

77年のアルバムです。彼らの代表曲でもあるFantasyを含む大ヒット作品です。これまでやってきた事が全て詰まっていながら、より完成度の高くなったFantasyは、これどEW&Fといえるくらい彼らのスタイルを完成させた曲であり、簡潔なポップソングとしてまとめられていますが、誰も真似出来ないくらい独自の
音楽性を持っています。ライトフュージョンな
ファンク、
ソウルミュージックでありながらもA.O.R.とラテンのリズムを絡めたアレンジが絶妙に合わさって単なるダンスミュージックとは違う独自の世界観を持たせています。
1. Serpentine Fire
2. Fantasy
3. In The Marketplace (Interlude)
4. Jupiter
5. Love's Holiday
6. Brazilian Rhyme (Interlude)
7. I'll Write A Song For You
8. Magic Mind
9. Runnin'
10. Brazilian Rhyme (Interlude)
11. Be Ever Wonderful
12. Would You Mind (Demo Version Of Love's Holiday)
13. Runnin' (Original Hollywood Mix)
14. Brazilian Rhyme (Live)
EW&Fと言えばピラミッドと言う印象をもたらしているのはジャケットであり、神秘的な宇宙をイメージさせる邦題も彼らのイメージ戦略に加担しています。ブラジルでもA.O.R.なスタイルが流行っていて、それを取り入れたBrazilian Rhymeなども秀逸で、海外ではSerpentine Fireの方がシングルヒットしていますgあ、日本ではFantasyの方がヒットしています。当時はライブ映像もテレビで放映されていましたので、シングル以外のJupiterも印象強く残っています。全てに行き届いたアレンジの巧妙さがアルバム全体としての完成度を高めています。
特に日本で大きなブレイクのきっかけとなったアルバムでもあり、ディスコブームも手伝っていますが、それまで馴染みの無かった
ソウル、
ファンクミュージックがお茶の間レベルまで浸透するくらい親しまれました。80年代の米米クラブにも影響を与えてると思います。洗練されていて汗臭くなく、中性的な
ファンクは日本d目尾親しみ易かったのだと思います。ブラスアレンジも単純でありながらも効果的な使い方は勉強になりますし、適度に複雑で、適度に単純明快なポップスとしては理想的な仕上がりになっていると思います。名盤です。
Serpentine Fire