

81年の作品で、前作でデュエットしていたSyreeta Wrightとアルバムまで作ってしまいました。当時のアメリカでは男女デュエット曲が流行っていたし、二人のシングルもヒットしていたので、レコード会社の思惑通りに制作されたものと思われます。デュエットと言う事で、ビリーもおしゃれなおっさんになってしまっています。
1. Someone Special
2. Searchin'
3. Just For You
4. It's So Easy
5. A Long And Lasting Love
6. Love
7. One More Try
8. Hey You
9. New Way To Say I Love You
10. What We Did For Love
11. With You I'm Born Again (Us Motown Single)
12. With You I'm Born Again (Instrumental) (Uk Motown Single 'B' Side)
13. Go For It (Us Motown 12" Single)
14. Go For It (Uk Motown 7" Single)
15. It Will Come In Time (Us Motown Non-Album 'B' Side)
16. One More Time For Love (Us Motown Single)
17. Please Stay (Us Tamla 7" Single)
80年代になったと言う事で、アレンジ的にはブラコンを通り越してプリンスみたいなアレンジの曲もあります。MTVの時代と言う事もあり、再び二人の曲はヒットします。
ソウルバラードのSomeone Specialはスタイルカウンシルが真似しそうな曲だし、
ソウルバラードとしても良い曲を沢山用意していて、テンポのある曲では80年代らしいアレンジになっています。
もうキーボーディストとしてのビリーの見せ場はありません。 Syreetaの黒人女性にしてはアクの無いキュートな歌声と対比させた野太いおっさんボーカリストに徹しています。完全に
ソウル系ボーカル作品であり、80年代っぽい、いかにもなヒット狙いの曲ばかりで、曲の出来は良いので、嫌み無く聴き通せますが、ビリーファンとしてはどうなんでしょう。いつもの熱いパッションは影を潜めています。
Someone Special