

68年のアルバムです。前作がサージェントペッパーに呼応して急遽作られたような感じで、カバー曲も多かったのですが、この作品からほぼオリジナル曲になって、本格的にシンガーソングライターとして本領を発揮していきます。バーバンク系のソフトポップでありますが、多くのミュージシャンに楽曲を提供するくらいヒット曲を沢山生み出しています。
1. Daddy's Song
2. Good Old Desk
3. Don't Leave Me
4. Mr. Richland's Favorite Song
5. Little Cowboy
6. Together
7. Everybody's Talkin' (From "Midnight Cowboy")
8. I Said Goodbye to Me
9. Little Cowboy
10. Mr. Tinker
11. One
12. The Wailing of the Willow
13. Bath
14. Sister
15. Miss Butter's Lament
16. Girlfriend
Everybody's Talkin'のみオリジナルではありませんが、映画真夜中のカウボーイに使われて大ヒットしました。Oneもスリードッグナイトに提供して大ヒットしています。ただ、曲は有名でもニルソンの曲だという認識は一般的には低いと思います。それでも世界的にニルソンの名前が知れ渡る事になっていきます。ジョンレノンと仲良くなりますが、曲自体はポール系のポップソングだと思います。ベースラインもポールっぽいです。
このアルバムの曲は恐らく前作と同じくらいに揃えられていて、前作は急遽サージェントペッパーに追従する為に製作されたような所がありますので、このアルバムではサージェントペッパーの影響は少ないと思います。本来の自分の作曲スタイルを取り戻してと言うか、それでも新しい開拓が成されていて、自分の
音楽を追求しています。ヴァンダイクパークっぽいけど、ヴァンダイクパークよりもポップで親しみ易いと思います。名盤です。
Daddy's Song