメリカで採用したメンバーによる演奏になっています。Earthworksの曲を演奏していますが、普通に認識しているビッグバンドみたいな音ではありません。

ディスク:1
1. Libreville
2. Up North
3. Pigalle
4. Speaking in Wooden Tongues
5. Footloose and Fancy Free
6. Bajo Del Sol
7. It Needn't End in Tears
8. The Wooden Man Sings, and the Stone Woman Dances
ディスク:2
1. Thud
2. Rosa Ballerina

メンバーはフルートのChris Karlic、サックスのChris Karlic、トランペットのJon Owens、トロンボーンのRobin EubanksとRocky Ciccarone、ピアノのHenry Hey、ベースのMike Popeです。ビッグバンドというより、ただ金管楽器が増えただけなのですが、それだけ音の厚みは出ています。各地の演奏家と競演する事で死んでいるジャズの活性化を目論んでいるのでしょう。

ロックも死んでいるので、ロックの活性化もやって欲しいものですが、歳を取ったから好きな音楽をやっていると言うレベルでもなく、常に前向きな姿勢で演奏しているところが素晴らしいです。金を稼ぐならイエスでもクリムゾンでも参加すればいい訳ですから、金稼ぎではない純粋に音楽へのリスペクトして活動出来る環境があってうらやましい限りです。

Libreville
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[20130406]

EmergentEmergent
(2003/01/14)
Gordian Knot

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2003年にリリースされたGordian Knotのセカンドアルバムです。これにBill BrufordとSteve Hackettがゲスト参加していますので紹介しておきます。クリムゾンのような変則的なリズムを強調したアグレッシヴなプログレバンドです。クリムゾンの後継者は育っていませんので、こうした若手が出てくれば力添えするのも大御所の務めと言えるでしょう。

1. Arsis
2. Muttersprache
3. A Shaman's Whisper
4. Fischer's Gambit
5. Grace (Live)
6. Some Brighter Thing
7. The Brooke The Ocean
8. Singing Deep Mountain

このバンドのメンバーはベースやスティック、キーボードののSean Malone、ギターのPaul Masvidal、Bob BruninとJason Göbel、Jim Matheos、ドラムのSean Reinert、ボーカルのSonia Lynnです。Sean Maloneが中心人物のようで、ギタリストがやたらに多いですね。それにゲストでSteve Hackettも呼んでいるので、どんだけギターを重ねるんだと言いたくなります。クリムゾンライクですが、クリムゾンのようにインプロヴィゼーションを得意としている訳ではなく、ギターが多い割には目立ったプレイはありません。

演奏能力が無いからギターばかり増やしているのかもしれません。普通に演奏は巧いのですが、クリムゾンと比べるのはかわいそうなのでしょうか。兎も角、リズムの強調の仕方はかっこいいです。後はソロギターを弾ける人間がいれば文句無かったところですが、要はやっぱりベースを中心としたリズムなのでしょう。Bill Brufordの参加も必要なかったくらいSean Reinertのドラミングもいいと思います。クリムゾンファンにはお薦めのバンドです。

Arsis
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[20130406]

The Sound of SurpriseThe Sound of Surprise
(2005/01/04)
Bill Bruford、Bill Bruford\'s Earthworks 他

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2001年の作品です。洗練されたハードバップ、アコースティックフォーマットになっていますが、いつも以上に音楽を、ジャズを楽しんでいるみたいで、やっと自分がやりたかった事へとたどり着いたようなビルの渾身の作品です。新しいメンバーとも2枚目の作品ではありますが、素晴らしいコンビネーションで演奏されています。

1. Revel Without A Pause
2. Triplicity
3. The Shadow of A Doubt
4. Teaching Vera To Dance
5. Half Life
6. Come To Dust
7. Cloud Cuckoo Land
8. Never The Same Way Once
9. The Wooden Man Sings, And The Stone Woman Dances

演奏のバリエーション、楽曲としてのアイデア、どれをとってもモダンジャズではありますが、今でも新鮮な気持ちで聴く事が出来ます。つまり21世紀でも通用するモダンジャズなのであります。この時点で既に本家ニューヨークでのジャズは死んでおり、黒人はみなヒップホップばかりやって、ジャズは観光用に演奏されるだけの音楽になってしまっています。それなのにイギリスではこれだけ新鮮なジャズを演奏するバンドがいると言う事は誇らしい事だと思います。

