69年のアルバムです。このアルバムから自分でもプロデュースするようになります。ディスカバーアメリカな
音楽でもヴァンダイクパークよりもポップで親しみ易い曲を書いています。ソングライターとして多くのミュージシャンに曲を提供してきただけあって、難しく曲を聴かせるような事はしていません。ですが当時の普通のポップスに比べるとかなり特異な曲ばかりです。
1. The Puppy Song
2. Nobody Cares About The Railroads Anymore
3. Open Your Window
4. Mother Nature's Son
5. Fairfax Rag
6. City Life
7. Mournin' Glory Story
8. Maybe
9. Marchin' Down Broadway
10. I Guess The Lord Must Be In New York City
11. Rainmaker
12. Mr. Bojangles
13. Simon Smith And The Amazing Dancing Bear
14. I Will Take You There (Mono Single Version)
15. Waiting (Non-LP Single)
16. Rainmaker (Mono Single Version)
The Puppy Songはポールマッカートニーの要請によりメリーホプキンに提供した曲のセルフカバーです。Mother Nature's Sonはビートルズのポールが書いた曲をカバーしています。
音楽的にはジョンよりもポール寄りなのです。オリジナルのアレンジを尊重しながらも、何とも曲の良さを引き出しています。Simon Smith and the Amazing Dancing Bearはランディーニューマンのカバーです。
ソフトロックの部類ですからロックンロールな曲がありません。デビューアルバムにはありましたが、完全にビートロックの類いは排除しています。ソングライターとしての才能を存分に発揮していますが、どこかにロック的なフィーリングが潜んでいますので、あくまでもロックと言うジャンルの中でのポップスであります。それこそがソフトロックの特長であり、その中でもニルソンは群を抜いています。
The Puppy Song