FC2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
05 | 2013/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20130615]

Death Wish IIDeath Wish II
(1982/01/01)
Jimmy Page

商品詳細を見る


ツェッペリンの書くメンバーのソロ作品を紹介していきます。まずはジミーペイジで、バンドが解散する寸前の82年にリリースされたアルバムは映画のサントラ盤でした。ジミーペイジが手がける映画音楽ということで注目されましたが、やっている事はツェッペリンと変わりはなく、演奏しているメンバーが違うだけで、これだけ迫力が無くなるのかという失望でしたが、今となっては数少ない貴重な音源だと思います。

1. Who's To Blame
2. The Chase
3. City Sirens
4. Jam Sandwich
5. Carole's Theme
6. The Release
7. Hotel Rats And Photostats
8. A Shadow In The City
9. Jill's Theme
10. Prelude
11. Big Band, Sax, And Violence
12. Hypnotizing Ways(Oh Mamma)

参加しているメンバーはキーボードのGordon Edwards、ボーカルのChris Farlowe、シンセサイザーのDave Lawson、ドラムはDave Mattacks、ベースのDavid Paton、ピアノのDavid Sinclair Whittaker 、それに生オーケストラが加わります。歌が入るとがっかりしてしまいますが、ギターサウンドはいつものレスポールをマーシャルの響きであり、至る所にジミーペイジらしさがありますので、ファンに取っては面白い作品かと思います。

映画音楽と言う事であれば、かなりなB級感があります。こうした曲がツェッペリンの新曲として用意されていたのであれば解散していてよかったと思います。ギターを幾つもオーバーダビングするギターオーケストレーションなどのアレンジは得意技であり、そういう意味では予想範囲内のジミーペイジに出会える作品だと思います。ファンなら持っていても損はないでしょう。手癖で弾くギターソロは、いつとちるのかと心配ものですが、なんとかOKテイクを収めています。

Who's To Blame
⇒ 続きを読む

[20130615]

ChaoChao
(2012/02/09)
Lenine

商品詳細を見る


2011年の作品で、現在までの最新作になります。前作は余計な装飾を省いた創りにしていましたが、さすがにそれだけでは売れない事を理解したのか、再びたっぷりとテクノ感を出しています。テクノと言っても、これまでのようなブレイクビーツとは違って、音響派、エレクトロニカなサウンドになっています。電子音に楽器ではにサンプリング音、歌自体は変わりがないのですが、装飾が変わるだけで雰囲気が違ってきます。

1. Chão
2. Se Não For Amor, Eu Cegue
3. Amor É Pra Quem Ama
4. Seres Estranhos
5. Uma Canção e Só
6. Envergo Mas Não Quebro
7. Malvadeza
8. Tudo Que Me Faz Falta, Nada Que Me Sobra
9. De Onde Vem A Canção
10. Isso É Só O Começo

まるでブライアンイーノのようなサウンドトリートメントもあります。まるでドイツのミュージシャンのようなサウンドですが、これがブラジルから発せられていると言う事が重要で、これだけのサウンドを創れるブレインがブラジルで育っているのであります。非常に優れたサウンドが出来上がっていますが、これも今では古い手法であり、頑張って創りましたが、この新作もそれほど話題にはなりませんでした。

ロバートフリップのようなギターエフェクトはまるでプログレのようであり、この後エスカレートしてプログレに発展するのでしょうか。今後の作品も非常に興味が持てますが、世界的にもこの人が再評価される時代になりますように。日本ではもう面白い事をやってくれるミュージシャンが育つ環境が失われていて、アメリカなどではもっとひどい状態になっています。イギリスからも新鮮な驚きを与えてくれる音楽は届きません。ブラジルのような第三局からこのような優れた音楽が届いている事にもっと耳を傾けたいと思います。素晴らしい名盤です。

Chão
⇒ 続きを読む

[20130615]

LabiataLabiata
(2008/11/06)
Lenine

商品詳細を見る


2008年の作品です。前作から7年のブランクがあります。その間にテクノの時代は終わり、全く新しい音楽が生まれない恐ろしいほどの停滞の時代になりました。そういう中でレニーニが創りだしたサウンドは基本的な曲創りに徹したオルタナなスタイルになっています。ストリングスもブレイクビーツみたいな編集になっていますが、生のストリングスを使っています。

1. Martelo Bigorna [Hammer, Anvil]
2. Magra [Slender]
3. Samba e Leveza [Samba and Lightness]
4. Mancha [The Spot]
5. L Vem a Cidade [The City Is Coming]
6. O Cu  Muito [The Sky Is Too Much]
7.  Fogo [It's Fire!]
8.  o Que Me Interessa [That's What Interests Me]
9. Ciranda Praieira [Ciranda on the Beach]
10. Excesso Exceto [Excess Except]
11. Continuao [Continuation]

フュージョンなフォークソングを書いているレニーニ取っては、それだけでも勝負出来るだけのスペックがありますが、それにプラスブレイクビーツを取り入れた事で成功しました。しかしその装飾がいらなくなっても、曲だけで勝負出来るだけの曲創りをしています。ただ、それだけではやはり注目度はかなり落ちるようになりました。新作を出しても話題にならなくなっていきます。

ブラジルではまだ人気があるようですが、日本ではほぼ忘れ去られています。少しファンキーでソリッドなロックアルバムになっていますので、内容は悪くありません。現在これだけの楽曲を書ける人がどれくらいいる事でしょう。優れたソングライターである事は揺るぎありませんが、売り上げを考えるともう少しプラスαが欲しい所なのでしょう。しかしオルタナ作品と考えるとかなり優れたアルバムです。名盤ですね。

Martelo Bigorna
⇒ 続きを読む

[20130615]

FALANGE CANIBALFALANGE CANIBAL
(2002/06/10)
Lenine

商品詳細を見る


2001年の作品です。フォークフュージョンを基本とした曲創りは変わりませんが、オルタナ度が強く、ブレイクビーツもかなり複雑に編集されています。その結果、最近のキングクリムゾンみたいな曲まで登場してきます。クリムゾンはプログレの中でもジャズ色が強いバンドなので、突き詰めていくと同じ方向に辿り着くのかもしれません。この作品までは何とかテクノの時代であり、彼の作風も時代にマッチしたものになっていますが、音楽シーンも彼の活動もこの後停滞していきます。

1. Ecos Do o
2. Sonhei
3. Umbigo
4. Lavadeira Do Rio
5. Encantamento
6. Nem O Sol, Nem a Lua, Nem Eu
7. Caribantu
8. Quadro-Negro
9. O Silncio das Estrelas
10. No Pano da Jangada
11. Rosebud (O Verbo E a Verba)
12. O Homem Dos Olhos de Raio X

音楽的なジャンルでいえばロックです。ロックは様々なスタイルを吸収しながら増殖してきましたので、このミクスチャー感は許容範囲です。完全にテクノに逝ってしまわないし、ジャズ、フュージョンに偏る事もありません。基本はフォークロックなのです。それが様々な要素を取り入れながら作曲されているので、古いロックファンも最近のロックファンもどちらも好きな音が入っています。そしてそのバランス、さじ加減が絶妙で自然でありながら個性的な音楽になっているのです。

