

2008年の作品です。ブルースの巨匠達や若手との競演により、よりブルースの復興を願う作品になっています。憧れのブルースメン達と互角に渡り合っています。ベテランになったエルヴィンも御大のB.B. Kingとの競演と言うのは嬉しいはずです。クラプトンとの競演よりも遥かに臨場感があります。保守的になってしまったクラプトンとは違って、エルヴィンはまだ挑戦者であります。
1. The Blues Rolls On (feat. Warren Haynes & Kim Wilson)
2. Night Time is the Right Time (feat. John Nemeth & Angela Strehli)
3. Yonder's Wall (feat. Ronnie Baker Brooks & Tommy Castro)
4. Struttin' My Stuff (feat. Derek Trucks & Warren Haynes)
5. Keep A Dollar In Your Pocket (feat. B.B. King)
6. Who's the Fool (feat. John Nemeth & Kid Andersen)
7. Black Gal (feat. R.C. Carrier & Andre Thierry)
8. Oklahoma
9. Come On in This House (feat. Homemade Jamz Band)
10. I Found Out (feat. John Nemeth, James Cotton & Angela Strehli)
11. Send You Back to Georgia (feat. George Thorogood)
12. Honest I Do (feat. John Nemeth)
今でも335を愛用して、酔いどれグルーヴでブルースギターを弾くエルヴィン。最近はここまでストレートにブルースを演奏するギタリストが減ってきていますから、痛快です。昔に比べて指が動かなくなっているのもしょうがないでしょうが、まだまだ情熱は失せていません。守りに入ったクソつまらないクラプトンのギターに比べたら心に響くプレイであります。
昔の曲を選曲するのも定番になっています。この人は作曲家と言うよりプレイヤーなのです。ニューヨークではジャズは観光客向けの
音楽に成り下がっています。ブルースもそうなのでしょうが、ここで演奏されているブルースはまだまだ活きた
音楽であります。Nothin' But The Blues。ブルースっきゃないぜ。デジタル
音楽に辟易している方にお薦めです。
The Blues Rolls On