

奇才Arthur Brown率いるCrazy World of Arthur Brownです。まだサイケ感覚が残っているアートロックになっています。火の点いた蝋燭を中に入れたマスクを被って歌うなど、Arthur Brownのパフォーマンスで一躍有名になりました。シングルカットされたFIREが大ヒットしましたが、ヒットはこれのみで一発屋的な存在ですが、唯一アルバムを残していて、これがサイケの名盤になっています。
ディスク:11. PRELUDE NIGHTMARE
2. FANFARE FIRE POEM
3. FIRE
4. COME AND BUY
5. TIME CONFUSION
6. I PUT A SPELL ON YOU
7. SPONTANEOUS APPLE CREATION
8. REST CURE
9. I'VE GOT MONEY
10. CHILD OF MY KINGDOM
ディスク:21. DEVIL S GRIP
2. GIVE HIM A FLOWER
3. MUSIC MAN
4. FIRE
5. PRELUDE NIGHTMARE
6. FANFARE FIRE POEM
7. FIRE
8. COME AND BUY
9. TIME - CONFUSION
10. BRIAN MATTHEW INTERVIEW
11. FIRE POEM FIRE
12. COME AND BUY
13. NIGHTMAR
最近ではオリジナルアルバムにシングルのみだった曲をプラスしてリリースされています。プロデュースはKit Lambert ですが、Pete Townshend も手伝っています。このバンドがいまだにロックファンに忘れられていない理由の一つとしてCarl Palmerが参加していた事がある事です。奇想天外なパフォーマンスで、イギリスではキースムーン並みの変わり者として記憶されています。少し黒魔術的なイメージも持っていますが、実際はどうだったかは不明です。
急に裏返ったファルセットで叫ぶ様はUriah HeepのDavid Byronに影響を与えていると思います。アリスクーパーも彼のパフォーマンスに影響を受けています。この後に控えるハードロックやグラムロックの大きなヒントを与えた人としてとても重要な人物だと思います。FIRE以外が儀式的なサイケロックでありますので、他の曲はヒットしていませんが、アルバムの中で、このFIREへの繋ぎ方など、見事な構成になっています。70年代ロックの礎となった名盤です。
Full Album