

99年の作品で、やっと性s機なオリジナルソロアルバムとなりました。クリムゾンのDiscipline Global Mobileレーベルからリリースされていて、最近のクリムゾンのようなメタリックへヴィープログレになっています。ハードフュージョンという感じもしますが、かなりアグレッシヴな演奏で、元ツェッペリンのメンバーのソロの中では一番面白い事になっています。
1. Zooma
2. Grind
3. The Smile Of Your Shadow
4. Goose
5. Bass 'N' Drums
6. B. Fingers
7. Snake Eyes
8. Nosumi Blues
9. Tidal
ピックでブリッジ付近でバリバリに弾いているパキパキなベースサウンドが印象的なZooma、曲ごとに様々なベースを弾き分けていて、ベーシストらしい作品になっています。ドラムがPete Thomas、トリッキーなギターを弾いているのがPaul LearyとTrey Gunn、パーカッションのDenny Fongheiser、プロデュースはJohn Paul Jonesで、打ち込みは無く、生演奏による一触即発の攻撃的な演奏は初期のハードフュージョンを連想させます。
ドラムンベースのようにドラムを主体にしたのとは違ってベースを主役にしたBass 'N' Drumsなど、ベーシストとしての主張を行っていますが、それ以外にもギターやキーボード類などマルチな演奏を行っています。後期ツェッペリンは独自のリズムの追求を行っていましたが、それをそのままソロでもやっていたジミーペイジとは違って、違う角度からその続きを追求しているような挑戦的なところが素敵です。久々に痛快なロックに出会える素晴らしい名盤です。
Zooma