

74年のアルバムでこのバンドのラストアルバムです。これまでの彼らの作品と比べると一番異色なk名時がしますが、最後でありながらも最高傑作アルバムだと思います。異色と言うのは、このバンドの持ち味だった
カントリー色が薄れてポップロックな作品になっている為です。ベースには
カントリーフレイバーがありますが、Nick Loweは既にソロ作品のようなポップな曲を書いているのです。
1. (Whats So Funny Bout) Peace Love And Understanding
2. Ever Since Youre Gone
3. The Ugly Things
4. I Got The Real Thing
5. The Look Thats In Your Eye Tonight
6. Nows The Time
7. Small Town Big City
8. Trying To Live My Life Without You
9. I Like You I Dont Love You
10. Down In The Dive
11. Ive Cried My Last Tear (Bonus Track)
12. (Its Gonna Be A) Bringdown (Bonus Track)
13. Everybody (Bonus Track)
14. Theres A Cloud In My Heart (Bonus Track)
Peace Love And Understandingはニックロウがプロデュースする事になる弟分のエルビスコステロもロウ自身もカバーしている曲で、コステロバージョンで世界的には有名になっていると思います。Ever Since Youre Goneはニュー
ソウル風の曲で、後のネオアコに通じるような曲になっています。このバンドが少しA.O.R.している
ソウルフルな曲をやるなんて、これまでは想像すらつきませんでした。
パブロック派70年代初期からイギリスでは注目されていましたが、世界的に知られるようになるのは70年代中期であり、その黎明期を支えたBrinsley Schwarzがこの作品で解散となり、新しい時代に突入していく事になります。それはパンク直前のイギリスを反映した新しいミュージシャンによってパンクより少し早く紹介された為にパンクとは区別されてパブロックとして世に出て行く事になります。その新しい時代を予感させるようなビートロックがあったりして、作品としては最高の出来映えになっています。名盤であります。
(Whats So Funny Bout) Peace Love And Understanding