ブラジルを感じさせながらもブラジル音楽に執着しておらず、そうした所がブラジルの新しい才能であり、ブラジルのロックが世界水準に並ぶだけではなく、超える事も容易い状況である事が明確になっています。もはやブラジルは第三世界ではないのです。世界をリードしていきかねない所まできています。特にこれまで紹介してきたミルトン、トンヅィー、そしてこのレニーニは間違いなく世界水準を超えています。これまで彼の作品に駄作はありません。これも名盤です。

Ecos Do o
⇒ 続きを読む

[20130614]

Na PressaoNa Pressao
(1999/01/01)
Lenine

商品詳細を見る


99年の作品でレニーニの人気を決定づけたアルバムです。前作はスタートレックみたいなジャケットでしたが、今回はまるでバニシングポイントみたいで、ジャケットからキャッチーです。ヒップホップ感とブラジリアンがいい感じでミックスされていてかっこいいです。ブラジルの音楽もきちんと時代に追従しているどころか、個性も活かしている事が伝わってきます。

1. Jack Soul Brasileiro
2. Napressao
3. Pacienca
4. Meu Amanha (Intuindooti)
5. A Rede
6. Tubitupy
7. Medida da Paixo
8. Aziraeatorre
9. Ruada Passagem (Transito)
10. Relampiano
11. Eusoumeuguira

こちらはアコースティックな事がベースではありますが、世界的にはテクノにアコースティック楽器を使う事が早っていた時期でもあり、彼のスタイルが時代と見事にシンクロして知名度も上がっていた時期にリリースされたので、一番有名な作品になっていると思います。実際に彼のアコースティックギタープレイは新鮮に聴こえますし、流行だけで終わっていない内容は、現在の耳で聴いても色あせていません。それだけ曲の根幹がしっかりしているのです。

当時のブラジルでもシンガーソングライターがデジタル機器を多用するのは珍しく、ブラジルでも多いに人気をあげていきます。遅咲きでありましたが、やっとレニーニにも陽の目が当たるようになりました。しかし、世界的にはテクノ全盛期も衰退の時期でもあり、徐々に彼の名前も忘れ去られるようになり始めます。それでも音楽的な基盤がしっかりしているので、ブラジルではこの後も人気は続いていきます。いろんなものがミックスされたミクスチャー感がありますが、曲としてはまとまりがあり聴き易いはずです。未来世紀ブラジルと言う映画がありましたが、実に近代的なブラジル音楽の名盤です。

Jack Soul Brasileiro
⇒ 続きを読む

[20130614]

Dia Em Que Faremos ContatoDia Em Que Faremos Contato
(2006/06/22)
Lenine

商品詳細を見る


97年の作品で、初めて彼のソロ名義になるアルバムであり、世界的にブレイクした記念すべき作品です。90年代後半になるとブレイクビーツなどのテクノ作品に飽きてきている人達は新しい傾向に対して敏感にアンテナをはっていました。そこでブラジルで面白い事をやっていると言うレニーニに注目が集められました。ブレイクビーツアーティストとして紹介されていたのです。

1. A Ponte
2. Hoje Eu Quero Sair So
3. Candeeiro Encantado
4. Etnia Caduca
5. Distantes Demais
6. I Dia Em Que Faremos Cont
7. A Balada Do Cachorro Louc
8. Aboio Avoado
9. Dois Olhos Negros
10. O Marco Marciano
11. Que Baque E Esse?
12. Pernambuco Falando O Mund
13. Bundalele
14. Mote Do Mavio

音楽的な内容はこれまでのアコースティックフュージョンスタイルで曲は創られていますが、アレンジがブレイクビーツになっているので、ブレイクビーツとブラジル音楽の融合と言う事で面白いと世界的に名前が知れ渡るようになりました。歌ありですから純粋なテクノファンは飛びついたか分かりませんが、ありきたりのテクノ作品に飽きていた私にとってはユニークな存在となりました。

民族音楽のサンプリングなどは新鮮でしたし、アコースティックギターのカッティングも90年代らしい新しさを感じました。グランジに歪んだギターはデジタルっぽいし、普通のブレイクビーツとは違うユニークさが魅力的です。世界的にテクのファンはオタク系なので、一般的に知れ渡っていなくても結構購入力があり、レニーニもやっと売れるアーティストになります。内容もそれに見合うだけの充実したものになっています。名盤です。

A Ponte
⇒ 続きを読む

[20130614]

魚眼魚眼
(1999/07/07)
レニーニ&スザーノ

商品詳細を見る


遅咲きのレニーニ、2枚目の作品はパーカッショニストのMarcos Suzanoとのコラボレート作品で、92年の作品になります。前作から9年もブランクがあります。前作ではA.O.R.なフュージョン作品でしたが、ここではシンガーソングライターらしくギターの弾き語りをベースにリズム隊はブレイクビーツで創られています。そこは流石に90年代らしい所であります。

1. Acredite Ou Nao
2. O Ultimo Por Do Sol
3. Miragem Do Porto
4. Olho De Peixe
5. Escrupulo
6. O Que E Bonito
7. Caribenha Nacao/Tuaregue Nago
8. La E Lo
9. Leao Do Norte
10. A Gandaia Das Ondas/Pedra E Areia
11. Mais Alem

トラディショナルフォークとブレイクビーツの融合と言うのはこの後に出てきますので、そういう意味では新しいスタイルを早くからやっている事になります。ブラジルらしいフォークソングとブレイクビーツの融合と言う事で、少し名前が知られ始めます。しかし、まだブレイク前の作品になります。ブラジルではこの頃から徐々に売れ始めます。

フォークソングと言ってもジャズっぽいアレンジになっていたり、ギターのアルペジオもユニークです。アコースティックフュージョンみたいなものでしょうが、これがこの時の彼のスタイルでありますが、少し取り入れているブレイクビーツの方が受けているので、この後はブレイクビーツに寄っていきます。シンガーソングライターと言う肩書きが一番似合うのはこのアルバムです。曲も良いですし良いアルバムだと思います。日本でいえば山崎まさよしみたいでかっこいいです。なかなかの名盤です。

Acredite Ou Nao
⇒ 続きを読む

[20130614]

Baque SoltoBaque Solto
(1999/03/02)
Lula Queiroga & Lenine

商品詳細を見る


続きましてはレニーニを紹介します。ブラジルの遅れてきたシンガーソングライターとして後に注目されていきますが、デビューはこのLula Queirogaとのコラボレート作品で、83年の作品です。サウンドはポップフュージョンであり、ブラジルらしさも満載のA.O.R.なサウンドになっています。この時点ではまだまだ無名ですからLula Queirogaとの連名でアルバムを出しています。

1. Maracatu Silêncio
2. Girassol Da Caverna
3. Raoni
4. Comicio
5. Prova De Fogo
6. Sopro Do Amor
7. Extase
8. Auto Dos Congos
9. Essa Alegria
10. Mote Do Navio
11. O Abraço E A Lagrima
12. Trem Fantasma

歌有りのポップフュージョンであり、バックミュージシャンの詳細は不明ですが、卓越した演奏を聴く事が出来ます。曲も良く出来ていますし悪くありません。しかし、現在のレニーニの作品とは全く違うサウンドなので、相当なファンじゃない限り聴かないと思います。ただし、TOTOのようなロック寄りのA.O.R.が好きに人にとっては良い作品の部類に入ると思います。

これまで紹介してきたブラジルのミュージシャン達とは違って、最近出てきた人ですから、ある程度MPB度も水準が高くなっている音楽を聴いて育っているので、最初からやっている事のレベルが違います。ブラジルらしさも随所に出てくるので、ブラジルを代表するフュージョンミュージシャンとして認識されるべき作品ですが、当時はほとんど注目されていませんでした。後の成功により、やっと再評価されるようになったアルバムです。内容的には申し分はありません。

