

72年のアルバムです。この作品からIan Gommがベースで参加して5人組になります。Bob Andrewsはキーボードに専念することになります。キンクスがMuswell Hillbilliesでパブロックをテーマにしていましたが、カントリーロックでありました。それはこのバンドの影響があったのかもしれません。それくらいイギリスでは玄人受けしていたバンドでした。
1. Dry Land
2. Merry Go Round
3. One More Day
4. Nightingale
5. Silver Pistol
6. The Last Time I Was Fooled
7. Unknown Number
8. Range War
9. Egypt
10. Niki Hoeke Speedway
11. Ju Ju Man
12. Rockin' Chair
カントリーがロックと融合して新しくカントリーロックと言うものが生まれたのが60年代後半でした。元々はビートルズでリンゴスターがカントリーが好きだったので、ビートルズではリンゴにカントリー調の曲を用意していました。そこからカントリーとロックを癒合させたのがバーズで、ブリトーブラザースにより革新的なカントリーロックが創りだされます。その影響を受けたのがストーンズであり、ビートルズ解散後のストーンズはこのカントリーロックを主体にしていきます。
しかし、あくまでもロックとしてカントリーをやっているのがかっこ良かったのであって、このバンドのようにモロカントリーしているのは、かなり渋いものであり、このバンドが広く知られていない要因でもあると思います。しかし、イギリスでこれだけ本格的なカントリーロックを演奏出来るバンドはあまり知りません。このバンドが特別なのだと思います。そしてIan Gommの加入により彼らは黄金期を迎える事になります。
Merry Go Round