

70年のアルバムで、これもアップルからリリースされています。プロデュースも再びGeorge Harrisonで、号かメンバーを集めています。ギターのEric Claptonはファンキーな演奏ながら、まだクリームっぽい歪んだアグレッシヴな演奏をしています。サザンロックつながりでDelaney Bramlettもギターで参加。ドラムがJim GordonとKlaus Voormannで当時のジョンとジョージのセッションには欠かせないドラマーであります。そしてRingo Starr も参加しています。
1. Right Now
2. Little Girl
3. Use What You Got
4. My Sweet Lord
5. Let The Music Play
6. The Same Thing Again
7. I've Got A Feeling
8. Sing One For The Lord
9. When You Are Mine
10. I Don't Want You To Pretend
11. Encouraging Words
12. All Things (Must) Pass
13. You've Been Acting Strange
14. As Long As I Got My Baby
15. All That I've Got (I'm Gonna Give It To You)
16. How Long Has The Train Been Gone
今回は女性コーラスの他にホーンセクションやストリングスも加えて厚みのあるサウンドになっています。完成度としてはこちらの方が高いと思いますが、かなりイギリスのミュージシャンの影響が強くなっています。そして当時ヒットしていたジョージのAll Things (Must) PassとMy Sweet Lordをカバーしています。My Sweet Lordのコード進行はトッドラングレンのI Saw the Lightの元になっているだけあって、ここではA.O.R.的な、ニュー
ソウルというべきか、そういうおしゃれなアレンジになっています。
ビートルズのI've Got a Feelingもカバーしていますが、オリジナルではジョンが冷たいスタジオで手を凍えさせながらオルガンを弾いていました。ビリーも同じセッションに参加していながらジョンが自分で演奏していたのはジョンなりのこだわりだったのでしょうか。ゴスペル調というか、レイチャールズっぽい曲が多いです。歌中心ですから、この作品も
ソウルミュージックの金字塔として語り継がれていくべき名盤であります。
Right Now