Maracatu Silêncio
⇒ 続きを読む

[20130613]

The Best of Tom Ze Brazil ClaThe Best of Tom Ze Brazil Cla
(2007/10/09)
Tom Ze

商品詳細を見る


2012年の作品です。現在までの最新作になりますが、なぜかamazonで見つける事が出来ませんでした。より自分の世界を確立させていますが、いい感じでポップでもあります。Tropicaliaというタイトルがついていますが、ブラジルならではのポップな曲になっています。Tropicaliaはロックと言うより、ビートルズのサージェントペッパーの影響で生まれていますので、非ロックな手法を良しとしています。

1. Apocalipsom A (O Fim no Palco do Começo)
2. Capitais e Tais
3. Tropicalea Jacta Est
4. O Motobói e Maria Clara
5. Marcha-Enredo da Creche Tropical
6. Amarração do Amor
7. Tropicália Lixo Lógico
8. Não Tenha Ódio no Verão
9. Jucaju
10. De-De-Dei Xá-Xá-Xá
11. A Terra, Meus Filhos
12. Debaixo da Marquise do Banco Central
13. Navegador de Canções
14. Aviso aos Passageiros
15. NYC Subway Poetry Department
16. Apocalipsom B (O Começo no Palco do Fim)

サンプリングも使いますが、この人が使うとテクノ感が感じられません。そこがありきたりにならない所でもあり、それこそが彼の世界になります。クリムゾンよりも前からやっているシーケンスもトレードマークになっています。しかし、今回はチャーミングでポップな曲が多くなっています。それでもアレンジがユニークで普通では終わりません。コーラスのサンプリングの組み立てなどはまるでビッグビートです。

今年で77歳になるTom Zé。途中のブランクがありましたが、高齢になってもアグレッシヴが全く衰える事なく、現在も現役として活躍しています。ブラジルのフランクザッパと呼んでも差し支えないくらいに個性的です。現在では世界中で多くの支持を得ていますが、まだまだ正当な評価はされていないと思います。時代がいまだに彼に追いついていないのだと思います。それでも、そんなのおかまい無しに自分の道を進み続けるTom Zéに喝采を送りたいと思います。このアルバムも比類なき名盤です。

Apocalipsom A (O Fim no Palco do Começo)
⇒ 続きを読む

[20130612]

Estudando a BossaEstudando a Bossa
(2010/07/19)
Tom Ze

商品詳細を見る


2008年の作品です。これまでの独創的な作風も定着してきて、Tom Ze節みたいなものが浸透していましたが、その上で、このアルバムではブラジル音楽へ回帰しています。これまではっきりとブラジルらしさを出していませんでしたので、Tom Zeがブラジル音楽に向き合ったらどうなってしまうのか、それがこのアルバムで聴く事が出来ます。

1. Introdução (Brazil, Capital Buenos Aires)
2. Barquinho Herói
3. João Nos Tribunais
4. O Céu Desabou
5. Síncope Joãobim
6. Filho Do Pato
7. Outra Insensatez, Poe! (feat. David Byrne)
8. Roquenrol Bim-Bom
9. Mulher De Música
10. Brazil, Capital Buenos Aires
11. Amor Do Rio
12. Bolero De Platão
13. Sólvador, Bahia De Caymmi
14. De: Terra; Para: Humanidade

これまでもボサノヴァやサンバなどのリズムを引用したりしていましたが、曲としてボサノヴァだったり、サンバだったりしているのは初めてではないでしょうか。その中でもいつものTom Ze節を出しながらもオーソドックスなブラジル音楽を創っています。ですから普通のブラジル音楽とはひと味違いますが、ちゃんとしたブラジル音楽を創っても優れた音楽に出来る事が証明されています。

それだけ機が熟したのだと思います。一般的なブラジル音楽も進化していて、Tom Zeが創りだす音楽とシンクロさせても違和感が無くなっています。ボイスパーカッションみたいなコーラスもユニークです。 Outra Insensatez, Poe!ではデヴィッドバーンと競演しています。ワールドミュージックのようでありながらもロックを感じさせるのが彼の音楽であり、ブラジルが一番自慢していいのは実は彼であり、世界に誇れるミュージシャンであり、世界の宝であります。名盤です。

Introdução (Brazil, Capital Buenos Aires)
⇒ 続きを読む

[20130611]

ダンセーサーダンセーサー
(2006/12/10)
トン・ゼー

商品詳細を見る


2006年の作品です。Tom Zé 流ダンスミュージックと言うコンセプトになっていて、ジャケットではターンテーブルをまわすTom Zéが描かれていますが、残念ながらターンテーブルをまわすなら2台必要だという概念は無いようです。あくまでもヒップホップのパロディーであり、完全にヒップホップを小馬鹿にしたような内容で、ダンスミュージックと言うコンセプトですが、これで踊るのは結構難しいです。

1. Uai-uai - Revolta Queto-Xambá 1832
2. Atchim - Revolta Paiaiá 1673
3. Triú-triii... - Revolta Malê 1835
4. Cara-cuá - Revolta Nagô-Oió 1830
5. Acum-mahá - Revolta Jege-Mina-Fon 1834
6. Taka-tá - Revolta Banta 1910
7. Abrindo as urnas - Encourados de Pedrão 1823

音楽制作の手法としてヒップホップのやり方を応用していますが、ブレイクの時にボサノヴァになったりサンバになったり、踊りと言う概念でいえば完全にブラジリアンであり、クラブなどで流れてくるような音楽ではなく、カーニバル用でしょう。民族楽器もいつものように使っているし、踊れるものなら踊ってみろ、と挑発しているような作品だと思います。

今更ダンスミュージックかよ、と落胆する事も無く、いつもの独創的な音楽であります。踊るならサンバの腰使いじゃないと踊れないでしょう。退屈なヒップホップよりも遥かに面白いし、そんなものとっくの昔に超越しているTom Zéですから、あくまでも冗談のようなコンセプトなのだと思います。創作ダンス系の作品の明るい盤だと思います。発想は冴えています。この猥雑感も良いです。これも名盤ですね。

Uai-uai
⇒ 続きを読む

[20130610]

Estudando o PagodeEstudando o Pagode
(2007/10/09)
Tom Ze

商品詳細を見る


2005年の作品で、三人の女性とそれに絡む男達を願いたオペレッタの為の音楽になっています。音楽はいつものごとくですが、特にギターリフの作り方がプログレしていて、そこにブレイクビーツのありがちではないドラムパターンという格好良さはこの人のトレードマークになっています。その反面、ブラジルのポピュラー音楽のような歌もあったりしますが、アレンジが普通ではありません。

1. Ave Dor Maria
2. Estupido Rapaz
3. Proposta De Amor
4. Quero Pensar (A Muhler De Bath)
5. Muhler Navio Negreiro
6. Pagode-Enredo Dos Tempos Do Medo
7. Cancao De Nora (Casa De Bonecas)
8. O Amor E Um Rock
9. Duas Opinioes
10. Elaeu
11. Vibracao Da Carne
12. Para La Do Para
13. Prazer Carnal
14. Teatro (Dom Quixote)
15. A Volta Do Trem Das Onze (8.5 Milhoes De Km2)
16. Beatles A Granel

