2000年の作品です。プレミアムという事で20世紀で彼らに取って一番重要だったロックンロールのカバーアルバムになっています。オープニングとエンディングにオリジナル曲を持ってきてコンセプトアルバムのような形式にしています。プロデュースは前作に引き続きMike Paxmanです。今更ステイタスクォーのロックンロールなんて珍しくも何ともないのですが、20世紀に別れを告げる為の儀式みたいな作品なのだと思います。
1. Famous In The Last Century
2. Old Time Rock And Roll
3. Way Down
4. Rave On
5. Roll Over Beethoven
6. When I'm Dead And Gone
7. Memphis Tennessee
8. Sweet Home Chicago
9. Crawling From The Wreckage
10. Good Golly Miss Molly
11. Claudette
12. Rock 'N' Me
13. Hound Dog
14. Runaround Sue
15. Once Bitten Twice Shy
16. Mony Mony
17. Famous In The Last Century (Reprise)
普通にロックンロールのスタンダードをカバーしているだけの作品なのですが、このバンドが演奏すれば、まるでオリジナル曲のようにしっくりきます。昔のオリジナル曲とほぼ変わりがありませんから、バンドの趣味と実益を兼ねた作品になっています。ただ楽しければ良いみたいなノリです。
昔からのファンにはたまらない作品だと思いますが、ファンじゃない人にとってはどうなんでしょう。ロックンロールファンにとってもみても、演奏は素晴らしいので問題は無いと思います。カバーアルバムを創るようになると、いよいよバンドとしても終焉に近づいてきている証拠ではありますが、このバンド、現在も現役ですので、ネタが尽きたというのでもないみたいです。
Old Time Rock And Roll