97年の作品です。ケルトミュージックをジョンアンダーソンテイストに昇華したアルバムになっています。THE FROGGIN' PEACH ORCHESTRAという弦楽楽団をバックにかなりネイティヴなケルト
音楽 を創っています。これまでもフォーキーな曲はありましたが、あからさまにケルトしているのは初めてです。それでもジョンの声は見事にマッチしています。
1. Born To Dance
2. Flowers Of The Morning
3. Timing Of The Known
4. True Life Song
5. Are You?
6. My Sweet Jane
7. True Hands Of Fate
8. The Promise Ring
9. O’er
イエス時代もフォーキーな曲がありましたが、無国籍で、いつの時代の
音楽 なのかも不明なような独自のスタイルを創り上げていました。ですから、それがはっきりと時代も地方も分かるような
音楽 になったとしても、まるでイエスの中の曲のように歌い上げています。ケルトミュージックはボヘミアンやジプシーがイギリスにたどり着いて職業
音楽 として定着していきました。つまり冠婚葬祭などの為に演奏されていました。その雰囲気を見事に再現しています。
そこにジョンの多重録音によるコーラスワークが現代的な
音楽 として鳴り響きます。コーラスワークはポピュラーミュージックによるものであり、ネイティヴなケルトで、ここまで見事に構成されたコーラスワークはありませんが、ネイティヴ感を損なわずに立体的に構築されたコーラスは見事であります。これはジョンアンダーソンでなければ発想出来ないような構成です。シンプルなだけで終わらないケルト
音楽 は新しい時代にも有効です。
True Life Song
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