75年のアルバムです。Eddie Jobsonはアルバム1枚だけで脱退してしまって、オリジナルメンバーで再結成となったのですが、結局Darryl Wayだけが残って、ギターはMick Jacques、ドラムは当時Sonja Kristinaと結婚していて、後にポリスに参加する事になるStewart Copelandになっています。ゲストで元キャラバンのJohn G. Perryがベース、キーボードにPeter Wood、バックコーラスにDerek Damainが参加しています。
1. Woman On A One Night Stand
2. Day Breaks My Heart
3. The Fool
4. Pipe Of Dreams
5. Orange Street Blues
6. Dance Of Love
7. Midnight Wire
プログレ色が少し後退して、ロック的というか、リズム&ブルース色が強くなっています。女性ボーカルと言う事で、ジャニスジョップリン辺りを意識していいたのでしょうか。Sonja Kristinaはソウルフルな歌い方になっています。サザンロックみたいなアレンジを情緒的に演奏しています。Darryl WayのバイオリンはEddie Jobsonとは違うスタイルで、ケルティックなスタイルも持っているようです。
Stewart Copeland のドラミングはそれほど巧いと言う印象はありませんが、ポリス以降の片鱗は見せています。初期の頃、
プログレ化してからのスタイルとも違う、新しいカーヴドエアーの誕生です。曲の終わり方が中途半端になっているのが気になりますが、コンパクトにまとめて仰々しい
プログレから脱却してようとしているみたいです。プロフェッショナルな演奏は安心して聴いていられます。
Woman On A One Night Stand