続きましては残りのメンバー、Steve Jansen とRichard Barbieri、両方を紹介していきます。ほとんどかぶっているからです。このアルバムは85年に日本のみでリリースされたWorlds In A Small Roomを96年に編集し直してOther Worlds in a Small Roomとして世界にリリースされた作品です。Jansen/Barbieriと言う連名ユニットになっています。
1. Remains Of A Fragile Illusion
2. Light Years
3. Disturbed Sense Of Distance
4. Breaking The Silence
5. Blue Lines
6. The Way The Light Falls
7. Distant Fire
Richard BarbieriのシンセサイザーとSteve Jansenによるパーカッションのみで構成されています。歌無しのインスト作品ですが、アンビエントと言うには音数が多いですね。当時の彼らは日本にやって来て高橋幸宏とか矢野顕子のレコーディングに顔を出していました。恐らくその時にレコーディングされたもののようです。この二人は他のメンバーのソロ作品にも顔を出していますし、バンド解散後はセッションミュージシャンのような活動を行っています。
その傍らで自分達のプロジェクトを様々な形で行っています。JAPANではシルヴィアンのアイデアを忠実に表現しながらも、自分達のアイデアを振り絞っていた事が分かるくらい彼ら自身だけでもこれだけのアイデアのある作品が創れる事が分かります。特にRichard BarbieriはJAPANのステージでは無表情でツンケンした感じでしたが、シンセサイザーのプログレミングなど、当時からサウンドメイキングに積極的だったようです。意外に注目されていないこの二人の作品は面白い事をやっています。
Remains Of A Fragile Illusion/Disturbed Sense Of Distance