サンバやボサノヴァを応用したリズムに特長があり。応用し過ぎてフラメンコみたいになっていたり、ブラジル音楽のようで、それまでのブラジルには無かったリズムであり、それが様々なサンプリング音を並び立てたリズムパターンで表現されていたり、ひょうきんな感じをシリアスに演奏する事で変質さが際立っています。サンプリングした声にフィルターをかけてみたり、テクノ作品としても個性的なサウンドになっています。

完全なテクノになっていないのは、そのリズムの複雑さとポリリズムになっている事によります。テクノサイケデリアとでも呼べそうでありますが、それだけではないので表現が難しいです。その表現の難しさが彼の知名度に反映している事になります。マニアックな音楽ファンには注目されていますが、まだ一般的には知られていません。フォロワーが続くしかないと思いますが、これだけ個性的なスタイルを真似出来るものでもなく、微妙な位置に存在しています。しかして、その音楽性は世界をリードしています。いつの日かふさわしい評価が下る事を願うばかりです。文句無しの名盤です。

Ave Dor Maria
⇒ 続きを読む

[20130609]

Imprensa Cantada 2003Imprensa Cantada 2003
(2005/02/21)
Tom Ze

商品詳細を見る


2003年の作品です。これまでのプログレな作風とは変わってポップな曲になっています。ポップな曲を書いても、この人の場合はアレンジ、ミキシングで普通とは違った感じにするのが得意で、今回も気の利いたアレンジになっています。原点回帰みたいな感じでブラジリアンポップになっていたり、昔の曲を再演したりしています。もしかすると昔創っていた曲が溜まり過ぎていたので吐き出した感じではないでしょうか。

1. Dona Divergencia
2. Companheiro Bush
3. Requerimento A Censura
4. Desenrock-se
5. Interlagos F1
6. 1,2, Identificacao
7. Urgente Pela Pez
8. Sem Saia, Sem Cera, Censura
9. Vaia de Bebado Nao Vale
10. Lingua Brasileira
11. Vaia de Bebado Nao Vale
12. Sao Sao Paulo
13. Voce e o Mel
14. Bate Boca

たとばニューウェイヴが出てきた時とか、ピーターガブリエルやトーキングヘッズがアフリカンミュージックを導入した時のカルチャーショックに似た、それまで体験した事が無い音楽に出くわした時の衝撃と同じ気持ちにさせてくれるます。ブラジルのミュージシャンと言う事で、何とかブラジルと言うイメージで聴く事が出来ますが、何の予備情報も無くこの音楽に出会ったら、同理解してい良いのか迷ってしまうと思います。

どこか異国の音楽のようでありながら、斬新なロック作品にも引けを取らない感性、私達はもしかしたら大事なものを聴き逃していたのではないのかという喪失感に襲われるのらば、それは健全な音楽の聴き方をしていると思います。世が世ならこれは間違いなく歴史的な名盤であり、聴き逃すべきではない音楽です。あらゆる音楽を吸収しながらもその先に行っている音楽です。そして無視してはその先に進めないくらい重要な音楽です。これが一般的に広まっていない事は現在の音楽界の損失であります。それくらい偉大な名作であります。

Companheiro Bush
⇒ 続きを読む

[20130609]

Grupo Corpo: SantagustinGrupo Corpo: Santagustin
(2004/05/25)
Tom Ze

商品詳細を見る


2002年の作品で、これもダンス集団Grupo Corpoの為に書かれた作品です。今回はGilberto Assisというデジタルミュージック系の人ととコラボレートしています。電子音やサンプリング素材を組み立てたコンクリートミュージックみたいで、それでダンスミュージックにしてしまうという斬新な内容になっています。現代音楽の部類になるのでしょうが、その部類でもぶっ飛んでいます。

1. Choro 1. Marco da Era
2. Choro 2. Ayres da Mantiqueira
3. Choro 3. Nogueira do Monte
4. Choro 4. Moura-Sion
5. Choro 5. Pixinguin-Casqueira
6. Choro 6. Ciro-Gberto
7. Choro 7. Bate-boca

Grupo Corpoは民族的な踊りも取り入れたダンスチームで、エキゾチックで無機質ながら色気も感じさせると言う前衛官能ダンスのような感じもします。ブレイクビーツになっていますが、リズムパターンがありきたりではないので痛快です。いい加減ブレイクビーツのワンパターンなリズムパターンに飽きた人、つまり私向きな音楽です。私も既成の音楽に飽きて民族音楽まで聴きだすようになり、それがSAMARQANDの音楽性になっていて、Tom Zeの音楽はうってつけの手本となっています。

ブラジルだけではなく、世界でも時代を牽引するだけの魅力溢れる音楽であります。ただし、単純化する事を良しとするヒップホップ文化にとっては、この複雑なリズムは向いていなくて世界はついていっていません。何たる腑抜け文化。世界はいまだにクソのような音楽がヒットチャートをにぎわしています。誰かが喝を入れなければこの停滞した音楽シーンは腐敗したままになってしまう事でしょう。このアルバムのような音楽が世界で認められる日が来る事を願うばかりです。偉大なる名盤です。

Marco da Era
⇒ 続きを読む

[20130609]

Jogos De ArmarJogos De Armar
(2001/03/06)
Tom Ze

商品詳細を見る


2000年の作品です。90年代はテクノ系の時代でしたが、後半はジャムバンドなどが流行り出す気配がありましたが、流行までにはいかず、ジャングルやドラムンベースに飽きていた人達に取ってはブラジルで面白い事をやっている奴がいると言う事でTom Ze達が注目されるようになりました。私もその一人で、このアルバムで初めてTom Zeを知る事になります。世界的にも注目されるきっかけとなった名作であります。

ディスク:1
1. Passagem De Som
2. Peixe Viva (Ie-Quitingue)
3. Jimi Renda-Se/Moeda Falsa
4. Chamega
5. Desafio
6. Pisa Na Fulo
7. Asa Branca
8. Conto De Fraldas
9. Medo De Mulher
10. O Pib Da Pib (Prostituir)
11. Cafuas, Guetos E Santuarios
12. A Chegada De Raul Seixas E Lampiao No FMI
13. Perisseia
14. Sonhar (Sonho Da Crianca-Futuro-Bandido Da Favela, Na Noite De Natal)
ディスク:2
1. Cartilha De Parceiros 1
2. Cartilha De Parceiros 2
3. Cartilha De Parceiros 3
4. Cartilha De Parceiros 4
5. Cartilha De Parceiros 5
6. Cartilha De Parceiros 6
7. Cartilha De Parceiros 7
8. Cartilha De Parceiros 8
9. Cartilha De Parceiros 9
10. Cartilha De Parceiros 10
11. Cartilha De Parceiros 11

ブレイクビーツみたいな事をやっているが、曲自体はまるでプログレ、ブラジルのフランクザッパみたいな感じで紹介されていました。CD2枚組で2枚目には1枚目で使われたサンプリング素材を用意して、聴いている人がそれを並び替えて自分で曲が創れるような仕組みにしています。素材さえあれば誰でも自由に曲が作れると言うサンプリングミュージックの世界を反映した内容になっています。これはトッドラングレンもやっていました。新しいデジタルミュージックの形だったのですが、このやり方は定着していません。

