

81年のセカンドアルバムです。ギターは最終的にTroy Tateに落ち着きます。サードアルバムの製作中に解散したバンドなので、当時はこれがラストアルバムとなっていました。短命のバンドだったので日本まで響いてこなかったようです。しかし、このリバプールから出てきたバンドはイギリスではそれなりに影響力を持ったバンドで、後のネオサイケバンドに多大な影響を残しています。
1. Bent Out Of Shape
2. Colours Fly Away
3. Seven Views Of Jerusalem
4. Pure Joy
5. Falling Down Around Me
6. The Culture Bunker
7. Passionate Friend
8. Tiny Children
9. Like Leila Khaled Said
10. ...And The Fighting Takes Over
11. The Great Dominions
12. Window Shopping For A New Crown Of Thorns
13. East Of The Equator
14. Rachael Built A Steamboat
15. You Disappear From View
16. Suffocate
17. Ouch Monkeys
18. Soft Enough For You
19. The In-Psychlopedia
シンセの出番が増えていて、アレンジ構築がかなり立体的になっています。ホーンアレンジも加える辺りは、この頃からポップ感覚を持ったバンドだった事がよく分かります。当時のニューウェイヴバンドはXTCのように実験的なサウンドメイキングを作るバンドが多くいて、そこがパンクバンドと大きな違いがありました。パンクもダブやレゲエを取り入れるようになりますが、ニューウェイヴバンドは初期のロキシーミュージックのようなコンパクトプログレ的なバンドでした。
パンク旋風により
音楽はよりシンプルなものが好まれるようになります。プログレのような大げさな
音楽には駄目出しが出ていました。それだけ演奏力が無かったと言うのもありますが、シンプルな中でもプログレッシヴな指向を持ったバンドがシーンを面白くしていました。このセカンドアルバムではその部分が良く出ています。Julian Copeの才能もこのシンプルな枠組みが窮屈になっていたに違いありません。バンドはこの後解散となります。
Bent Out Of Shape