85年のセカンドアルバムです。当時はテープでのみの販売でした。アナログレコードばっかりあさっていた私はこのアルバムの存在に気づいていませんでしたが、最近はCD化されているようです。Nigel Walkerとの共同プロデュースで、Words With The Shamanは組曲形式で、民族
音楽をプログレッシヴフュージョンで表現した作品になっています。
1. Words With The Shaman - Part 1 (Ancient Evening)
2. Words With The Shaman - Part 2 (Incantation)
3. Words With The Shaman - Part 3 (Awakening (Songs From The Treetops))
4. Preparations For A Journey
5. The Stigma Of Childhood (Kin)
6. A Brief Conversation Ending In Divorce
7. Steel Cathedrals
弟のSteve Jansenは仲良しなようで、今回も参加しています。Holger Czukayもdictaphoneという昔の電話みたいなものを使っています。そして面白いのがミックカーンではなく、彼が真似ているPercy Jonesの方が参加しています。ウネウネベースの元祖です。Jon Hassellのトランペットによりジャズの要素がある事を明示しています。19分近いSteel Cathedralsでは坂本龍一の他、Robert Frippも参加しています。この競演が次のアルバムに流れていきます。
JAPANのラストツアーにギタリストとして日本から招聘されたMasami Tsuchiyaも参加しています。彼はいまだにイギリスで活動するくらいあちらの生活に馴染んでいます。時代がワールドミュージック、特にアフリカに向いていた時期でもあり、民族
音楽を取り入れていますが、かなりプログレッシヴな扱い方になっています。特にボーカリストであるシルヴィアンがまったく歌っていないで、民族
音楽のテープコラージュになっています。イーノとデヴィッドバーンのブッシュオブゴーストの影響でしょうか。と言う事で、彼の作品の中でも一番知られていない作品でありますが、結構面白いです。
Words With The Shaman - Part 1 (Ancient Evening)