

これも65年の作品で、 Most Exciting Organ Everの時にレコーディングされていたものです。全曲カバー曲で、Most Exciting Organ Everではオリジナル曲を入れる為に外されたテイクです。特に
ソウル系ではなく、当時のポップスのヒット曲を網羅しています。それらを
ソウルフルに演奏していますが、ポップスが素材なだけに洗練された感じはります。
1. You’ve Lost That Lovin’ Feelin’
2. Eight Days A Week
3. Downtown
4. Goldfinger
5. My Girl
6. Go Now
7. Ferry Across The Mersey
8. Shotgun
9. Stop In The name Of Love
10. King Of The Road
11. The Birds And The Bees
12. Can’t You Hear My Heartbeat
後にセッションに加わる事になるビートルズのEight Days A Weekをカバーしています。これがビートルズのメンバーに気に入られていたのかもしれません。My Girlは定番ですが、映画
音楽のGoldfingerをオルガンで演奏するというのもかっこいいです。マージービートのFerry Across The Merseyなど選曲が素晴らしいです。後にジミヘンがカバーするShotgunも聴き応えがあります。
ビリーのオルガンプレイはニューオリンズのセカンドラインを基本としながらもフィルイン的にいれるグリッサンドやトリルなどにより、より歌に近い演奏になっている事です。そのダイナミズムがバックの演奏も巻き込んでダイナミックな演奏になっています。勢いがありますがかなり緻密なアレンジが絶妙です。パワフルでありながらシンプルではないのです。見事な演奏です。
Eight Days A Week