

67年のアルバムです。ビートポップスからサイケへと時代が変わろうとしている最中、オーティスの活躍でリズム&ブルースも脚光を浴びる中、メンフィス
ソウル洗練されたスタイルを取り入れながらも彼ららしい演奏により大ヒットしたアルバムになります。Young RascalsのカバーGroovinもシングルヒットしています。バンドとしても絶頂期であります。
1. Hip Hug-Her
2. Soul Sanction
3. Get Ready
4. More
5. Double Or Nothing
6. Carnaby St.
7. Slim Jenkins' Joint
8. Pigmy
9. Groovin'
10. Booker's Notion
11. Sunny
日本でもグループサウンズが流行り、彼らの影響を受けたバンドもかなりいたと思います。映画
音楽のカバー、Moreのような洗練された曲も演奏するようになっています。黒っぽさも感じさせつつ、白人
音楽的なポップサウンドを取り入れたスタイルは多くのファンを獲得しています。そういう意味ではロック的な感覚になっていると思います。演奏もより複雑になっています。
泥臭さから都会的になったとも言えます。黒人シンガーもティンパンアレイなど作曲陣により、より洗練された
ソウルミュージックを歌うようになっていますので、MG’sとしても多様な演奏をするようになっています。それでも彼ららしさが失われていないのは、彼らこそがそのルーツ的な存在だったからだと思います。Steve Cropperも初期の頃から聴き比べるとかなりこなれた演奏をするようになっています。サマーオブラブな感じの名盤であります。
Hip Hug-Her