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[20140102]

The Up EscalatorThe Up Escalator
(2003/11/25)
Graham Parker

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80年の作品で、このアルバムの後にバックのThe Rumourは解散となります。このアルバム時点で既にキーボードのBob Andrewsが脱退していたので、ゲストとしてNicky HopkinsやPeter Woodなどが参加しています。そして何といってもパーカーの憧れの人Bruce Springsteenがバックコーラスで参加してくれています。そしてプロデュースがSpringsteenでお馴染みのJimmy Iovineでありますから、パーカーにとっては夢のような顔ぶれになっています。

1. NO HOLDING BACK
2. DEVIL'S SIDEWALK
3. Stupefaction
4. Empty Lives
5. The Beating Of Another Heart
6. Endless Nights
7. Paralyzed
8. Manoeuvres
9. Jolie Jolie
10. Love Without Greed
11. Women In Charge
12. Hey Lord Don't Ask Me Questions

これまでのSpringsteen指向とニューウェイヴスタイルが見事に一つにまとまって、完成度の高い作品になっています。しかし、この融合はそのままコステロのスタイルに似てしまう事になりました。つまりコステロはデビュー当時からこのスタイルを既に身に付けていた事になります。二人ともパブロックが生み出した新しい才能に他なりません。二人ともニューウェイヴに乗っかった為、パブロックの枠からははみ出して世界中で支持されていきます。

攻撃性だけではなく、程よいポップさがパンクとは違う所です。演奏力が無い事に開き直ったパンクの時代は終わったのです。ここから破壊から構築の時代になっていきます。パブロックも新しい感性を持ったミュージシャンが出てきた事で、より多彩なミュージシャンがひしめき合っていきます。元々多彩な音楽性を持ったミュージシャンでしたから、音楽的にも深みがありますし、パンクについていけなかったロックファンも惹き付ける魅力があります。素晴らしい名盤です。

NO HOLDING BACK
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[20140102]

Squeezing Out Sparks & Live SparksSqueezing Out Sparks & Live Sparks
(2009/08/04)
Graham Parker

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79年の作品です。今回のプロデューサーはJack Nitzscheです。意外な顔合わせですが、アメリカンロックを愛していたパーカーにとってはニールヤングの名盤を創ったJack Nitzscheは憧れの人だったのでしょう。しかしサウンドは前作を継承したニューウェイヴスタイルになっています。ジョージャクソンはアルバムごとにスタイルを変えていましたが、パーカーはジョージャクソンのファーストの感じを継承しています。

1. Discovering Japan
2. Local Girls
3. Nobody Hurts You
4. You Can't Be Too Strong
5. Passion Is No Ordinary Word
6. Saturday Nite Is Dead
7. Love Gets You Twisted
8. Protection
9. Waiting For The Ufos
10. Don't Get Excited
11. Mercury Poisoning
12. I Want You Back

セックスピストルズの寿命があまりにも短かった為に、シーンの存続は残されたミュージシャンに委ねられました。パンクは生き様だという主張のもと、音楽性は多様化していきます。当時ロンドンで流行っていたレゲエやスカを取り入れたり、ダブまで追求したクラッシュ。ニューウェイヴもパンクによって破壊された既成概念から新しい方向性を模索していきます。ロックの再構築の始まりです。

パーカーもジョージャクソンやコステロを真似してはいますが、基本はスプリングスティーンのようなアメリカンロックをこの時代にも通用するように心を配っていると思います。その為にはJack Nitzscheはありがたい味方となった事でしょう。ここにきてGraham Parkerというミュージシャンのスタイルが固まったと言ってもいいくらいです。スプリングスティーンやコステロのように字余りな歌い方。元祖はボブディランですが、それをニューウェイヴに適応するように仕上げています。

Discovering Japan
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[20140102]

STICK TO MESTICK TO ME
(2001/08/14)
GRAHAM PARKER AND THE RUMOUR

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77年のアルバムです。再びNick Loweのプロデュースです。後輩のコステロが一気に売れたため、急遽彼もニューウェイヴ風の作風に変化しています。でもどちらかと言うとジョージャクソンタイプのスタイルになっています。基本はリズム&ブルースですから、それをニューウェイヴ風にするにはジョージャクソンの方が手本にし易かったのでしょう。そしてこの時期のお決まりのレゲエもあります。

1. Stick to Me
2. I'm Gonna Tear Your Playhouse Down
3. Problem Child
4. Soul on Ice
5. Clear Head
6. New York Shuffle
7. Watch the Moon Come Down
8. Thunder and Rain
9. Heat in Harlem
10. Raid

ニューウェイヴブームの中、方向転換したGraham Parkerも一気に人気に火がつきます。怒れる若者と言うイメージにぴったりのサウンド、スプリングスティーンもボーントゥラン以降変化していきますので、それに合わせているような感じもします。しかし流石にイギリスらしいサウンドになっています。もはやブームの発信地はロンドンになっていますので、この時期にアメリカを意識する必要は無くなっているのです。

アメリカから始まったパンクムーヴメントですが、当のアメリカはディスコが席巻していてバブルへと一直線の時代でしたが、失業率が高まったイギリスこそ怒れる若者で溢れ返していました。そんなイギリスでパンクの反逆性が増大して世界中に爆発しまくっていきます。New York Shuffleなどお馴染みの曲も出そろって、Graham Parkerも時の人となっていきます。もはやパブロックの域を出てしまった名盤です。

Stick to Me
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[20140102]

Heat TreatmentHeat Treatment
(1976/01/01)
Graham Parker

商品詳細を見る


76年のセカンドアルバムです。デビュー前からオリジナル曲を創りためていたのか、デビューアルバムから数ヶ月後にリリースされています。しかしNick Lowe はコステロの作品に取りかかっていたので、Robert John "Mutt" Langeがプロデュースしています。Back Door Loveのみファーストアルバム時に録音されていたみたいで、これだけNick Lowe がプロデュースしています。

1. Heat Treatment
2. That's What They All Say
3. Turned Up Too Late
4. Black Honey
5. Hotel Chambermaid
6. Pourin' It All Out
7. Back Door Love
8. Something You Are Going Through
9. Help Me Shake It
10. Fools' Gold

バックバンドであるThe Rumourのメンバーを紹介しておきます。キーボードのBob Andrews。ギターがBrinsley Schwarz とMartin Belmont、ドラムのSteve Goulding 、ベースがAndrew Bodnarの5人です。Graham Parkerはシンガーソングライターであり、全て彼のオリジナル曲になります。この辺がこれまで紹介してきたパブロックのミュージシャン達とは違う所です。コステロもそうですが、パブロックも第二期に入ってきていて、オリジナル曲を創れるミュージシャンが増えています。

音楽スタイルはロズム&ブルースを基本としたスプリングスティーンのようなストリートミュージックになっています。歌い方もスプリングスティーンを意識しているような所があります。パンクはアメリカで生まれています。その最初期に登場したパティスミスに曲を提供していたのがスプリングスティーンでしたので、この辺はパンクスピリッツが繋がっています。一番元祖となっているパンクはテレビジョンでありますが、その後のイギリスで爆発したパンクムーヴメントの方が印象が強いので、テレビジョンはニューウェイヴみたいなイメージを持たれています。しかし、本当のパンクバンドはテレビジョン、特にリチャードヘルがいた頃のテレヴィジョンであり、そういう意味ではGraham Parkerもパンクでもいいのだと思います。

Heat Treatment
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