

2007年の映画
音楽です。ウディ・アレン監督の映画でアメリカ人のアレンですが、イギリス資本でロンドンを舞台にした映画を創っています。初期の頃は皮肉めいた映画を創っていましたが、この頃になると結構シリアスな作品を創るようになっています。
音楽もそれに合わせてシリアスな雰囲気を持っています。
1. Cassandra's Dream
2. Buying the Boat
3. Sailing
4. The Cockney Brothers
5. A Drive in the Country
6. Angela
7. Howard's Request/In the Apt.
8. The Pursuit & Murder in the Park
9. Suspicion
10. The Plot Unravels
11. Death on the Boat
12. Cassandra's Dream Finale
重厚なオーケストラ、アルペジオによる
ミニマル、いつものグラスらしい作品です。手法はいつもと同じなので、後は映像から受ける印象によって作曲しているようです。それは即興に近い創作なのかもしれません。だからこそ、これだけ連発して映画
音楽を創れる訳です。しかし、続けて聴くとさすがにワンパターンのようにも感じます。
交響曲シリーズが素晴らしかっただけに映画
音楽の方は手を抜いているような印象が無い訳ではありませんが、それでもこれだけの内容になっているのだから凄いです。ある程度手法が確定しているので、あとは題材だけの問題のようで、映画
音楽としては申し分ありませんが、何か新鮮さに欠けるように感じるのは贅沢でしょうか。
Cassandra's Dream