問題は感性でありますから、どんなに素材を揃えても良い作品が創れる訳ではありません。それを聴き手に委ねるなんて少し無謀すぎる発想なのです。音楽の方はサンプリング素材は効果的に使っていますが、ほぼ生演奏によるひねくれポップ、もしくはプログレアグレッシブブラジリアンロックであり、変質的な所は正にフランクザッパであり、既成の音楽に飽きた向きには正にドストライクな痛快なる名盤であります。

Passagem De Som
⇒ 続きを読む

[20130609]

Fabrication DefectFabrication Defect
(2007/10/09)
TOM ZE

商品詳細を見る


98年の作品で、いよいよ本格的に活動を再開しました。久々のオリジナルアルバムなのですが、いきなりコンセプトアルバムになっています。サンプラーの使い方も心得ていて、ブレイクビーツ並みのドラムループに民族楽器を重ねて独自のリズムを生み出しています。この人だ独走態勢に入ってからは独自のリズム構築が主題になっているようです。

1. Defect 1: Gene
2. Defect 2: Curiosidade
3. Defect 3: Politicar
4. Defect 4: Emere
5. Defect 5: O Olho Do Lago
6. Defect 6: Estericar
7. Defect 7: Dancar
8. Defect 8: Onv, Arma Mortal
9. Defect 9: Juventude Javali
10. Defect 10: Cedotardar
11. Defect 11: Tangolomango
12. Defect 12: Valsar
13. Defect 13: Burrice
14. Defect 14: Xiquexique

テクノ系の音楽も研究しているようですが、全く独自の音楽に創りかえてしまっています。この辺はまるでリタイアしていた事が嘘みたいにベテランの境地になっています。昔はテープ編集で苦労していた事が、パソコンやサンプラーの発達で簡単に創る事が出来るようになっています。流石にそこに真っ先に目を付けているようで、彼のアイデアを瞬時に再現出来るように環境は既にものにしています。

思いついた事を絵を描くようにすぐ様キャンパスに描けるように音楽を創れる事は、彼の独特のアイデアを増幅させる作用をもたらしていると思われます。ゴングや新生クリムゾンがやっているシーケンスはこの人がそれ以前にやっていた事なので、そのプログレな使い方もこちらが本家であります。他のMBPのミュージシャンが西洋音楽の真似事をしているのに対して、彼を刺激を受けながらもその先に広がる可能性に目を付けている事が大きな違いがあると思います。世界が彼を手本にしなければならないくらいにいつも一歩先を歩いています。名盤です。

Fabrication Defect
⇒ 続きを読む

[20130608]

Parabelo (Tom Ze E Ze Miguel Wisnik)Parabelo (Tom Ze E Ze Miguel Wisnik)
(2007/10/16)
Grupo Corpo

商品詳細を見る


97年、クラシックピアニストのMiguel Wisnikとのコラボレート作品です。引退してガソリンスタンドで働いていたTom Zeでしたが、ついに時代が動きました。デヴィッドバーンがブラジル音楽を世界的に紹介し始めた事によって彼の音楽は静かに認められるようになったのです。再びミュージシャンとして活動を始めた最初の作品がこのアルバムで、女性コーラスを使った現代音楽になています。

1. Emerê
2. Emoremê
3. Assum Branco
4. Baião Velho
5. Uauà
6. Canudos
7. Bendegò
8. Cego com cego
9. Xiquexique

作曲者はTom Zeであり、引退していても彼の創造性は少しも衰えていない事が分かります。逆に多くの時間が彼に膨大なアイデアを溜め込ませる事になっているようです。90年代後半ですので、サンプリングもあります。それでも人間味溢れる音楽になっています。ブラジルに民族音楽のようでもあり、バレエ音楽のようでもあり、現代音楽のように無感情でもあったり、発掘したデヴィッドバーン以上の音楽性を見せつけてくれています。

眠っていた虎を起こしてしまった。そんな感じで彼のあまりある才能が又世に放たれてしまいました。Grupo Corpoというダンス集団の為に書かれた作品のようですが、この無感情でありながらもエロティックな音楽の凄い事。知らない間に進化した音楽環境も彼に取っては玩具のように、彼の想像性を増大させていくのでした。虎は世に放たれた。音楽的なブランクは一切感じません。素晴らしい名盤です。

Emerê
⇒ 続きを読む

[20130608]

Nave MariaNave Maria
(2006/12/01)
Tom Ze

商品詳細を見る


70年代後半に引退してしまったTom Zeですが、80年代になると再評価されるようになります。そうなると黙っていないのがレコード会社で、84年に編集された未発表曲集になります。未発表曲と言っても、これまで発表されてきた曲以上に強烈でかっこいい曲が揃っています。これだけの作品を残して引退するなんて、なんてもったいない事を。

1 Nave Maria
2 Mamar No Mundo
3 Su Su Menino Mandu
4 Cilindrada
5 Identificacao
6 Nenem Gravidez
7 Acalanto Nuclear
8 Conto De Fraldas
9 Mestre-Sala
10 Teu Olhar

彼がやっている音楽はブラジルではあまりにも早過ぎたのです。世界的にも早過ぎたものだったと思います。なので正当に評価されないままリタイアと言う事になってしまいました。どんなに才能があっても売れなければレコード産業からは見放されてしまいます。しかし、残された音源は正直であり、時間が経ってから聴く人が聴けば、それがどれだけ優れた音楽であるかは明瞭となります。それを発掘したのはアフリカの次にブラジル音楽を紹介しようとしていたデヴィッドバーンでした。彼のブラジル音楽流布は失敗に終わりますが、その御陰で日の目を見たミュージシャンの一人が彼です。

この時期ではまだ世界的には紹介されていませんが、ここでの曲は未発表で終わらせるにはあまりにももったいない曲ばかりで、これもオリジナルアルバムの一つだと思っても良いと思います。それだけ作品としても破壊力を持ったものになっています。これが売れないなんて信じられません。ヒットチャートの曲よりも数倍も優れています。ただ、やっぱり早過ぎたのでしょう。まるで新生クリムゾンのようなアレンジもやっています。恐るべし。これも名盤です。

Nave Maria
⇒ 続きを読む

[20130608]

Serie Dois Momentos 2Serie Dois Momentos 2
(2000/12/12)
Tom Ze

商品詳細を見る


76年のEstudando o Sambaと78年のCorreio da Estação do Brásのカップリングアルバムになります。これも単独では入手困難なようです。前作のTodos os Olhosから音が格段に良くなり、前衛度も増して独自の作風を極めるようになっています。斬新な中にもブラジルの伝統的な音楽を潜めているなど、かなりキレている作品になっています。

1. Ma
2. Felicidade
3. Toc
4. To
5. Vai (Menina Amanha de Manha)
6. Ui! (Voce Inventa)
7. Doi
8. Mae (Maes Solteira)
9. Hein?
10. So (Solidao)
11. Se
12. Indice
13. Menina Jesus
14. Morena
15. Correio da Estacao Do Bras
16. Carta
17. Pecado Original
18. Lavagem da Igreja de Irara
19. Pecado Rifa E Revista
20. Volta de Xanduzinha
21. Amor de Estrada
22. Vem Cuica
23. Na Parada de Sucesso

ブラジルの民族音楽で使われる楽器をロックに演奏していながら、実験的な試みではなく、きちんと音楽として完成させた曲に仕上げている所などは奇才の名にふさわしい作品になっています。複数の楽器を切り刻んでステレオに配分した現代音楽的な作風など、音響派な曲もあり、かなり斬新です。それでいながらポップにまとめていたり、乱雑な編集はしていません。今でいえばサンプリングミュージックのような事をテープ編集で行っています。

