

70年の作品です。ここからようやくブギーバンドへと変身いたします。歌い方やバラードではまだ以前のポップサイケバンドだった頃の名残がありますが、ギターはディストーションがかかり、ブギーを中心とした演奏になっています。時代はビートルズが解散を宣言して、イニシアティヴがストーンズへと変わりました。ビートルズはレットイットビーでカントリーロックへの変身に失敗しましたが、ストーンズはレットイットブリードでカントリーロックへの変身い成功し、イギリスでもサザンロックが流行り出します。
1. SPINNING WHEEL BLUES
2. DAUGHTER
3. EVERYTHING
4. SHY FLY
5. (APRIL) SPRING, SUMMER AND WEDNESDAYS
6. JUNIOR'S WAILING
7. Lakky Lady
8. NEED YOUR LOVE
9. LAZY POKER BLUES/ IS IT REALLY ME/ GOTTA GO HOME
10. IS IT REALLY ME/ GOTTA GO HOME (EARLY ROUGH MIX)
11. NEED YOUR LOVE (EARLY ROUGH MIX)
12. DAUGHTER (WORKING MIX FOR POSSIBLE GUITAR)
13. DOWN THE DUSTPIPE (7')
14. IN MY CHAIR (7')
15. GERDUNDULA (7' ORIGINAL VERSION)
16. IN MY CHAIR (1979 PYE PROMO FLEXIDISC)
17. DOWN THE DUSTPIPE (BBC OCT 1970)
18. JUNIOR'S WAILING (BBC OCT 1970)
19. SPINNING WHEEL BLUES (BBC OCT 1970)
20. NEED YOUR LOVE (BBC OCT 1970)
多くのボッズ世代のバンドがサザンロックやカントリーロックの作品を創っていました。ステイタスクォーもこれに続いた形になります。そしてブギといえばステイタスクォーと言われるくらい、彼らの専売特許になっていきます。時代はプログレ、ハードロックも登場してきて、それが主流になっていきます。彼らもハードロックバンドたろうとしていますが、残念ながらそこまでの演奏力はありません。そうしたテクニックが無いバンドが進んでいったのがグラムロックです。
グラムロックもブギースタイル曲も多く、クォーもグラムロックとして売り出しても良かったと思いますが、彼らのように化粧はせずに、ファッション的にはハードロックバンドみたいなクォーは、やはりまだ地味な存在のままです。しかし、このイメージチェンジで地道なライブ活動を経て国民的なバンドへと成長していきます。まだ見よう見まねでサザンロックしている感じですが、こうしたバンドも当時のイギリスには沢山いました。
SPINNING WHEEL BLUES