

91年の作品で、実質上JAPANの再結成となったRain Tree Crow名義によるアルバムです。David Sylvian、Mick Karn、Richard Barbieri、Steve Jansenの四人が再び同じ
音楽を創ると言う一度きりのバンドでしたが、大いに注目を集めました。しかし内容的にはJAPAN を超えるものではなく、この時点で四人が集まったらこういう
音楽になったと言うだけの作品になっています。
1. Big Wheel In Shanty Town
2. Every Colour You Are
3. Rain Tree Crow
4. Red Earth (At Summertime Ends)
5. Pocket Full Of Change
6. Boat's For Burning
7. New Moon At Red Deer Wallow
8. Blackwater
9. Reassuringly Dull Sunday
10. Blackcrow Hits Shoe Shine Citys
11. Scratchings On The Bible Belt
12. Cries & Whispers
13. I Drink To Forget (B-Sides To Blackwater)
四人以外にもゲストミュージシャンが多く参加していますので、JAPANとしての再結成ではない事を主張する為の別名儀になっています。Mick Karnのベースもウネウネベースではありませんし、David Sylvianのソロの延長線上にあるようでいて、どちらかと言うとサウンド的にはJansen/Barbieriのスタイルに近いです。でも流石にDavid Sylvianの歌が乗っかると落ち着きます。
JAPANの再結成だと思って飛びつくと地味だしがっかりするかもしれません。あくまでも各メンバーのソロのモチベーションで集まったバンドだと解釈した方が良さそうです。思ったよりギターが多くフューチャーされていますが、ギターを弾いているのはDavid Sylvianです。アナザーサイドオブジャパン的な内容であり、JAPANではやってこなかった事をここで吐き出しているようにも感じます。ただ、四人が再び集まったと言う事だけでも価値のある作品だと思います。
Every Colour You Are