ロイウッドからトッドラングレン、電子音の配列など、きたるテクノミュージックを思わせる曲も既に創っています。民族音楽も混じっているので、ドイツのテクノよりもユニークで、当時のイギリスの音楽よりも遥かに進んでいます。これだけ斬新な音楽がこれまで日本で話題になってこなかった事はかなりの損失であります。彼の名前が知れ渡るまでにはまだ時間がかかりますが、現在でも通用するような新しさがあります。両方とも名盤です。そしてこの後、一時引退しています。

Estudando o Samba Full Album
⇒ 続きを読む

[20130608]

SERIE DOIS MOMENTOS 1SERIE DOIS MOMENTOS 1
(2000/12/12)
Tom Ze

商品詳細を見る


72年のSe o Caso É Chorarと73年のTodos os Olhosをカップリングしたアルバムになります。現在単独では入手不可能みたいです。MBPの担い手として独自のポップ感覚で個性的な作品を創っています。イギリスにはイギリス独特のポップ感覚と言うのがあって、それは子供の頃から聴き慣れている童謡や流行歌の影響があるようで、ブラジルにもブラジル独特のポップ感覚があって、これはカエターノやミルトンとも共通するものです。

1. Happy End
2. Frevo
3. A Baba
4. Menina, Amanha de Manha (O Sonho Voltou)
5. Dor E Dor6 Senhor Cidado
6. A Briga Do Edificio Itlia Com O Hilton Hotel
7. O Anfitriao
8. O Abacaxi de Irara
9. O Sandalo
10. Se O Caso E Chorar
11. Sonho Colorido de Um Pintor
12. Complexo de Epico
13. A Noite Do Meu Bem
14. Cademar
15. Todos Os Olhos
16. Dodo E Zeze
17. Quando Eu Era Sem Ninguem
18. Brigitte Bardot
19. Augusta, Angelica, E Consolacao Ze
20. Botaram Tanta Fumaca
21. O Riso E a Faca
22. Um "Oh!" E Um "Ah!" Ze
23. Complexo de Epico

Se o Caso É Chorarではアコースティックな感じで、ボサノヴァなんかもやってブラジル独特のひねくれポップアルバムになっています。シンプルなアレンジかと思っているとオーケストラやシンセがからんできて西洋風になってくるのですが、西洋向けに創っている作品と言う感じは無く、あくまでもブラジルのオーディエンスに届くようなサウンドになっていると思います。ですからとても独特なポップアルバムになっています。

Todos os Olhosになってくると更にその独創性に磨きがかかってきて、ブラジルのネイティヴな民族音楽を引用しながらも彼独特の世界感を構築するようになっています。民族音楽を超越した現代音楽の世界です。ポップである必要も無くなったみたいで、奇才と呼ばれる所以のサウンドを創るようになっています。アコースティックな感じは日本のたまに類似しているでしょうか。かなり逝っています。こちらの方は名盤です。

Se o Caso é Chorar Full Album
⇒ 続きを読む

[20130607]

Grande Liquidacao [Analog]Grande Liquidacao [Analog]
(2012/02/14)
Tom Ze

商品詳細を見る


続きましてはTom Ze (トン ゼー)です。彼もMBPで活躍した人で、これまで紹介した中で一番ロック、ポップス寄りの音楽をやっています。ブラジルのエッセンスも入っていますが、カエターノやミルトンに比べてブラジルらしさが分かりにくいのでデビュー当時は日本ではほとんど無名でした。引退した後になってデヴィッドバーンのブラジル音楽紹介で紹介されてからにわかに評判になり、復活してある程度日本でも知られるようになっていきます。

1. Sao Sao Paulo
2. Curso Intesivo de Boas Maneiras
3. Gloria
4. Namorinho de Portao
5. Catecismo, Crme Dental e Eu
6. Camelo
7. Nao Buzine Que Eu Estou Paquerando
8. Profissao de Ladrao
9. Sem Entrada e Sem Mais Nada
10. Parque Industrial
11. Quero Sambar Meu Bem
12. Sabor de Burrice

68年のデビューアルバムで、ビートポップスとサイケデリックポップなサウンドになっています。モンドジャズなノリもありますね。オルガンジャズっぽい感じです。当時のイギリスはモッズとロッカーが競い合っており、そこにサイケデリックブームが起こっている時期ですので、かなりイギリス寄りなサウンドだと思います。MBPやトロピカーナ自体がビートルズのサージェントペッパーの影響で始まっていますので、バンドサウンドだけではないアレンジになっています。

この人はブラジルでも奇才的な扱いであって、かなりひねくれポップな作品になっています。MOVEからELOを結成したロイウッドみたいな感じでしょうか。アレンジは完璧に西洋もので、ブラジルらしさは歌の旋律に現れています。ブラジルというよりフレンチポップな感じもします。フランスでのイエイエに影響を受けているトロピカーナですので、それも理解出来ます。ただ、フランスにはここまでポップセンスを持ったミュージシャンはいませんでしたので、ブラジルの音楽界の方が面白かったと思います。ブラジルのひねくれポップ職人です。

Sao Sao Paulo
⇒ 続きを読む

[20130606]

…E A GENTE SONHANDO…E A GENTE SONHANDO
(2010/12/01)
MILTON NASCIMENTO(ミルトン・ナシメント)

商品詳細を見る


2010年の作品で、現在までの最新作になります。自身の曲だけではなく、ブラジル音楽界の新旧の仲間達から提供された曲を演奏しています。バラード曲が多く、シンガーとしての表現者としての集大成みたいな感じがします。音楽的には熟練の感がありますが、オリジナリティーの追求をしてきたミルトンも進化という創造性は停滞してきたように感じます。その代わりの円熟した音楽。そうした時期になっているようです。

1. E A Gente Sonhando
2. Flor de Ingazeira
3. O Ateneu
4. Do Samba, do Jazz
5. Estrela, Estrela
6. Raras Maneiras
7. O Sol
8. Espelho de Nos
9. Me Faz Bem
10. Resposta ao Tempo
11. Amor do Ceu, Amor do Mar
12. Gota de Primavera
13. Adivinha o que?
14. Sorriso
15. Olhos do Mundo
16. Eu, Pescador

完全なオリジナル作品が少なくなってきて、共作が多くなったのも、もはや創作意欲の後退のようにも思えますし、長い活動をしてきたので、それも致し方ないと思います。他のミュージシャンからの刺激を受けて何とか新作を出している感じですし、隠居してもおかしくないところを何とか現役を続行するに様々な試みをしている点ではまだ前を向いている姿勢は感じます。

円熟された演奏は充実した作品として楽しむ事が出来ます。個性的な作品ではなく、ブラジルのポピュラー音楽としての代表作となりうるアルバムです。世界中を旅してきて、原点であるブラジルに帰ってきたという感じです。この後もまだ現役で頑張ってくれると思いますが、刺激的な作品を創ってくれるのかは分かりませんが、これまでのキャリアは間違いなく音楽史上重要な存在であった事は間違いありません。

E a Gente Sonhando
⇒ 続きを読む

[20130605]

Milton Nascimento & BelmondoMilton Nascimento & Belmondo
(2008/05/08)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


2008年の作品で、フランスのマルサリス兄弟と呼ばれたBelmondo兄弟とのコラボレート作品になっています。兄リオネルのサックスと弟ステファンのトランペットによるジャズフォーマットによる演奏ですが、オーケストレーションも素晴らしく、美しいアレンジに仕上がっています。ミルトンの持ち歌をリメイクしていますが、Ponta De Areiaを序曲とエンディングに持ってきています。

