84年の作品で、Cowboy Outfitというバックバンドを結成して制作されています。メンバーはギターのMartin Belmont、キーボードのPaul Carrack、ドラムのBobby Irwin、そしてベースのNick Loweです。プロデュースには弟子であるElvis Costelloも参加、当時の彼のヒット作パンチザクロックに参加していたTKO Hornsも参加しています。
1. Half A Boy And Half A Man
2. You'll Never Get Me Up In One Of Those
3. Maureen
4. God's Gift To Women
5. The Gee And The Rick And The Three Card Trick
6. (Hey Big Mouth) Stand Up And Say That
7. Awesome
8. Breakaway
9. Love Like A Glove
10. Live Fast, Love Hard, Die Young
11. L.A.F.S.
当時のコステロの作風やキンクスの作品とも共通するようなサウンドになっていて、これも80年代サウンドの一つだと思います。特徴的なチープなオルガンサウンドによる単音演奏など、ニューウェイヴ的なサウンドになっています。これとソリッドなバンドサウンドと言うのは、当時のアメリカでも流行っていたサウンドであり、この辺は共通するものがあります。
カウボーイと言うバンド名ですので、カントリーをベースにしたアメリカンポップロックと言う事でありましょうか。流行りの音であろうとも揺るぎないのが彼のソングライティングでありますが、カバー曲も数曲あります。歌い方は癖が無いので、コステロのようなつかみ所が無いかもしれませんが、内容は全然負けていません。アイデアはいつも豊富であります。
Half A Boy And Half A Man