プログレの中にもジャズの要素はちりばめられており、プログレファンでも興味を持てるようなアイデアに溢れた演奏になっていると思います。これにクラシックやロックのアレンジを加えて歌をつければそれはプログレなのです。活きた、前を向いているジャズであります。形式にとらわれた死んでいるジャズではありません。だからこの時代でも心に届いてきます。名盤です。

Revel Without A Pause
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[20130405]

Part & Yet ApartPart & Yet Apart
(2004/11/16)
Bill Bruford

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99年の作品で、再びEarthworksを始動させました。メンバーも一新しております。ベースがMark Hodgson、サックスのPatrick Clahar、ピアノのSteve Hamiltonと言う布陣で、アコースティックジャズですので、フュージョンの洗練された感じはありつつも、ハードバップしております。クリムゾンへは参加せずにこのグループでジャズに専念する事を決意しております。

1. No Truce With The Furies
2. A Part and Yet Apart
3. Some Shiver, While He Cavorts
4. Footloose and Fancy Free
5. Sarah's Still Life
6. The Emperor's New Clothes
7. Curiouser and Curiouser
8. Eyes on the Horizon
9. Dewey-eyed, Then Dancing

スウィングしており、完全にモダンジャズしています。ビルもジャズドラミングしておりますが、時折出てくるフィルはロック的な解釈だったりしていて、それが斬新なジャズとして聴こえてきます。ロックもジャズも両方聴いていないと分からないような微妙な所ですが、それによって古くさいジャズとは違う印象を与えてくれます。ジャズアルバムとして問題なく通用するものになっていますが、ジャズアルバムだとしても、かなり革新的な作品として位置づけられるでしょう。

電子楽器は使っていなくても充分アグレッシヴであり、躍動的なジャズです。熱いハードバップの進化形と言えるでしょう。その要はビルのドラミングであり、スウィングしてしっかりジャズしていますし、ジャズならではの手数の多いドラミングでありますが、要所要所がロック的な整然としたパターンが組み込まれています。これはフュージョン的なドラミングとも解釈出来ますが、それをあえてアコースティックジャズでやる事で洗練された形にしています。ジャズアルバムとして評価出来る名盤です。

No Truce With The Furies
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[20130404]

Bruford Levin Upper ExtremitiesBruford Levin Upper Extremities
(2001/04/03)
Bill Bruford、Tony Levin 他

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98年の作品で、今度はクリムゾンで共にリズムを担当しているTony Levinとのコラボレートになっています。ですからクリムゾンの番外編みたいな曲とプログレよりのフュージョンサウンドが入れ混じっています。メンバーはベースと勿論チャップマンスティックもありのTony Levin、ギターがDavid Torn、ゲスト扱いでトランペットのChris Botti、ビルはドラム以外にもシンセを演奏しています。

1. Cerulean Sea
2. Original Sin
3. Etude Revisited
4. A Palace of Pearls (on a Blade of Grass)
5. Fin de Si¨cle
6. DrumBass
7. Cracking the Midnight Glass
8. Torn DrumBass
9. Thick with Thin Air
10. Cobalt Canyons
11. Deeper Blue
12. Presidents Day

かなりクリムゾン系のアグレッシヴな演奏になっているので、ダブルカルテットになったクリムゾンに満足していないファンを喜ばせるような内容になっています。やはりクリムゾンのリズムを担えるのはこの二人なのです。チャップマンスティックはベースのパートもこなせますが、リード楽器としても機能出来る万能楽器です。ですからアグレッシブなDavid Tornのギターと対等に暴れまくるTony Levinの演奏がシビれます。ボーカルもとっています。

トランペットが入る事でプログレだけに留まらないフュージョンな雰囲気もあり、ここがクリムゾンとは違うところです。後はクリムゾンの新作だと言っても通用するくらいクリムゾンカラーになっています。このプロジェクトはこの後ライブ盤を出しますが、それっきりなので、再びこのメンバーでの作品が登場する事を願いたいものですが、オリジナルアルバムとしてはこの作品のみになっています。もう少しクリムゾンとは違う部分も出せていけたら凄いバンドになると思うのですが、それでもかなりのインパクトを持った名盤となっています。

Cerulean Sea
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[20130403]

If Summer Had Its GhostsIf Summer Had Its Ghosts
(1997/11/04)
Bill Bruford、Ralph Towner 他

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97年にリリースされたRalph Towner と Eddie Gomezによるトリオ編成の作品です。ビル・エバンス・トリオにいたベーシストのEddie Gomez、アコースティックギタリストのRalph Townerとのユニークな編成になっています。Ralph Townerはキーボードも演奏しています。ジャズというよりフュージョンに近いニュアンスでありますが、かなりジャズ寄りです。