1. Ponta De Areia
2. Canção Do Sal
3. Milagre Dos Peixes
4. Oração
5. Travessia
6. Morro Velho
7. Nada Ser Como Antes
8. Berceuse / Malilia
9. Saudade Dos Avioes Da Panair
10. Ponta de Aria

ボサノヴァ的なジャズやトラッドフォークのような曲も、オーケストラの絡み方が絶妙でミルトンの歌もオーケストラの一部のような優雅さを持っています。クールジャズの現代ブラジル版みたいなかんじでしょうか。流石のミルトンも最近はオリジナル作品が少なく、こうしたコラボレート作品での刺激を求めているようです。

久々のジャズ作品と言う事でBelmondo兄弟を指名しているのですが、ミルトンは必ずオーケストレーションをつけて豪華な感じにします。これはデビュー当時から変わらないスタンスで、ポピュラーシンガーたろうとしている証でしょう。それにしても毎回オーケストラアレンジは非凡であり、ジャズやフォークとは違う毛並みにする事により、より芸術度が増すような仕組みになっています。

Ponta De Areia
⇒ 続きを読む

[20130604]

Novas BossasNovas Bossas
(2008/04/10)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


2008年の作品で、ボサノヴァ誕生50周年を記念した作品です。ダニエル・ジョビン(ジョビン゙の孫)+パウロ・ジョビン(ジョビンの息子)+パウロ・ブラガ゙からなる Jobim Trioとの競演になっています。往年のボサノヴァの名曲や新しく作曲された曲などを演奏しています。音楽的にはジャズフォーマットなボサノヴァな感じです。

1. Tudo Que Voc Podia Ser
2. Dias Azuis
3. Cais
4. O Vento
5. Tarde
6. Brigas Nunca Mais
7. Caminhos Cruzados
8. Inutil Paisagem
9. Chega De Saudade
10. Medo De Amar
11. Velho Riacho
12. Esperanca Perdida
13. Trem De Ferro
14. Samba Do Aviao

Jobim Trioの演奏はジャズトリオのようでありながらも、プログレッシヴなフュージョンサウンドも演奏しています。その中でミルトンが、これ又美しい歌を披露しています。ボサノヴァがテーマでありながら、ボサノヴァの原型さえ分からないようなアグレッシヴな演奏があったりしています。若い感性とのコラボレートでミルトンも若返っているようにも感じます。

ミルトンも熟年にさしかかって、オリジナル作品よりも競演作品が多くなっています。ボサノヴァも50歳と言う事で、それなりの進化をしている姿を見せています。最近は音楽自体が進化する事を止めていますが、演奏家レベルでは、それなりに進歩しようと努力はしていますし、大きな波が起こらないだけなのかもしれませんが、ボサノヴァの現在進行形な演奏が楽しめます。

Tudo Que Voc Podia Ser
⇒ 続きを読む

[20130603]

PietaPieta
(2008/01/13)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


2003年の作品です。21世紀に入ってから初めてのオリジナルアルバムになります。楽器一つ一つの音色にもこだわった繊細な創りで、より洗練、進化したサウンドになっています。 Deodato、Herbie Hancock、Pat Methenyなどお馴染みのメンバーも参加。ワールドミュージックとも言えますが、ポピュラーミュージック、ライトフュージョンの内容に近く、何でもありの時代、ワールドミュージックという分け方も不明瞭になってきます。

1. A Feminina Voz Do Cantor
2. Casa Aberta
3. Beleza E Cano
4. Tristesse
5. Quem Sabe Isso Quer Dizer Amor
6. Imagem E Semelhana
7. A Lgrima E O Rio
8. Voa Bicho
9. Outro Lugar
10. As Vezes Deus Exagera
11. Cantaloupe Island
12. Pieta
13. Beira Mar Novo
14. Meninos De Araua
15. Boa Noite
16. Vozes Do Vento

ロックバンドのような音色のこだわり方は参加ミュージシャンによるものでしょうが、それだけロックファンにとっては寄り身近に感じられる作品になっています。ロックミュージシャンでも民族音楽を引用する事が普通になっていますので、ロックアルバムとして聴く事も出来ます。ただ、ロックよりになっていると言う訳ではなく、垣根が曖昧になっていると言う表現の方が良いでしょう。それだけジャンルにこだわる事が無意味に思えるほど良い曲を書いています。

ミルトン自身もブラジル音楽にこだわっているのでもなく、好きな音楽を自分の中で消化した結果出来上がった曲なのだと思います。これまでもそうだったのでしょうが、その消化具合、ミクスチャー度がより自然で滑らかなものになっています。基本はポピュラーシンガーであり、アレンジが様々であるだけで、ミルトンの歌は自由自在に存在しています。その存在の仕方がより自然に感じられる名盤です。

A Feminina Voz Do Cantor
⇒ 続きを読む

[20130602]

ジル&ミルトンジル&ミルトン
(2000/12/20)
ジルベルト・ジル&ミルトン・ナシメント

商品詳細を見る


2001年の作品で、ミルトンと同じくMBPの旗手だったジルベルトジルとのコラボレート作品になっています。お互いの作品に参加するような交流を通して、ついに二人でのアルバムを製作する事になりました。この作品の為に二人で共作した新曲が5曲、お互いの持ち歌を4曲リメイクし、カバー曲が6曲あります。トロピカーナの担い手だった二人ですから、カバー曲も共通する趣味があるようで、ビートルズのSomethingはレゲエにアレンジされています。

1. Sebastian
2. Duas Sanfonas
3. Ponta de Areia (Vinheta)
4. Bom Dia
5. Trovoada
6. Something
7. Maria
8. Lar Hospitalar
9. Yo Vengo a Ofrecer Mi Corazon
10. Dora
11. Xica da Silva
12. Canção do Sal
13. Dinamarca
14. Palco
15. Baião da Garoa

スタイル的にはジルのスタイルに近く、ミルトンがジルのスタイルに乗っかる事を楽しんでいるように感じます。自分の作品ではやっていない事など、例えば、カントリータッチやレゲエなどを演奏して、自分の音楽を追求してきた事からリフレッシュして楽しんでいるようです。とてもリラックスした雰囲気が伝わってきて、聴いていても心地良くなってきます。

ブラジルには無かったアメリカやイギリスの音楽を取り入れてセンセーションを生み出したトロピカーナ。まるで戦友のような二人が競演した作品はこれが初めてになります。才能のある二人が交わるのですから、アイデアも豊富に癒合してアレンジも面白いものになっています。それがとってもポップで気持ちのいいブラジリアンカントリーロックみたいな感じがいい感じです。

Sebastian
⇒ 続きを読む

[20130602]

CroonerCrooner
(1999/06/03)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


99年の作品で、ブラジルとアメリカのポピュラーミュージックのカバーアルバムになっています。ジャズオーケストラをバックに歌うアメリカンミュージックのように、彼のファーストアルバムはそんな感じでしたので、彼のルーツミュージックのようなものなのでしょう。これにより彼の基本的な姿勢はポピューラーシンガーであり、その他のスタイルは彼がのし上がっていく為の武装だった事がよく分かります。

