

80年に再結成されてからの作品です。ギターのJohn Du Cannが復帰して、キーボードのVincent Crane、ドラムのPreston Heymanの三人体勢です。ネオヘヴィメタブームとなっていた事もあって、ギターを中心にしたハードロックになっています。ヘヴィメタにはなっていません。John Du Cannのギタースタイルはリッチーの影響があるようで、レインボーみたいになっています。
1. They Took Control of You
2. She's My Woman
3. He Did it Again
4. Where's the Show
5. In the Shadows
6. Do You Know Who's Looking for You?
7. Don't Lose Your Mind
8. Watch Out
9. I Can't Stand It
10. Lost in Space
11. Throw Your Life Away
12. Broken Window
Atomic Roosterのセカンドアルバムはヘヴィメタみたいになっていて、それに近い感じでしょうか、John Du Cann はボーカルも担当していますが、これが迫力のないもので、残念な感じになってしまっています。ギターも80年代風のハードロックサウンドにしていますが、いかんせんノーマルなストラトのサウンドは迫力に欠けます。これにオルガンが絡まってパープルやレインボーみたいな感じにしたかったのでしょうが、ボーカルの弱さが目立ってしまいます。
パワーの無いボーカルはどちらかというとグラムロック系の歌い方になっています。時代的にはニューウェイヴっぽいと言った方が良いのかもしれませんが、これにハードロックのアレンジはあいません。きちんと自分達を把握していればグラムロック路線でいけばニューウェイヴにも対応出来たでしょうが、ニューウェイヴにもなっていません。オールドウェイヴなハードロックなのですが、そうするとボーカルの力不足を感じますので、この復活でも売れていません。
They Took Control of You