68年の作品です。サイケブーム真っ直中と言う事もあって、ベトナム戦争が深刻化していく中、若者達は東洋の哲学に傾倒し始め、ジョージハリソンらの功績により、インド
音楽がより身近になり始めていました。インド
音楽の伝道師としてシャンカールの分かり易い英語でのインド
音楽の説明付きのアルバムで、簡単ですが、インド
音楽をより分かり易く紹介しています。
1. An Introduction to Indian Music
2. Dádrá
3. Máru-Bihág
4. Bhimpalási
5. Sindhi-Bhairavi
サイケブームは70年代になると沈静化しますが、その影響は現在までも続いています。西洋
音楽の理論では推し量れないインド
音楽は、ロックやジャズに新しい概念をもたらしました。ジャズやブルースなどの黒人音楽も
民族音楽のカテゴリーに属します。ジャズは西洋音楽の理論も入っているので、先祖帰りするような感覚です。そうした動きは音楽シーンに刺激を与え、大きな進化の糧となりました。
もろインド音楽は馴染みが無いかもしれませんが、知らない間にその影響下にある音楽に私たちは馴染んでいるはずです。その後アフリカ音楽が流行ったり、私はアラビア音楽などに興味をもちましたが、
エスニックのルーツとしてインド音楽は深く現在の音楽に影響しています。その貢献に大きな存在となったのがラヴィシャンカールであり、こうした60年代にリリースされた作品群であります。とてもロック的な演奏が繰り広げられています。
An Introduction to Indian Music