

70年のセカンドアルバムですが、2枚のアルバムしか残していませんので、これがラストアルバムになります。もう完全にプログレバンドになってしまっています。ギターソロはブルーノートなので
ブルースをベースにはしていますが、クラシックを融合させてポップになっています。もうクリムゾンが登場していますので、その影響はかなり大きかったと思います。でもやっている事は初期のプロコルハレムみたいです。
1. In the land of the Few
2. Seagull
3. Nobody's Talking
4. Why (How Now)
5. Farandole (from L'Arlesienne)
6. You Can't Reach Me
7. People, People
8. Mars
9. Sabre Dance
10. Think of Love
11. Seagull (single version)
12. Farandole (from L'Arlesienne) (single version)
13. In the Land of the Few
14. People, People (single version)
15. Sabre Dance (single version)
シングルヒットしたのがハチャトリアンの「剣の舞」をロックアレンジしてカバーしたSabre Danceです。その他にもビゼーのFarandole、ホルストの惑星からMarsをカバーしています。もう完全にプログレです。プログレバンドはうまいことクラシックとロックを融合させる事に成功していますが、このバンドはこの試行作品のままで終わっています。このまま続いていてればプログレバンドという認識されるバンドとして名前を残していたかもしれませんが、スタートが
ブルースバンドでしたので、その他のバンドみたいな扱いになっています。
後にDave Edmundsが名前を挙げるので、彼がいたバンドとして現在は知られていますが、ほとんど記憶に残らないようなバンドでした。当時としては面白かったのでしょうが、この後に作られるであろう作品を残していない事が惜しいと思います。Dave Edmundsはロックンロールをやりたかったようなので、この後はパブロックの代表格として活躍していきます。この時期はこうしたユニークなバンドが吐いて捨てるほど出現していましたので、その一つのバンドとして認識していればいいと思います。
Seagull