

77年の作品です。Wilko Johnsonの代わりにGypie Mayoが加入。Lee Brilleauxと一緒にオリジナル曲を書くようになります。Nick Loweのプロデュースで再起をかけてのアルバムになります。カバー曲も多く含まれていますが、リズム&
ブルース系の曲が多くなっています。Gypie Mayoの頑張りで何とかバンドの立て直しに試行し、Gypie Mayoが新しいDr. Feelgoodの顔になっていきます。
1. Ninety-Nine And A Half (Won't Do)
2. She's A Windup
3. I Thought I Had It Made
4. I Don't Wanna Know
5. That's It, I Quit
6. As Long As The Price Is Right
7. Hi-Rise
8. My Buddy Buddy Friends
9. Baby Jane
10. Blues Had A Baby And They Named It Rock 'N Roll
11. Looking Back
12. 60 Minutes Of Your Love
時代が時代だけにオリジナル曲にはパンク的なものになっていたります。それでも
ブルースロックバンドとしての性分も貫き、ここから新しいDr. Feelgoodの時代が始まっていきます。元々パンクみたいな演奏をしていた彼らですので、いつも通りの演奏をしていればいい訳ですが、少し気負っているところがあるのも確かです。Lee Brilleauxもギターを弾いてバンドの厚みを作っています。Gypie Mayoもスライドギターを弾きますが、これはWilko Johnsonには及びません。
しかし、Gypie Mayoの加入はバンドに新しく若い命を吹き込んでいます。同じ
ブルースロックでも少しファンキーだったり、パンキッシュだったり、激動のロンドンを生き抜くには充分な素材の加入となりました。Nick Loweはバンドの良さを引き出す事に徹して余計な事はしていません。パンクバンドにもパブロックの残党が無理矢理パンクバンドとして売り出されていたバンドもいましたので、その中では一番の実力者と言えるでしょう。
Ninety-Nine And A Half (Won't Do)