63年のアルバムです。ビートルズによってTwist & Shoutが有名になり、オリジナルのIsley Brothersもその宣伝効果にあやかろうと続編的なTwisting and Shoutingと言うタイトルを付けていますが、現在はTwisting and Shoutingと言うタイトルは無くなって、Complete UA Sessionsというタイトルで売られています。当時のシングル曲を集めたような形なので、初期のベストアルバムとか、この頃の作品は軽く見られています。
1. Surf and Shout
2. Please, Please, Please
3. She's the One
4. Tango
5. What'cha Gonna Do?
6. Stagger Lee
7. You'll Never Leave Him
8. Let's Go, Let's Go, Let's Go
9. She's Gone
10. Shake It With Me Baby
11. Long Tall Sally
12. Do the Twist
13. My Little Girl
14. Open up Her Eyes
15. Love Is a Wonderful Thing
16. Footprints in the Snow
17. Who's That Lady
18. Basement
19. Conch
プロデューサーのBert Bernsが良い仕事をしているのか、カバー曲が多いですが、アレンジが絶妙です。
ソウルミュージック、リズム&ブルースは所謂黄金のコード進行で作曲されているので、まずハズレがありません。曲自体が良いのです。そして踊り出したくなるリズム、これは当時の白人では再現が難しかったので黒人の専売特許でありました。しかし、ダンスフロアーに行けば黒人の
音楽が流れています。白人も巧く踊れる人は少なかったのですが、ダンスフロアーは軟派の場所でもあり、白人も夜な夜な出かける訳です。
そして白人によるサタデーナイトフィーバーが登場してディスコブームになると白人でも
ソウルミュージックを演奏するバンドが出てきて、徐々に白人と黒人の距離が縮まっていきます。この頃はまだ黒人が報われない時代ではありますが、素晴らしい
音楽が既に登場しています。まだまだ黒人に対する偏見や差別は強い時代ですが、良い
音楽は容易く垣根を超えて広まっていくのでありました。
音楽はそれだけの力を秘めているであります。
Please, Please, Please