

2007年の作品です。日本の香川県直島諸島で開催されたアート・プロジェクト 直島スタンダードの為に書かれた
音楽です。内容としてはコンクリートミュージック、アンビエントの類いですが、風の音、波の音などをロングサンプリングして、サウンドコラージュさせていく手法が使われています。サンプラーの進化により昔のようにテープ編集する必要がなくなったので、後はセンスの問題になっていると思います。
1. When Loud Weather Buffeted Naoshima
直島諸島周辺へ言って音を集めてきたものなのかは不明ですが、恐らくそういう事をやっています。大自然のグルーヴですから人工的なグルーヴに慣れている人にとっては拍の取り方が分からず、最初は馴染めないと思いますが、私たちが育ってきた生活の中で無意識にでも耳に入っている音でありますから、それを
音楽として捉えられるかどうかという感性の問題になる事でしょう。映像があれば聴ける
音楽かも知れません。
映像が無いのに聴く人は、相当な想像力の豊かな人だと思います。想像力を人任せにしている人には退屈なだけの
音楽です。シルヴィアンの歌は入っていません。誰かが歌っている歌をサンプリングしてシンセサイズ加工した歌が断片的に流れるだけです。Samadhisoundレーベルだからこそ制作出来た作品かもしれません。
When Loud Weather Buffeted Naoshima Full