1. Aqueles Olhos Verdes
2. Certas Coisas
3. Only You
4. Mas Que Nada
5. Frenesi
6. Nao Se Dancar
7. Resposta
8. Beat It
9. Se Alguem Telefonar
10. Rose Maria
11. Castigo
12. O-o-h Child
13. Iagrima Flor
14. Barulho de Trem
15. Iamento No Morro

タキシードを着たジャケットが物語るように、元々は正装して歌うシンガーに憧れてプロになったのだと思います。60年代中期まではジャズミュージシャンもタキシードを着てステージに立つ事がステイタスでありました。しかし、60年代後半のフラワームーヴメントの時期に、マイルスデイヴィスがつきあっていたペティデイヴィスにダサイと指摘されて、今はジミヘンみたいなファッションが流行っている事と聞かされたマイルスが仰天して、ジミヘンの音楽にも衝撃を受けて、ロックとジャズの融合というジャズロックが誕生する事になります。その時にタキシードを着るミュージシャンはいなくなってしまいました。

そのタキシードを着てステージに上がる事を夢見ていたミルトン少年が親しんでいた歌の数々です。ブラジルにも数々のポピュラーミュージックが存在していた事が分かります。Mas Que Nadaなんかはとても有名な曲だと思います。Beat Itはマイケルジャクソンの曲ですね。彼にとってはマイケルがポピュラーミュージックの最終進化形の象徴に感じられています。このアルバムを聴けばミルトンの難解だった部分が分かり易く、見通しが良くなってくる作用になると思います。

Aqueles Olhos Verdes
⇒ 続きを読む

[20130602]

NascimentoNascimento
(1997/06/05)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


97年の作品です。90年代に入って毎年アルバムを出す事は無くなってきましたが、ベストアルバムとかライブアルバムが出るようになってきています。久々の作品のジャケットは、当時糖尿病を抱えていた事もあってシェイプアップされた体になっています。サウンドとしては、かなり良質なワールドミュージックになっています。このスタイルはこの人の命題になっているようです。

1. Louva-A-Deus (The Praying Mantis)
2. O Cavaleiro (The Rider)
3. Guardanapos De Papel (Paper Napkins) (Portuguese Version)
4. Cuerpo Y Alma (Body & Soul)
5. Rouxinol (The Nightingale)
6. Janela Para O Mundo (Window To The World)
7. E Agora, Rapaz? (And What Now, Man?)
8. Levantados Do Chao (Ground Raised)
9. Ana Maria
10. Ol' Man River
11. Os Tambores De Minas (Minas Drums)
12. Biromes Y Servilletas (Paper Napkins) (Spanish)

ブラジルを感じさせるイメージがありますが、ほとんどブラジル音楽を超越して無国籍な民族音楽になっています。それをソフトフュージョンにアレンジする事によって、フュージョン作品としてもかなり質の高いサウンドになっています。特にバラードの美しい事。この人はフリオイグレシアスとか、フランクシナトラのようなシンガーみたいな歌が多いのですが、アレンジに民族音楽の要素が強いので、かなり個性的なスタイルになっていますが、それが洗練されていると言う神業になっています。

今作も個性的な作品でありながら、美しい響きに満ちた甘美なる音楽を創り上げています。進化は続いています。ワールドミュージックというジャンルが確立されて、彼もやり易くなったと思いますし、その状況の中でも最高の作品を生み出す創作意欲は失せていません。90年代あたりから何でもありの時代になって、聴く方が好きな音楽を選ぶ時代になっています。そんな中でも間違いなく良質な名盤になっています。

Louva-A-Deus
⇒ 続きを読む

[20130602]

AngelusAngelus
(1994/02/15)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


93年の作品です。ワーナーに移籍して世界中をターゲットにする狙いで製作されています。その為、多くのミュージシャンが呼ばれています。ジャズ界からはPat Metheny、Jack DeJohnette、Ron Carter、Wayne Shorter、Herbie Hancock、ロック界からはJames Taylor 、Jon Anderson、Peter Gabriel、Anthony Jacksonなど、ミルトンは歌わずに彼らに歌わせているだけの曲もあります。

1. Seis Horas Da Tarde
2. Estrelada
3. De Um Modo Geral
4. Angelus
5. Coisas De Minas
6. Hello Goodbye
7. Sofro Calado
8. Clube Da Exquina No. 2
9. Meu Veneno
10. Only A Dream In Rio
11. Qualquer Coisa A Haver Com O Paraiso
12. Vera Cruz
13. Novena
14. Amor Amigo
15. Sofro Calado

世界をマーケットに視野に入れた作品ですが、音楽的にはワールドミュージックであり、個性的な音楽になっています。アコースティック色が強くなっているのは90年代らしさであり、時代にもマッチしたサウンドになっています。ビートルズのカバーのHello Goodbyeもアコースティックギターでの弾き語りで美しいスキャットが印象的です。80年代の喧噪はもはやありません。彼がやりたい音楽を自由にやっています。

音数が極端に少ない始まり方をして後半ジャズメンバーが参加してくるとフュージョンサウンドになりますが、ラテン色の強いフュージョンになっています。全体的にはほぼ一つの楽器と歌、いや、声だったりします。それだけで充分個性的な音を発しています。音数の多いジャズフォーマットの方が普通に聴こえるくらいです。新たな進化の道を再び歩き始めました。世界相手にミルトン節が炸裂しています。

Seis Horas Da Tarde
⇒ 続きを読む

[20130601]

TxaiTxai
(1991/03/26)
Milton Nascimento

商品詳細を見る


90年の作品です。密林地帯の住民の同盟を支援キャンペーンの一環で製作されています。アマゾンのインディオを題材にしたコンセプトアルバムで、ヤノマミ族の朗読や歌、カイヤポ族の歌など、インディオという言い方も失礼な感じですが、アマゾンをかかえるブラジルには複数の原住民がいて、彼らが同盟を結んで暮らせるようにするキャンペーンをやっていたようです。

1. Overture
2. TXAI
3. Bau Metoro
4. Coisas Da Vida (That's Life)
5. Hoeiepereiga
6. Estorias Da Floresta (Stories Of The Forest)
7. Yanomamie E Nos (Pacto De Vida)
8. Awasi
9. A Terceira Margem Do Rio
10. Benke
11. Sertao Das Aquas (Hinterlands Of The Waters)
12. Que Vira Dessa Escurdao?
13. Curi Curi
14. Nozanina
15. Baridjumoko

ブラジルには外来の音楽が根付いて独自の音楽が発展していますが、原住民による音楽も複数あり、その数は相当なもので、まとめるのも大変でしょう。そうした音楽をブラジルの人が普通に楽しんでいるものでもなく、研究していかないと知り得ないような音楽もあります。それだけサンバとボサノヴァが充満しています。アイアートモレイラもその原住民の音楽を紹介していました。ミルトンも世界的にも分かり易く紹介してくれています。

デジタルミュージックに辟易している人には、こうした音楽が新鮮に聴こえると思います。何でもあり、新しい音楽が生まれない今日において、こうした音楽を発掘するのも一考です。ヒップホップ以降リズムパターンもマンネリになっていますので、こうした音楽の方が私には新鮮に感じられます。しかし、ミルトンの歌は普遍的に美しい歌を歌っています。世界中に届く事の出来る美しい歌声です。小さな民族だけの同盟ではなく、世界中が一つに成れるような素晴らしい名盤です。

Overture/Yanomami e nós/Que Vira Dessa Escurdao?/Benke
⇒ 続きを読む

BACK HOME NEXT
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