91年のアルバムです。ボーカルのFrancis Rossiがプロデュースしています。時代としてはオルタナの時代になって、80年代のきらびやかな時代は幕を閉じます。時代も味方してくれたようで、以前のようなシンプルなブギスタイルのロックンロール作品に戻っています。ただし。オルタナはこんな明るい曲はありませんので、直接的にはオルタナの影響はないみたいです。
1. Like A Zombie
2. All We Really Wanna Do (Polly)
3. Fakin The Blues
4. One Man Band
5. Rock Til You Drop
6. Cant Give You More
7. Warning Shot
8. Lets Work Together
9. Bring It On Home
10. No Problems
11. Good Sign
12. Tommy
13. Nothing Comes Easy
14. Fame Or Money
15. Price Of Love
16. Forty Five Thousand Times
完全にCDサイズの容量で制作されているので、曲数が多くなっています。曲数が多くなってくるとアルバムとしてのまとまりが無くなってくる事がCDの弱点でもあります。ハイライトが複数あるので、散漫な感じになるのです。しかし、このバンドはどこを切っても金太郎飴のようにステイタスクォーしているので、ただ曲が多いだけの作品になっています。
原点回帰した事で人気も回復し始めますが、日本ではまだ活動していたなんて想像だにしないくらい全く忘れ去られています。90年代はサンプラーの廉価版が出回るようになって、より加速的に
音楽が変化して行った激動の時代でした。そんな時代にブギばっかり演奏しているバンドなんてあり得なかったのです。しかもそれが売れているなんて誰も信じられなかった事でしょう。新しさなんて微塵もありません。しかし、だからこそ時代を超越して親しまれているのでしょう。
Like A Zombie