1. If Summer Had Its Ghosts
2. Never The Same Way Once
3. Forgiveness
4. Somersaults
5. Thistledown
6. The Ballad Of Vilcabamba
7. Amethyst (For Carmen)
8. Splendour Among Shadows
9. Some Other Time
10. Silent Pool
11. Now Is The Next Time

ピアノではなく、アコースティックギターを主役としたトリオ編成と言うのも珍しいものです。ピアノもオーヴァダビングされているので、完全なトリオ演奏とは言いにくいですが、EMCあたりのクリスタルサウンドに近い質感です。ニューエイジジャズとでも言うのでしょうか。トロッピカルなリズムだったり、ジャズには無かった要素が沢山入っています。

クリムゾンやイエスが再盛り上がりしている中、合間を縫って自分のやりたい事をやっています。ジャズの大御所とも対等に渡り合えるだけのビルのドラミングも流石ですし、やるだけのアイデアもしっかり持っている事も凄いです。クリムゾンが特殊な世界ですから、こうした音楽への渇望も溜まっているのでしょう。ジャズアルバムとしても実に優れた作品だと思います。

If Summer Had Its Ghosts
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[20130402]

Earthworks - All Heaven Broke LooseEarthworks - All Heaven Broke Loose
(1991/09/27)
Bill Bruford

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91年の作品です。David Tornをプロデューサーに迎えて後期ウェザリポートのような滑らかなフュージョンサウンドになっています。Earthworks 第一期の最後の作品でもあり、集大成とも言える内容になっています。結局このバンドで何をやりたかったのかと言う回答でもあるでしょう。テクニシャン揃いですから、当初は実験的な部分もありましたが、ここに落ち着いたと言う事のようです。

1. Hotel Splendour
2. Forget-Me-Not
3. Candles Still Flicker in Romania's Dark
4. Pigalle
5. Temple of the Winds
6. Nerve
7. Splashing Out
8. All Heaven Broke Loose: Psalm/Old Song

マイルス不在のジャズシーンをリードしていったのはまぎれも無くウェザリポートでありましたから、それを手本とするのは自然でありますが、フュージョンバンドでは同等のことまでやろうとしてもそれなりの自尊心が同じようにはさせずに、もしくは出来ないといった状況の中、ロック畑のビルにとっては迷いも無く同じようなスタイルを構築しながらも、自分達ならではの音楽性を活かす事に成功したと言えるでしょう。

ロックファンとしてビルブラッフォードを追いかけている人にとっては馴染みにくい音楽かもしれませんが、クリムゾンでドラムを叩いていた人間が、こうしたジャズの演奏をやっていると言うだけで私などは悶絶するほど興奮してしまうものですが、やはりこれだけではなく、クリムゾンと平行して聴く事でバランスがとれていると言うのが正直なところです。ライブでもスタジオ作品と寸分の狂いも無く演奏するほどのテクニシャン集団。クリムゾンの再始動にともなって、一旦ここで活動停止となります。

Forget-Me-Not
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[20130401]

DigDig
(2005/06/21)
Bill Bruford

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89年の作品で、Earthworksとしてのセカンドアルバムになります。音楽的には変化はありませんが、ベースがフレットレスですが、エレクトリックベースを演奏するようになっています。明らかにフュージョンの表明と言うか、ウェザーリポートを意識しています。ラテンやトロピカルなエッセンスも加わっていてポップな曲もあります。Dave Stewart は今回は参加していませんので、Django Batesがシンセも演奏しています。

1. Stromboli Kicks
2. Gentle Persuasion
3. Downtown
4. Pilgrim's Way
5. Dancing On Frith Street
6. A Stone's Throw
7. Libreville
8. Corroboree
9. Emotional Shirt
10. Pigalle

デジタルシンセによる白玉コードもありますので、フュージョン色は強まっています。シンセドラムによるスティールドラムのような演奏もポップさの要因になっています。クリムゾンでは演奏する事の無いようなドラムパターンなど、本来自分がやりたかった事を楽しんでいるようです。プログレファンよりもフュージョンファン向きである事は間違いありません、

ギターレスであり、主旋律はサックスやトランペットですからロックファンには馴染みにくいかもしれません。それでも一番ビルブラッフォードらしい演奏になっていると思います。ファーストで行われていたスウィング感も薄らいでいますし、明らかにフュージョン宣言しています。そうなってしまうと新しさはなくなり、ビルのドラムもバッキングに徹していたりして、バンドとしてのまとまりに入ってきています。

Stromboli Kicks
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