76年の作品です。Harvey Masonなどのライトフュージュン系のミュージシャンが参加したアルバムで、
ソウルとフュージョンの融合はニュー
ソウルとは又違った形で、A.O.R.へと進化していきます。ちょうどボズスキャッグスがサザン
ソウルから都会的なフュージョンスタイルを身につけA.O.R.の名作を創りだしていた頃で、彼も敏感にその辺を取り入れるようになりました。
1. More (Livin And Lovin)
2. Peace Of Mind
3. Blue World
4. (Put Some) Rhythm In Your Blues
5. On The Road To Be Free
6. Our Love
7. Hold On To Your Loved-One
8. It Isnt Only Love
9. California
10. I Remember (Memorabilia)
フュージョンの3要素はジャズ、ロック、ファンクであり、それに
ソウルが加わり、東海岸ではニュー
ソウルが発展していき、西海岸ではA.O.R.となっていきます。ニュー
ソウルの方はソウルが主体でありますが、A.O.R.はフュージョン色が強く、それをポップにしたライトフュージョンとなり、初期のハードフュージョンがマイルドになり、クロスオーバーブームが興ります。そうしたアレンジを取り入れて歌う事で、新しいスタイルが創りだされます。
特に白人系はA.O.R.と呼ばれ、黒人系はブラックコンテンポラリーと言われるようになります。その初期段階能古炉の作品で、まだ洗練される余地が残っていますが、多少荒さがあった方がかっこいいと思います。おしゃれすぎるよりも多少泥臭さが残っていた方が面白いです。そういういい感じのアルバムですが、全く注目されませんでした。
Our Love