

82年のアルバムです。ポップになりかけていたのですが、そのまま80年代ポップになるのかと思いきや、ソウルフルなスタイルに変わり始めました。80年代はブルーアイドソウルもリバイバルしますので、その辺に感化されたのでしょうか。アメリカンロックのソウルフルなスタイルになり始めました。
. Slipped, Tripped, Fell In Love
2. Bustin' Up Or Bustin' Out
3. Take This Heart Of Mine
4. Love Rustler
5. Ain't Livin' Long Like This
6. Back For A Taste Of Your Love
7. There Ain't No Man That Can't Be Caught
8. And I Do Just What I Want
シンセベースなんかを使ったり、多少は80年代らしいところもあるのですが、あくまでもアメリカンロックに徹しています。この中途半端な感じが聴衆にアピール出来なかった要因でしょう。売り上げはどんどん落ちていきます。ハードロックっぽい曲もありますが、全体的にはリズム&ブルースを基本にしているような印象です。
ハードロック的なAnd I Do Just What I Wantも途中でジェイムスブラウンのI Feel Goodになったりして、f無くとロックとサザンロックをクロスオーバーしたような試みになっています。しかし、何をやりたいのかがしっかり伝わってきません。こういうミクスチャー的な曲は私は好きですが、もう少し明確にしていかないと聴き手はついて来れないでしょう。でもエネルギッシュなところは負けていないと思います。
Slipped, Tripped, Fell In Love