

69年、アップルからリリースされた彼の代表作です。レットイットビーやアビーロードのセッションに参加した事によって、ビートルズのメンバーに気に入られ、アップルからソロ作品を出します。バックアップもビートルズのメンバーになっていながら彼らしさも前面に出す事によって、良い化学反応が起こっています。サザンロックブームの最中と言う事もあって、ダウントゥーアースな
ソウルミュージックに仕上がっています。
1. Do What You Want
2. I Want To Thank You
3. Everythings All Right
4. She Belongs To Me
5. It Doesnt Matter
6. Morning Star
7. Hey Brother
8. What About You
9. Let Us All Get Together Right Now
10. This Is It
11. Keep It To Yourself
12. Thats The Way God Planned It (Parts 1 & 2)
13. Thjrough All Times (Previously Unreleased Bonus Track)
14. As I Get Older (Bonus Track)
15. Thats The Way God Planned It (Alt. Version Bonus Track)
ボーカルにも定評があるビリーの歌を中心にオルガンだけではない魅力ある作品になっています。George Harrisonがプロデュースしていて、参加ミュージシャンも豪華になっています。George Harrisonは勿論、Eric Clapton、Keith Richardsはベースで参加、ドラムがGinger Baker、バッキングボーカルがDoris TroyとMadeline Bell と夢のような競演になっています。Keith Richardsがきちんとベースを演奏していると言うのも驚きですが、Ginger Bakerもちゃんと
ソウル系のドラムを叩いているのも不気味です。
全体的な雰囲気としては当時のスーパースター、スライ&ファミリーストーンのようなノリがあります。ボブディランのShe Belongs to Me意外はほとんどオリジナル曲で、ビリーの歌を中心にした事によって、よりポップでありますし、何より曲が良いです。バックが彼らでなくてもいい出来だったに違いありません。しかし、この奇跡的なメンバーならではのグルーヴと言うのもあって、他には変えがたい無二のアルバムであります。クラプトンのファンキーなギタープレイもおかしな感じですが、マジで演奏しています。これ以上のものは無いくらいに最高の出来映えです。歴史的な名盤であります。
Do What You Want