

80年の作品で、オリジナルソロアルバムとしては最後のアルバムになります。プロデューサーはSteve Cropperです。ギタリストがピアニストの作品をプロデュースすると言うのもユニークです。カリプソ調の曲も彼の持ち味になっていますが、彼らしいバラード曲も健在です。この後にジョンの死が訪れますが、それが原因で、これが最後のアルバムになっているのかは定かではありません。
1. Harry
2. Cheek to Cheek
3. Best Move
4. Old Dirt Road
5. I Don't Need You
6. Rain
7. I've Got It
8. It's So Easy
9. How Long Can Disco On
10. Bright Side of Life
11. Old Dirt Road (Alternate Version)
12. Feet
13. Leave The Rest to Molly
14. She Drifted Away
最初のHarryと最後のShe Drifted AwayはモンティパイソンのEric Idleの曲で、Eric Idleがプロデュースしています。Eric Idleはラットルズでビートルズのパロディーをやっていますが、その曲もなかなかの出来映えなので、
音楽の才能のある人だと思います。Old Dirt Roadはジョンレノンとの競作で、ジョンのWalls and Bridgesに入っていましたが、ここで彼もついに歌っています。
How Long Can Disco Onはドラムでも参加しているリンゴスターとの競作です。前作があまりにも出来が良かったので、ここでは少しリラックスした演奏になっています。この後は映画やテレビなどの映像
音楽を手がけていますが94年に心不全の為亡くなっています。シンガーとしてのカムバックを目指していた矢先の事でした。彼が残した
音楽はあまりにも繊細で美しく親しみ易い曲ばかりでした。こういうタイプのミュージシャンで成功した人は少ないので、彼の歌は永遠に残されていくものだと思います。
Harry