95年の作品でJansen/Barbieri名義による作品です。今回はSteve Jansenが歌いますので、けだるい感じですが、どこかブルース色があったりして、デジタルの冷たい感じではありません。ギターのSteven WilsonやDavid Tornなど、、この時期の他のセッションともかぶっているメンツになります。しかし、作品ごとに見事に違う感じになっていて、かなり面白いセッションを繰り広げていたようです。
1. Mother London
2. Sleepers Awake
3. Ringing the Bell Backwards: Part 1- Siren/Part 2-Drift
4. Swim There
5. Closer Than 'I'
6. Everything Ends in Darkness
Mark Felthamによるブルースハープで、彼らにしては珍しい感じになっていますが、いつもの頽廃感はあります。Steve Jansenによるパーカッションはエスニック的でありながらも哲学的なパターンになっているように感じます。この人の創りだすリズムパターンはJAPAN後期からユニークであり、パターンと言うよりフレージングと言う表現の方が合っていると思います。
既にドラムンベースの時代になっていますので、それと同じ
テクノロジーを使ってのプログラミングだと思いますが、使用用途が全く違います。そしてドラムが一般的なリズムになり始めると、今度はシンセが暴れ始めます。ギターとバトルするようなインプロヴィゼーションを展開するのです。そういう意味で
テクノには無い躍動感を感じられる作品になっています。凄い事をやっています。素晴らしい名盤です。
Mother London