

2012年の作品です。2009年にはThe Unruly Imagination、2011年にはThe Jehovacoat Demosをリリースしていますが、既に入手困難状態。新しめの作品でこれですからまいります。ソロになってからの彼の一つのテーマでもある
サイケデリックがアルバムタイトルになっています。しかし
サイケデリックというよりはフォークロックな世界です。またしてもアナログ盤サイズの2枚組作品です。
Disc 11. Raving on the Moor
2. Vive Le Suicide
3. Cromwell in Ireland
4. Revolutionary Man
5. As the Beer Flows Over Me
6. Hooded & Benign
Disc 21. Psychedelic Revolution
2. X-Mass in the Woman's Shelter
3. Roswell
4. Because He Was Wooden
5. The Death of Rock'n'roll
サイケデリックの革命ですから、新しい
サイケデリックの形を提示しているのでしょうが、あまり新しさは感じません。わざとミスタッチの和音を使ったり、細かなところで仕掛けがあったりしますが、フォーク
サイケデリックみたいな感じです。でも幻想的な感じではありません。余計な音は少なく、基本がギターによる弾き語りです。もう完璧に自分の世界をマイペースに表現しています。
売れるとか売れないとか気にしていない感じです。そういう意味ではB級なのでしょうが、B級と呼ぶにはしっかり押さえどころは押さえています。その微妙なところが魅力でもありますが、新作が出ても話題にならなくなった要因かもしれません。ファンでさえも全ての作品を入手するのは難しい状態ですし、そろそろ一発かまして欲しいものです。
Raving on the Moor